こんばんは。オヤジです。
バンコクには2つの国際空港があります。以前の記事にまとめたLCCが就航するドンムアン国際空港とフルサービスキャリアが就航するスワンナプーム国際空港です。2019年7月のバンコク出張では、ANAを利用しましたので、スワンナプーム国際空港の発着です。
今回の記事ではスワンナプーム国際空港のガイドをお伝えします。
2024年8月にスワンナプーム国際空港を再訪しましたので、最新の情報にアップデートしました。
スワンナプーム国際空港について
スワンナプーム国際空港はバンコク市内から約32kmの距離にある世界最大規模の国際空港です。敷地面積は成田空港の何と約3倍もあります。開港は2006年9月です。
ドイツ人建築家のヘルムート・ヤーンによる設計で、空港ターミナルビルをひとつにする「ワンフロア戦略」により搭乗や乗り継ぎも便利な構造になっています。
余談ですが、スワンナプームはサンスクリット語で「黄金の土地」を意味します。
スワンナプーム国際空港の構造
スワンナプーム国際空港の構造は以下のようになっています。
フロア | 施設 |
6階 | レストラン |
5階 | セキュリティチェック、航空会社オフィス |
4階 | チェックインカウンター、出国審査 |
3階 | 出発ロビー、ラウンジ、レストラン、免税店などのショップ |
2階 | 入国審査、到着ロビー、税関、バゲージクレーム、ボーディングブリッジ、乗り継ぎロビー |
1階 | バス、タクシー乗り場、フードコート |
地下 | エアポートレールリンク駅 |
また、スワンナプーム国際空港には7つのコンコースがあります。
コンコース | 航空会社 |
AB | タイ国内線 |
CD | タイ国際航空、スターアライアンス加盟航空会社 |
EFG | 主にワンワールド・スカイチーム加盟の航空連合、タイ国際航空、エバー航空 |
かなり広いですが、案内板の通りに進めば問題ないと思います。
到着から入国まで
到着フロアは2階です。
到着しましたら、案内板を頼りにイミグレーションに向かいます。
黄色い表示は乗り継ぎ、青い表示がイミグレーションとバゲージクレームになっていますので、入国の際は青い文字を目印にしてください。
ドンムアン空港はすべてが黄色い文字でしたので、この点は違いがあります。
到着ゲートにもよりますが、イミグレーションまではかなり距離があり、10分程度は歩くと思います。
イミグレーションは3箇所ありますが、全て混雑していますので、近くのイミグレーションを選べば問題ないです。
ここから先は撮影禁止ですので写真はここまで。
イミグレーションは私が利用したときは、すべてのレーンが「All passports」となっており、タイ在住者と旅行者の区別は特にありませんでした。
イミグレーションでは、入国カードとパスポートを提示します。普通はほとんど質問されることはありません。入国審査時に出国カードを返却されますので、なくさないように保管してください。
最近タイの入国審査が厳しくなっているそうです。長期滞在や入出国を繰り返していると多くの質問を受けたり、別室に連れて行かれることもあるそうです。
入国カードは2022年7月2日の入国より廃止されました。
入国審査が終わりましたら、奥のバゲージクレームに進みます。
非常に多くの荷物受け取りレーンがありますので、ご自身の便の荷物がどのレーンから出てくるか確認してください。
両替所やSIMカード売り場がありますので、荷物を待っている間に両替やSIMカードの購入もできます。
到着ロビー非制限エリアのSIMカード売場は非常に混雑しますので、SIMカードを購入される場合は、制限エリアで購入されることをおすすめします。
手荷物を受け取りましたら非制限エリアに出ます。
出口も何箇所かありますが、近くの出口から出れば問題ありません。
非制限エリアはいつも多くの人で溢れかえっています。
各出口には番号が振られていますので、待ち合わせなどの場合は、出口の番号を確認しておけば良いでしょう。
出国の流れについて
チェックインカウンターは4階にあります。タクシーや車で空港に来た場合は、4階に到着しますので、入口から入るとすぐにチェックインカウンターがあります。
ANAもJALも3時間前からチェックインが可能になります。
チェックイン後は、手荷物検査のためひとつ上の5階に昇ります。
奥に見える「Fast Track」はビジネスクラス以上の搭乗者向けで、4階で手荷物検査及び、出国検査を受けることができます。
手荷物検査は撮影禁止ですので、写真はありませんが、手荷物検査後、出国審査のためエスカレーターで再び4階に降ります。
