こんばんは、オヤジです。
世界遺産の街ルアンパバーンを悠然と流れるナムカン川。その河畔に佇む「タマリンド(Tamarind)」は、ラオス料理のクッキングスクールも開催するルアンパバーン屈指の人気レストランです。
今回の記事では、タマリンドについてレポートします。
タマリンドについて
タマリンドはGoogleマップの口コミで★4.4の評価を得る人気のレストランです。
ラオス料理の味や作法を初めて体験する人向けのメニューから、より本格的な食材、食感、味付けにこだわった伝統料理まで、幅広く楽しむことができます。
ラオス料理と言っても馴染みがない方が多いと思いますので、タマリンドのWEBサイトの説明よりラオス料理の特徴を抜粋します。
ラオス料理はタイ料理と混同されがちですが、実は異なる特徴を持ちます。イサーン地方の料理にはラオスの影響が見られるものの、レストランによってはラオス料理ではないものが提供されることもあり、誤解が生じることも。最大の違いは主食で、ラオスではもち米が基本。手で食べることで、料理の味が引き立ちます。一方、タイ料理はココナッツミルクや炒め物が多く、蒸し米と合うように作られているのが特徴です。このように、両者には明確な違いがあります。
タマリンドの基本情報とロケーション
タマリンドはナムカン川沿いに位置しています。
コロナ前の口コミでは、ディナーは予約しないと入れないということでしたが、ルアンパバーンはコロナ禍からの回復が遅れているのか、私たちが訪問した時は予約無しでも入ることができました。
- 基本情報
- 地図
住所 | V4VR+VMF, Kingkitsarath Rd, Luang Prabang, Laos |
電話番号 | +85671213128 |
WEBサイト | https://www.tamarindlaos.com/ |
営業時間 | 11:00 - 22:00 |
定休日 | 月曜日 |
支払方法 | 現金、クレジットカード(手数料がプラス) |
Googleマップでは日曜日定休となっており間違っています。最新情報は必ずオフィシャルサイトでご確認ください。
心地よい空間
店内は、落ち着いた雰囲気と伝統的なラオスの装飾が特徴です。

オープンエアの席があり、メコン川の景色を眺めながら食事を楽しめます。木製のテーブルや椅子が温かみを感じさせ、ナチュラルな雰囲気を演出。照明は柔らかく、リラックスした空間が広がっており、ラオス料理の体験をより特別なものにしてくれる魅力的なレストランです。
看板メニューで味わうラオスの食文化
ラオス料理を初めて経験する場合は代表的なラオス料理が楽しめるセットメニューがおすすめです。
私たちは、セットメニュー「Luang Prabang Tasting Platter」と、どうしても食べたかった「Stuffed Lemon Grass 」を注文しました。
それではそれぞれの料理を写真とともにご紹介します。
バンブーチップス
お通し的な位置づけでしょうか。まずは竹のチップスが提供されました。


タケノコの風味は感じませんが、ほどよい塩味が効いており、ビアラオとの相性は抜群です。
Stuffed Lemon Grass
続いてStuffed Lemon Grassが提供されました。

香り高いレモングラスで包まれたチキン料理は、ハーブの爽やかな香りと鶏肉の旨みが見事に調和し、絶品でした。
少し食べづらいのが難点ですが、スタッフの方が食べ方を丁寧に説明してくれるので心配ありません。
Luang Prabang Tasting Platter
いよいよメインの「Luang Prabang Tasting Platter」です。含まれる料理は下記の5品に加えライスです。
- 川海苔のおつまみ(カイペン)
- ルアンパバーン名物のバッファローの皮入りスパイシー甘辛チリペースト(ジェオ・ボン)
- 鶏肉、ナス、チリウッド、地元野菜を使ったルアンパバーンの郷土料理「とろみスープ」(オ・ラーム)
- ルアンパバーン風ポークソーセージ(サイウア)
- 地元野菜の蒸し物 ゴマとハーブ添え(スープ・パク)

写真の左上から反時計回りで「地元野菜の蒸し物 ゴマとハーブ添え」、「ルアンパバーン風ポークソーセージ」、「川海苔のおつまみ」、「鶏肉、ナス、チリウッド、地元野菜を使ったルアンパバーンの郷土料理「とろみスープ」、そしてスプーンに入っているのが、「ルアンパバーン名物のバッファローの皮入りスパイシー甘辛チリペースト」です。
今まで食べたことのない味覚のオンパレードでしたが、どれも美味しく、大満足でした。
見た目以上にボリュームがあり、妻とそれぞれ注文しようとしましたが、スタッフの方から「1つをシェアで十分」とアドバイスをもらい、1つにして正解でした!
気なるお値段ですが、上記に加えビアラオ1本とレモングラスティー1杯で合計370,000キープ(約2,590円)でした。
クッキングスクール
タマリンドでは、ラオス料理を学べるクッキングスクールを開催しています。
まずは地元の市場を訪れ、食材の選び方やラオスの食文化を学んだ後、郊外のオープンエアのキッチンで本格的な料理体験ができます。
メニューには「カイペン(川海苔のおつまみ)」や「オ・ラーム(とろみスープ)」など、伝統的なラオス料理が含まれ、講師の指導のもとで作る楽しさを味わえます。
レッスンの最後には、自分で作った料理を味わいながら、ラオスの食文化を深く体験できます。料理初心者でも参加しやすく、観光客に人気のアクティビティです。
料金はひとり$32〜で、タマリンドのWEBサイトから予約可能です。
まとめ
タマリンドは単なるレストランを超えて、クッキングスクールの開催などを通しラオスの食文化を伝える存在となっています。伝統を守りながらも革新を恐れない姿勢は、多くの人々をラオス料理の魅力的な世界へと導いています。
ナムカン川の穏やかな流れを眺めながら味わう料理は、ルアンパバーン観光の忘れられない思い出となることでしょう。
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