こんばんは、オヤジです。
2024年10月の韓国・清州旅行の際には韓ドラのロケ地として有名になったスアムゴルに行ってきました。スアムゴルは、ロケ地であるだけでなく、壁画やおしゃれなカフェ、清州市内を一望できる絶景スポットとしても魅力的な場所です。
今回の記事ではスアムゴルの魅力についてお届けします。
スアムゴルについて
スアムゴル(寿岩谷/수암골/Suamgol)は、韓国中部の都市、清州(チョンジュ)市にある小高い丘に形成された独特な雰囲気を持つ集落です。
朝鮮戦争後に避難民が住み着いてできた場所で、かつては寂れた町並みでしたが、2007年に始まった公共美術プロジェクトによって、街の至る所に可愛らしく華やかな壁画が描かれ、活気を取り戻しました。「思い出を路地旅行」というテーマのもと、庶民の生活を描いた壁画は、訪れる人々に温かい気持ちを与えます。
その後、人気韓国ドラマのロケ地となり、一躍有名になりました。
ソ・ジソプ主演の『カインとアベル』(SBS・2009年)や、ユン・シユン、ユジン(元SES)主演の『製パン王キム・タック』(KBS2 ・2010年)、そして『栄光の才人』などの舞台となったことで、清州市民だけでなく、遠方からも多くの観光客やカップルが訪れる人気の観光・デートスポットとなっています。
スアムゴルは、単なるロケ地、壁画村としてだけでなく、清州市内を一望できる絶景ポイントとしても魅力があります。牛岩山(ウアムサン)の中腹に位置するため、特に夕日が沈む頃の景色は格別です。
また、ドラマのセットを利用した飲食店や眺めの良いカフェなども点在しており、散策の合間に休憩するのに最適です。
ロケーションとアクセス
ロケーション
住所 | 81-12 Su-dong, Sangdang-gu, Cheongju-si, Chungcheongbuk-do |
電話番号 | +82-43-200-2231~4(清州市文化観光課) |
営業時間 | 住民への配慮から21:00以降の訪問は避けること。 |
アクセス
バスの場合
Uam Elementary School(牛岩小学校/우암초등학교)かBangadari (방아다리)が最寄りのバス停。様々なバス路線が通っていますので、実際のルートはGoogleマップや Naverマップなどで調べてください。
バス停から牛岩小学校の路地を約15分ほど歩くと到着します。
タクシーの場合
運転手さんに「スアムゴル(수암골)」と伝えれば、ほとんどの場合迷うことなく到着できます。案内所の近くで降ろされることが多いようです。
清州高速バスターミナルからの場合、タクシーで約15分です。
韓国でのタクシーの利用は「k.ride」の利用が便利です。
見どころ
スアムゴルはそれほど広くないので、1時間もあればゆっくりと見て回ることができます。
坂道が多いので、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
壁画
スアムゴルの最大の魅力は、街の至る所に描かれた多様な壁画です。

2007年の公共美術プロジェクト以来、地元の芸術家や学生たちが「思い出を路地旅行」というテーマで、人々の日常や懐かしい風景を色鮮やかに描き出しました。


蓮の花や道化師の虎、ひよこを連れた鶏など、様々なモチーフの壁画が路地を彩り、歩いているだけで楽しい気分になります。村の人の似顔絵が描かれた壁画もあり、温かい雰囲気が漂っています。
スアムゴルの路地を歩いていると、壁画だけでなく、昔ながらの家並みや狭い路地、生活感あふれる風景に出会えます。
人がひとり通るのがやっとの狭い道、家の前に置かれたネギやサンチュの植木鉢など、都会では見られないノスタルジックな光景が広がっています。


壁画を見る際は、「Suamgol Mural Village」という案内を目印にしてください。上の右の写真の案内の下に階段がありますので、降りるとそこは壁画村です。
ロケ地めぐり
ドラマファンにとっては、ロケ地巡りは大きな楽しみの一つです。

パルボンベーカリー(팔봉제빵점)。『製パン王キム・タック』の舞台となったパン屋です。「麦棒パン」というドラマに登場したパンが今も販売されており、お土産にも人気です。ドラマの看板や写真なども飾られており、ファンにとってはたまらない場所でしょう。

その他にも『カインとアベル』や『栄光のジェイン』のロケ地でもあり、ドラマの中で重要なシーンが撮影された場所も点在しています。
展望台
スアムゴルの一番高い場所には展望台が設けられており、ここからは清州市内を一望することができます。

特に夕暮れ時には、街がオレンジ色に染まり、美しい景色を眺めることができ、多くの観光客が訪れる絶景スポットとなっています。
展望台からの眺望は、賑やかな壁画村とは対照的に、静かで穏やかな時間を感じさせてくれます。
カフェ通り
近年、スアムゴルは眺めの良いカフェが集まるカフェ通りとしても人気を集めています。

小高い丘の上にあるため、どのお店からも清州の街並みを一望できるのが魅力です。特にテラス席やルーフトップ席は人気で、開放的な空間で景色を眺めながら、ゆったりとカフェタイムを楽しむことができます。

私たちは「OHJI(オジ)」というカフェに行きました。

コンクリートの打ちっ放しの店内は非常におしゃれで、ドリンクやケーキ、パンも非常にクオリティが高くおすすめのカフェです。
住所 | Chungcheongbuk-do, Cheongju-si, Sangdang-gu, Su-dong, 81-155 OHJI |
電話番号 | +8250713295611 |
営業日 | 10:30〜23:59 |
休業日 | なし |
スアムゴルのカフェは夜遅くまで営業しているため、夜景を楽しむのもおすすめです。昼間とはまた違ったロマンチックな雰囲気を味わうことができるでしょう。
まとめ
スアムゴルは、単なる壁画が描かれた観光地ではなく、歴史と文化、そして人々の温かい気持ちが息づく魅力的な場所です。朝鮮戦争後の避難民たちが築き上げた集落が、アートの力により生まれ変わり、今では多くの人々が訪れる観光名所となりました。
可愛らしい壁画を巡る散策、ドラマのロケ地巡り、そして清州市内を一望できる絶景。さらに、眺めの良いカフェでの休憩と、様々な楽しみ方ができるのがスアムゴルの魅力です。特に、夕暮れ時から夜にかけての雰囲気は格別で、訪れる人々の心に深い印象を残すでしょう。
清州を訪れた際には、ぜひスアムゴル壁画村に足を運び、ノスタルジックな雰囲気とアートが織りなす特別な空間を体験してみてください。きっと、心に残る素敵な思い出となるはずです。
コメント