出国審査では、入国審査時に返却された出国カードとパスポート、搭乗券を渡します。
両替/フリーWi-Fi / SIMカード売場
両替
タイバーツへの両替は日本でおこなうよりもバンコクでおこなった方がお得です。
スワンナプーム国際空港は、いたるところに両替所とATMがありますので、両替に困ることはないと思います。他の空港同様、スワンナプーム国際空港も両替のレートはよくありませんので、両替派の方は最低限のみを両替し、市内で残りを両替してください。
参考までに市内での両替は「SUPRERICH THAILAND」がレートが良くおすすめです。SUPERRICHE THAILANDは市内のモールなどに窓口があります。詳細は公式サイトをご覧ください。
私はATM派なのですが、タイのATMは日本円で決済させようとする銀行が多いのでご注意ください。必ず「Without Conversion」というボタンを選び、現地通貨で決済してください。
日本円で決済すると銀行がレートを決められるため、ボッタクリレートになります。
フリーWi-Fi
スワンナプーム国際空港では3つのアクセスポイントが利用可能です。
いずれも大手携帯キャリアが提供しています。
ここでは「@AirportAISFreeWiFi」を例に利用方法をご説明しますが、他のアクセスポイントの利用方法は同様です。
- 「Register」ボタンを押します。
- 「Name」、「Last Name」、「Password Number」、「Mobile Number」を入力します。携帯電話の番号は日本の電話番号で問題ありません。
- 下のチェックボックスにチェックを入れ「Register」ボタンを押します。
- Wifiアカウントは登録されたEメールに送られたというメッセージが出ますが、メールアドレスは登録していないので、気にせず「Confirm」ボタンを押します。
*Usernameは再接続の際に必要になりますので、画面キャプチャをとっておいてください。
- 接続完了です。赤枠で囲ったところは残り時間です。
スワンナプーム国際空港のFree Wi-Fiは2時間までしか接続することができません。もし2時間以上接続する時は、別のアクセスポイントを利用すれば問題ありません。
速度は計測しませんでしたが十分な速度が出ていました。
SIMカード売場
スワンナプーム国際空港でも現地SIMカードを購入することができます。
入国の説明時に触れたように制限エリアでも購入可能ですし、もちろん制限エリアでも可能です。
写真のTrueの他、AIS、dtacタイの3大キャリアのSIMカードはすべてスワンナプーム国際空港で購入可能です。
プランを選び、パスポートを渡せば設定までショップのスタッフの方がやってくれます。
現地での購入が不安な方は、日本で購入できる周遊SIMカード AIR SIMがおすすめです。
私もスワンナプーム国際空港のSIM売場は非常に混雑するので、最近はAIR SIMを利用しています。
3日間の4G データ通信のプランでUS$5.99と格安でした。
ホテル送迎ピックアップポイント
2024年8月に利用した際は、深夜スワンナプーム国際空港着でした。
2024年1月のドンムアンでの経験から、タクシーやGrabを捕まえるのに時間がかかるのではないかと思い、ホテルに送迎をお願いしました。
ホテルにかかわらず送迎ポイントは到着フロアの5番出口前にあります。
多くのホテルのサインが表示されています。ホテルごとに係員が決まっているわけでないようですので、近くにいるスタッフの方に声をかければ大丈夫です。
スタッフの方がドライバーと連絡を取り、車まで案内してくれます。
スワンナプーム国際空港の施設
スワンナプーム国際空港の施設は非常に充実しています。3階の出発ロビーには免税店とブランドショップがモールのように並んでいます。
お土産ショップの品揃えも良いので、私はバンコク訪問の際には、お土産はいつも空港で購入しています。
スワンナプームもドンムアンもほとんどのショップがKing Powerによって経営されているため、ワンパターンになりがちなので、最近は市内のスーパーでお土産を買っています。
まとめ
スワンナプーム国際空港はバンコクの空の玄関口とも言える存在ですので、サービス、施設とも非常に充実しています。
反面、非常に大きくて分かりづらい空港ですので、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
バンコクのもう一つの空港であるドンムアン空港については下記の記事をご参照ください。
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