こんにちは。オヤジです。
ついに、ずっと行きたかった台北の必見スポット故宮博物院に行くことができました。
今回の記事では、故宮博物院への行き方や見どころについて分かりやすくご紹介します。
故宮博物院について
故宮博物院の正式名称は「国立故宮博物院」で、英語名称は"National Palace Museum"です。 ルーブル美術館、エルミタージュ美術館、メトロポリタン美術館と合わせて世界4大美術館と称されることもある台北の必見スポットです。
館内には宋、元、明、清王朝の歴代宮廷が所有した宝物を中心に約60万点以上が収蔵されており、そのうち約6,000~8,000点の作品が常時展示されています。
展示物は定期的に入れ替えられているので、何度行っても楽しめる博物館と言われています。
中国の至宝が台湾にあるのは、中国最後の清王朝が崩壊後、北京の「紫禁城(しきんじょう)」に保管されていた歴代王朝の宝物が中華民国(国民党政府)に継承され、第2次世界大戦後の内戦で国民党政府が敗北し、台湾へ逃亡することとなり、その際に宝物も一緒に台湾に渡ったためです。
故宮博物院には分館として嘉義に「国立故宮博物院南部院区」がありますが、この記事では台北市の北部院についてご紹介します。
営業時間と入場料
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日 |
入場料 | NT$350(約1,575円) *年齢が18歳未満の方、お身体の不自由な方、及び付き添いの方一人は国籍を問わず無料です。 |
故宮博物院への行き方
故宮博物院の立地
住所 | No. 221, Sec 2, Zhi Shan Rd, Shilin District, Taipei City, Taiwan 111 |
電話番号 | +886 2 2881 2021 |
WEBサイト | https://www.npm.gov.tw |
MRTとバスの場合
MRTとバスを乗り継いで行く方法が最も安く行ける方法です。私のホテルの最寄駅の行天宮からはNT$40 (約180円、MRT:NT$25、バス:NT$15)でした。所要時間は乗り換え時間を含めて35分ほどです。
MRTで淡水信義線(レッドライン)の士林駅まで行きます。
士林駅に着きましたら、1番出口をでてまっすぐ進みます。
途中、故宮博物院行きのバス停の案内もあります。
しばらく歩くと大通りに出ますが、交差点の右手にバス停があります。
故宮博物院へのバス路線はいくつかありますが、バスにより降車場所が異なります。
- 本館地下1階バス停:紅30
- 故宮博物院入口階段下バス停:300、304、815
- 故宮博物院向かいのバス停:255、小18、小19、市民小巴1
一番近くに停車するのは紅30ですが、その他のバスもバス停から故宮博物院の入口までは歩いて5分もかからないので、階段を昇り、門をくぐり抜け故宮博物院を眺めながら歩くのもワクワクして楽しいです。
故宮博物院はとにかく広く、一通り回るとかなり疲れますので、帰りにバスを利用される場合は、博物院の地下1階から乗れる紅30バスの利用をおすすめします。
MRTやバスの乗り方は下記の記事をご参照ください。
Uberの場合
私は故宮博物院からの帰路にUberを利用しました。パイナップルケーキで有名な民生公園のサニーヒルズまで、所要時間は17分で料金はNT$304(約1,370円)でした。
故宮博物院ではUberのピックアップポイントとして、地下1階と階段下のバス停付近の2か所が指定されています。台北を代表する観光スポットであるため、Uberは常に近くを走っており、需要の高い時期・時間帯を除いては、数分で手配できるでしょう。
台北のUber事情に関しては、下記の記事をご覧ください。
タクシーの場合
タクシーの場合、台北駅からは20分ほどで、料金は日本円で1,500円ほどです。MRTの士林駅からもタクシーを利用することができます。
帰路に関しては、故宮博物院の地下1階にあるインフォメーションデスクでタクシーを手配してもらう事ができます。
タクシーのピックアップポイントも地下1階です。
チケットの購入方法
故宮博物院の1階の入口から入ってすぐ右手に自動券売機があります。また、有人のチケットカウンターも利用可能です。
並ぶのが嫌な場合は国立故宮博物院のチケット販売サイトで事前に購入することもできます
また、オプションツアーを取り扱っているkkdayを通じても購入可能です。価格はチケット販売サイトと同じですが、kkdayのサポートを受けられるため安心です。
【kkday】国立故宮博物院入場チケット|事前予約でスムーズに入場(台湾・博物館)私はkkdayで事前にチケットを購入しました。入場ゲートでアプリかメールで送られてくるQRコードをかざすだけで、待ち時間ゼロで入場できます。
見どころ
故宮博物院には膨大な量の宝物が展示されていますので、全部しっかり見ようと思うと1日では足りません。また、何を見れば良いのか迷われると思いますが、オフィシャルサイトが必見ルートを4つ紹介してくれていますので、初めての場合は、そちらを参考にして回るのが良いと思います。
故宮博物院がおすすめする4つのルート
ルート名 | 所要時間 | おすすめポイント |
---|---|---|
必見ルートⅠ | 約60分 | 様々なタイプの文物に興味があり、それらの文物を通して、中国の歴史の移り変わりを感じたい方におすすめ。 16点の展示物が含まれます。 |
必見ルートⅡ | 約100分 | 様々なタイプの文物に興味があり、それらの文物を通して、中国の歴史の移り変わりを感じたい方におすすめ。 26点の展示物が含まれます。 |
皇帝の玩具箱 | 約30分 | 非常に貴重な愛玩文物に興味があり、また文物を通じて昔の宮廷生活の用具について理解を深めたい方におすすめ。 |
楽しいお宝探し | 約80分 | 故宮博物院で人気の高い動画を中心に、親子、家族、先生、学生に。故宮の豊富なデジタル資源を活用して、関連する知識を習得できます。 |
必見宝物
代表的な宝物を写真とともにご紹介します。
肉形石
3F 展示室 302
故宮博物院の中でも翠玉白菜と並び最も有名な宝物です。清朝時代に作られたとされています。
写真はボケていますが、実物は本当に豚の角煮のようでした。
毛公鼎
3F 展示室 305
西周晩期の青銅製の礼器です。
鼎の内側には500字にもおよぶ銘文が刻まれており、世界最長の銘文をもつ美術品として知られています。
珊瑚魁星点斗盆景
1F 展示室 106
翠玉鰲魚の上に珊瑚を彫刻した魁星が北斗七星を右手で高く掲げて立つ盆景です。
とても迫力があり印象に残った作品です。
北宋白瓷嬰兒枕
2F 展示室 205
北宋時代に作られた嬰児の形をした白磁の枕です。嬰児の背中が頭をのせる所です。
宋の時代の名窯である定窯で作られました。
「白菜は?」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、私が訪れたときは嘉義の「国立故宮博物院南部院区」に出張中でした。
まとめ
故宮博物院は本当に広く、数多くの素晴らしい作品が目白押しです。この記事を参考にしていただき、皆さんのお気に入りの宝物を見つけていただければ幸いです。
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