こんばんは、オヤジです。
2024年の年末から2025年の年始にかけ、深圳とマレーシアのマラッカに行ってきました。その際に利用したのは、スターアライアンスに加盟している深圳航空のエコノミークラスです。リーズナブルな価格でサービスも良く、思った以上に快適でした。
今回の記事では、深圳航空エコノミークラスの搭乗記をお届けします。
深圳航空について
深圳航空(Shenzhen Airlines)は、中国広東省深圳市に本社を置く大手航空会社で、1993年に運航を開始しました。
2009年に中国国際航空(Air China)の子会社になったことから、2012年にスターアライアンスにも正式加盟し、現在ではアジア全域に320以上の路線を展開し、約190機を保有しています。
深圳宝安国際空港をハブとし、広州や南京などにも焦点空港を構えています。
日本路線も強化しており、東京・名古屋・大阪・札幌などへの定期便を運航中です。
コストパフォーマンスの高さや広範なネットワークが評価されています。
成田空港でのチェックイン
成田空港では第1ターミナルを利用しています。

私が利用したZH652便はF21-25カウンターでした。

チェックインは2時間半前開始ですが、その時点で既に長蛇の列ができていることが多いため、早めに並ぶことをおすすめします。
カウンターが搭乗口側にあるため、やや分かりづらいのですが、搭乗手続き開始前には、深圳航空という札を持った人が立っていると思いますので、そちらに並んでください。
スターアライアンスのステータスをお持ちの方は、ビジネスクラスカウンターでチェックインが可能ですのでその列には並ばないようご注意ください。

私は一般の列に並んでしまい、カウンターまであと数名というところでスターアライアンスゴールド用の列があることに気づきました。
以下は、経由便のみに該当する情報です。
私は最終目的地がクアラルンプールでしたので、マレーシアのMCDAに登録されたか確認されました。もし、最終目的地が深圳以外でオンライン入国カードを提出する必要がある国に行く場合は、念の為搭乗手続き前に提出をしておいたほうが安心です。
クアラルンプール便の場合、チケットは深圳-クアラルンプール便も発行され、スルーバッゲージが基本のようです。私は深圳で23時間のトランジットがあり観光を予定していたため、入国して荷物を深圳で受け取りたい旨を伝えると、理由を尋ねられましたが、問題なく深圳で荷物を受け取ることができました。
また、チェックイン時にラウンジはANAラウンジかユナイテッドクラブを利用ができる旨案内がありました。私はユナイテッドクラブを利用しました。
現在でしたら、ターキッシュエアラインズのラウンジも利用できると思います。

成田空港ではスターアライアンスゴールドメンバーはGold Trackを利用できますので、保安検査は非常にスムーズでした。
深圳国際空港でのチェックイン
深圳国際空港でのチェックインは3時間前から可能です。スターアライアンスゴールドメンバーはビジネスクラスのカウンターでチェックイン可能です。
私は航空券は成田で発券されていましたので、預け入れ荷物の手続きのみを行いました。
ラウンジの案内はありませんでしたが、深圳航空のラウンジを利用できます。バウチャー等はなく、航空券とパスポートを受付で渡すだけで利用可能です。
深圳国際空港では乗り継ぎも体験しましたが、後日別記事でご紹介したいと思います。
クアラルンプール国際空港でのチェックイン
クアラルンプール国際空港では3時間前からチェックインが開始されます。
復路は深圳での乗り継ぎの時間があまりありませんでしたので、スルーバゲージでお願いしました。チケットは両区間のものがもらえます。幸運なことに、クアラルンプール - 深圳間は足元の広いプレミアムエコノミークラス(エクストラレッグルーム)にアップグレードされました。
アサインされたラウンジはPlaza Premium Loungeです。バウチャーを渡されますので、受付で航空券を提示する際に渡す必要があります。
深圳便はサテライトからの発着になりますが、Plaza Premium Loungeは搭乗口のあるサテライトではなく、コンタクトピアにありますので、ご注意ください。
機材とアメニティ
機材とアメニティを一覧でまとめます。4路線乗りましたが、すべて同じ機材・レイアウトでした。
使用機材 | Boeing 737-800 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約76cm(エコノミークラス) 約88cm(プレミアムエコノミークラス) |
シート幅 | 約43cm |
ヘッドレスト | なし |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニター | なし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | なし |
電源 | なし |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | あり(スターアライアンスゴールド特典) |
スリッパ | なし |
機内の様子
前方がビジネスクラスになっています。


