こんばんは。オヤジです。
香港旅行に欠かせないアイテムと言えばオクトパスカード（八達通）です。
オクトパスカードは、交通機関の利用のみならず、コンビニ等のショップやレストランでも利用でき、香港旅行には欠かせない存在となっています。
そして、近年ではスマホアプリであるモバイルオクトパスが登場し、その利便性をさらに高めています。
オクトパスカードについて
オクトパスカードは元々、香港の公共交通機関での支払いを簡略化するために1997年9月に導入されました。その後、コンビニや飲食店などでも利用可能となり、その用途は広がりました。
オクトパスカードが利用できる主な交通機関・場所は下記のとおりです。
- 交通機関
- その他
- MRT
- バス
- 一部のミニバス
- トラム
- スター・フェリー
- ピーク・トラム
- エアポート・エクスプレス
- 一部のタクシー
- コンビニエンスストアー
- スーパー
- ファストフード
- スターバックス
- 多くのレストラン
- 多くのショップ
- 映画館など
現在ではスマートフォンアプリも登場し、ますます便利になっています。
現在、Android版の登録には香港の電話番号が必要ですので、この記事でのアプリについての解説はiPhone版についてです。
オクトパスカードの購入方法とチャージ方法
購入方法
オクトパスカードは空港やMRT、コンビニエンスストアで購入可能です。
購入時にはデポジットHK$50と初回最低チャージ額HK$100、トータルHK$150が必要です。
初めての利用の場合は、空港で購入することになると思いますが、エアポート・エクスプレスの窓口やその近くにある自動販売機で購入することができます。
ツーリスト用のオクトパスカードもあり、購入代金としてHK$39かかりますがデポジットは不要です。
kkdayを利用することで、ツーリスト用オクトパスカードを予約することが可能です。あらかじめHK$50がチャージされています。
利用方法は下記のとおりです。
- kkdayのWEBサイトで購入する
- バウチャーが送られてくる
- 香港国際空港到着ホールAカウンター13番でバウチャーのQRコードを見せ、オクトパスカードを引き換える
チャージ方法
チャージはエアポート・エクスプレスやMRTの窓口、コンビニで可能です。
MRTの駅にはチャージ用の機械（増値機）が設置されていますので、そちらでもチャージすることが可能です。
香港ではチャージのことをTop Upといいますので、窓口でチャージする場合は、オクトパスカードとチャージしたい金額を渡し「Top up please」と言えば大丈夫です。
モバイルオクトパスのインストールとチャージ方法
インストール
モバイルオクトパスの設定は非常に簡単ですですが、気をつける点があります。
iPhoneのウォレットにもオクトパスがありますが、そちらは日本からは登録できません。アップストアで"Octopus for Tourists"を選択しインストールしてください。
アップストアには"Octopus 八達通"というアプリもありますので、間違えないよう気をつけてください。
- アプリをダウンロードしましたら、表示される画面で"Start"をタップします。
- 次のページで"Sing in with Apple"をタップし、Apple IDを使ってサインインします。
- 次のページで"Adult"を選択します。オクトパスカードをすでにお持ちでモバイルオクトパスに残高を移行したい場合は"Transfer Physical Octopus Card"を選択します。
- Terms and Conditionsを確認します。
- "I have read and agreed to be bound by Terms and Conditions"にレチェックを入れ、"Next"をタップします。
- 次の画面で"Select"をタップし、Payment Method"と"Payment Currency"を登録します。
- 合計金額が選択した通貨で表示されますので、問題がなければ"Pay with Apple Pay"をタップします。
- "Contacting the Card Issuer...."が表示されます。
- 途中、Terms and Conditionsが表示されますので、"Agree"をタップします。
- 再び"Contacting the Card Issuer...."が表示され、しばらく待つと支払いが完了し、右のページが表示されますので、"Done"をタップします。
モバイルオクトパスの設定が完了すると、ウォレットにも追加されます。
チャージ方法
Octopusのアプリを開きます。
- "Top Up"をタップします。
- 次のページでチャージしたい金額を入力し、"Payment Method"の横の"Select"をタップします。
- 支払い方法を選びます。
- "Top Up with Apple Pay"をタップします。
キャプチャの金額がHK$50になっていますが、アプリの場合、実際の最低チャージ額はHK＄100です。
オクトパスカードの利用方法
オクトパスカードの利用方法は物理カードもアプリも同様で、オレンジ色の専用の読み取り機にかざすだけです。
モバイル版はアプリを立ち上げる必要はなく、スマホをかざすだけで利用できますので、非常に利便性が高いです。
オクトパスカードの返金方法
オクトパスカードは返金可能です。物理カードとアプリで返金方法が異なりますので、それぞれについて解説します。
オクトパスカード
物理カードの返金はMTRや空港のエアポート・エクスプレスのカウンターで可能です。
窓口で"Refund Please"といえば大丈夫です。
残金とデポジットのHK$50が払い戻されます。
発行後90日以内に返金もしくは5回以内の利用の場合は、HK$11か残額の1％の高い方の手数料がかかります。
ツーリスト用のオクトパスカードはデポジットがありませんので、残額が返金されます。
モバイルオクトパス
モバイルオクトパスはアプリから返金の手続きができます。
- アプリの"Settings"をタップします。
- 次の画面で"Refund Card"をタップします。
- その後は画面の指示に従って返金手続きをします。
チャージに利用したクレジットカードに数週間後に返金されます。
発行後90日以内に返金もしくは5回以内の利用の場合は、オクトパスカードと同様に手数料がかかります。
モバイルオクトパスのメリットとデメリット
メリット
- 日本にいながら準備することができる
- クレジットカードでチャージでき、完全キャッシュレス化が可能
- 残高や利用履歴がアプリで確認可能
- 返金手続きが簡単。日本からも返金可能
デメリット
- スマートフォンのバッテリーが切れると利用できない（アプリではバッテリーが切れても利用できることがあると記載されているが不明）
- 2回目以降の最低チャージ金額がHK$100（物理カードはHK$50）
- クレジットカード決済がエラーになることがある
- アプリが日本語に対応していない
まとめ
公共交通機関の利用から日常の買い物まで、幅広いシーンで活躍するオクトパスカードは、香港旅行に欠かせない便利なアイテムです。
モバイルオクトパスの登場により更に利便性が向上しました。
モバイルオクトパスは日本語に対応していない等のデメリットはありますが、日本にいながら準備や返金ができるなどデメリットを上回るメリットがあります。
ぜひ、香港旅行の際にはモバイルオクトパスのご利用を検討してください。
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