こんばんは。オヤジです。
11月の韓国旅行の一番の目的は世界遺産 水原華城(スウォンファソン)を訪れることでした。水原華城は韓国の城郭建築史上最も卓越した建築物と評される必見スポットです。
今回の記事では、ソウルから1時間で行ける世界遺産 水原華城の見どころや効率的な回り方をご紹介します。
水原華城について
水原華城は朝鮮王朝第22代王正祖(チョンジョ)の命により1796年に完成しました。
正祖は無実の罪で処刑された父の御陵を建てるため、風水で最高の地として水原を選び、水原華城を理想都市として築きました。
遷都の計画もありましたが、実行の直前に正祖が病で亡くなり、最終的に遷都されることはありませんでした。
水原華城は韓国の城郭建築史上最も卓越した建築物と評価されています。第2次世界大戦や朝鮮戦争で大部分が破壊されましたが、「華城城役儀軌」という詳細な築城記録の原本が残されており、それにも基づき建造物の復元・修復が行われたため、申請性が認められ1997年に世界遺産に登録されました。
水原駅から水原華城への行き方
ソウル、仁川国際空港から水原までの行き方は、下記の記事を参考にしてください。
ここでは水原駅から水原華城への行き方をご紹介します。
初めて水原華城に行かれる場合は、まずはインフォメーションセンターに立ち寄ってください。
インフォメーションセンターは地下鉄の4番出口のすぐそばにあります。高速バスを利用した場合は、降車場から進行方向に数十秒歩くと右手にあります。
水原駅から水原華城へは11番と13番バスで行くことができます。
水原華城見学のスタート地点となる八達門(パルダルムン)停車場は5つ目です。交通状況にもよりますが、10分程度で到着します。
住所 | 780 Jeongjo-ro, Paldallo 2(i)-ga, Paldal-gu, Suwon-si, Gyeonggi-do |
水原華城の営業時間と入場料
水原華城の営業時間・休日は下記のとおりです。
営業時間 | 3~11月=9:00~18:00 12~2月=9:00~17:00 *最終入場は終了時間の30分前 |
休日 | なし |
料金は水原華城への入場料のほか、華城行宮の見学に別料金がかかります。
それぞれの料金は下記のとおりです。
水原華城 | 大人=1,000ウォン(約95円) 中高生=700ウォン(約67円) 4歳〜小学生=500ウォン(約48円) |
華城行宮 | 大人=1,500ウォン(約143円) 中高生=10,00ウォン(約95円) 4歳〜小学生=700ウォン(約67円) |
水原華城は決まった出入り口がなく、どこからでも入れます。
チケット売場は城内に点在していますので、チケット売場を見つけたらチケットを購入してください。チケットを購入するとシールをくれますので、それを服の目立つところに貼っておいてください。
華城内は自由に回れますが、ところどころにチケットをチェックする人が立っています。
水原華城の回り方
八達門をスタート地点に反時計回りに回るコースがおすすめです。
バスを降りると正面に八達門があります。
八達門の右手には栄洞市場がありますので、そちらの方向に進みます。栄洞市場には多くのレストランがありますので、お昼前に訪れて市場で昼食をとった後に水原華城を見学するのもおすすめです。
栄洞市場を過ぎ、池洞市場の入口手前を左手に進みます。
左手には城壁があります。城壁の手前右側に上に登る道がありますが、そこから登ると城壁の内側に入れませんので、城壁をくぐり左手にある階段から城壁に登ります。
城壁の内側です。後は、城壁に沿って進めば、水原華城を一周することができます。
水原華城は全長約5.7kmあり、徒歩ですべて回ると4,5時間はかかります。その上、特に西側にはかなり急な坂を登る必要があり、結構体力を消耗します。時間や体力に応じて、一部をカットしたり、華城列車を利用してうまく回ってください。
次の章で水原華城の見どころをご紹介しますので、ご自身のプランを考えてください。
水原華城の見どころ
四大門
水原華城には四大門と呼ばれる東の蒼龍門、西の華西門、南の八達門、北の長安門があります。
八達門(パルダルムン)
南の正門である八達門はすでにふれたとおり水原華城観光のスタート地点となります。
こちらは内側から見た八達門です。個人的には4つの門のうち、外側から見た八達門が一番印象に残りました。
残念ながら他の門と違い、中に入ることはできません。
蒼龍門(チャンニョンムン)
反時計周りに城壁沿いにしばらく歩くと東門である蒼龍門が見えてきます。
蒼龍門は他の四大門と比較すると新しくやや地味な印象です。
内側の装飾からも他の門よりも新しい印象を受けます。
蒼龍門からは練武場や華城列車乗り場に行くこともできます。
長安門(チャンアンムン)
次に出会う四大門は長安門です。
長安門は北の正門という位置づけになっていますので、八達門同様屋根が2層になっています。
内側の装飾も鮮やかです。
華西門(ファソムン)
四大門の最後は華西門です。
この門が一番古いのではないでしょうか。
内部の装飾も年季が入っています。
四大門のうち正門である八達門と長安門は屋根が2層になっていますが、他の2つの門は1層です。そのため、蒼龍門と華西門は地味な印象になっています。
華虹門(ファフォンムン)
四大門とならび見逃せないのが華虹門です。
北水門と呼ばれる華虹門は水原華城で一番美しい門と言われています。虹のような7つのアーチ型の水門から華虹門と名付けられたそうです。
私が行った時には水量が少なかったのが残念でした。
訪花随柳亭(パンファスリュジョン)
訪花随柳亭(東北角楼)は見張り台や兵士の休憩所として使用されていました。
上の写真の左にある楼が訪花随柳亭です。訪花随柳亭からは水原市を360度見渡すことができます。
個人的には訪花随柳亭の下に広がる景色が気に入りました。
華城行宮(ファソンヘングン)
華城行宮は韓流ドラマのロケ地としても有名な人気スポットです。そのためか、華城行宮への入場は別途料金がかかります。
行宮とは王が水原に来た時に泊まるために建てられた仮宮殿のことです。
中はとても広くて綺麗です。まさに韓流ドラマというスポットです。
水原華城の地図
ご紹介した見どころの位置を水原華城の地図で確認します。
赤丸が四大門です。緑丸が華虹門、青丸が訪花随柳亭、黄色の四角が華城行宮です。
地図で見ると東〜北側に見どころが集中しているのがわかると思います。
時間と体力があれば、華西門を見た後に西側を周り華城行宮に行くコース、ショートカットする場合は華西門から直接華城行宮に行けば時間と体力を節約することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私が訪問したときは天候も非常によく、城郭や建物を満喫しただけではなく、散策コースとしても楽しむことができました。
ソウルからわずか1時間で訪問することができますので、ソウル旅行の際にはぜひ水原華城まで足を伸ばしてください。
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