その後ろの赤い座席がプレミアムエコノミークラスで、通常のエコノミークラスは青い座席です。

シート幅、シートピッチとも広くはありませんが、ナローボディの機材としては標準的でしょうか。基本的にエコノミークラスにはブランケットは用意されていませんが、スターアライアンスゴールドメンバーにはブランケットが用意されています。また、ゴールドメンバーには水もあらかじめ席に用意されています。
ブランケットは客室乗務員に頼めば借りられますし、ミネラルウォーターも後で配られますので、上級会員の特典としては微妙ですが、あらかじめ用意されているという特別感は嬉しい気配りだと感じました。
クアラルンプール - 深圳便はプレミアムエコノミークラスにアップグレードされました。
シート幅はエコノミークラスと変わりませんが、シートピッチは広く足元は広々としており快適でした。
シートピッチと座席の色以外のプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスとの違いは、ブランケット、ミネラルウォーターがあらかじめ用意されていることだけでした(スターアライアンにゴールドメンバーと同じサービス)。
乗客はどの便も90%くらいが中華系の方です。欧米人もほとんどおらず、日本人も復路では数名見かけましたが、往路は確認できませんでした。

余談ですが、深圳国際空港への着陸の直前に高層ビル群を右手に見ることができるのですが、近未来的な景色で感動的でした。
機内食
2024年12月31日 ZH652便
2種類から選べましたが、チキンとチャーハンを選択しました。

全体的に美味しかったですが、特にチャーハンは想像以上に美味しくちょっとした驚きでした。
2025年1月1日 ZH333便
深夜便で搭乗前に食事を済ませていましたので、寝るために機内食はパスしました。
2025年1月4日 ZH334便
この便はクアラルンプールを4:30AM発だったため、意識が朦朧としており、機内食がなかったのかパスしたのか記憶にありませんが、機内食は食べていません。
2025年1月4日 ZH651便
ポークとビーフから選択できましたが、ポークを選びました。

往路のチャーハンが美味しかったので、復路も期待していたのですが、機内食としては標準的なクオリティでした。フルーツはバナナが丸ごと1本でした。。。
やはり外資系でも、日本発の機内食の方がクオリティは高いように感じました。
サービス
スターアライアンスのゴールドメンバーであってもエコノミークラス利用の場合は、特別なサービスがないことが多いのですが、深圳航空の場合は、ブランケットとミネラルウォーターが席にあらかじめ用意されています。また、キャビン・アテンダントさんが必ず挨拶にいらっしゃいました。
ちょっとしたことですが、これは嬉しい心配りです。
スタッフの方は、ゴールドメンバーに対してだけでなく、全ての方に親切に対応しており、サービスレベルは非常に高いと思います。
中国系の航空会社はキャビン・アテンダントの方が英語を話せないケースが多いのですが、深圳航空のキャビン・アテンダントの方は全員が英語を話せたため、その点でも安心して利用できました。
機内アナウンスは中国語と英語のみで、日本路線でも日本語はありませんでした。
料金と航空券の予約
私は深圳航空のオフィシャルサイトから予約しました。中華系の航空会社を予約する時はトリップドットコムを使うことが多いのですが、価格差が結構あったため、オフィシャルサイトを利用しました。
座席指定やANAのマイレージ番号の登録もオフィシャルサイトから可能です。
私が利用した時は、オフィシャルサイトは非常に使いづらかったのですが、今確認するとリニューアルされており、使いやすくなっていました。

細かい時間の変更があり、深圳航空から何度かメールが送られてきましたが、タイトルが「flight cancelled (航班取消)」となっているものがあり、フライト自体がキャンセルになったと思い非常に焦りました。本文を読むと時間変更であることが分かるのですが。。。
料金は68,010円です。年末年始ということを考慮にいれると、かなりオトクな料金だと思います。
その上、積算率が50%でANAマイルが3,408マイルたまりました。
まとめ
深圳航空のエコノミークラスは、リーズナブルな価格ながらサービスも充実しており、快適なフライトを体験できました。
スターアライアンス加盟による特典や、機内サービスの丁寧さも好印象で、中国系航空会社に不安がある方にもおすすめできる選択肢です。コストパフォーマンスの高い旅が楽しめます。
コメント