こんばんは、ムスコです。
お金のない貧乏学生にとって、節約できる代表例は宿と夜行バス。
宿は基本的にドミトリールームに泊まり、移動するときは宿代&時間を節約できる夜行バス。プライベートもなければ疲れも取れにくいものの代表例としてもあげられるかのしれませんが、やはり重宝せざるを得ません。
さて、本日はその中の一つ、ベトナムのバスについてご紹介したいと思います。
ベトナムの主要なバス会社
ベトナムはかなりバスが盛んな国で数多くのバス会社が存在しますが、それぞれ特徴があるので、主要なバス会社を特徴ごとにいくつかピックアップしたいと思います。
バス会社 | 特徴 |
シン・ツーリスト | ベトナムで最も有名なバス会社。ネット予約もできる、ベトナムのバス会社の中では最も信頼できるバス会社。乗客の大半は外国人であるため、スタッフも英語が通じ、旅行者に大人気。逆にあまりにも人気なため人気路線の当日予約はほぼ不可能。あらかじめネットなどで予約しておく必要あり。 |
ハン・カフェ | 外国人向けのもう一つのバス会社と言えばハン・カフェ。シン・ツーリストに比べると人気は劣るが、このバス会社のスタッフも英語が通じるため旅行者にとって使いやすいバス会社。シン・ツーリストと違って、ハン・カフェは人気路線でも当日予約はしやすい。ただし、シン・ツーリストに比べると少々サービスの質は落ちる。 |
VIPバス | 私のリサーチ不足かもしれないが、ベトナムのVIPバスはホーチミン発着のものしか基本的にない。サービスという観点に目を向けると、素晴らしいの一言に尽きる。値段はおよそ40万ドンと通常のバスの2倍の値段となっているが、日本円に換算するとおよそ2千円。ほぼ個室同様でバスにも関わらずあまり疲れがたまらない。かなりオススメのバスだ。ただし、乗客の大半はベトナム人でスタッフもあまり英語が通じないのが難点。 |
その他のバス会社 | これはVeReXeなどで予約の取れる、乗客の大半がベトナム人のバスのことを指す。値段は意外にもシン・ツーリストやハン・カフェと変わらず、下手をするとこちらのバスの方が高い路線もある。バス会社のスタッフは英語が通じないことがほとんどであり、ピックアップポイントも地元住民でないと分かりにくいところに設定されていることが多い。上記のバス会社で予約を取れなかったときを除いて使うことをオススメしないバス会社である。 |
予約方法
予約方法はバス会社ごとにいくつかあるのでそれぞれ紹介したいと思います。
シン・ツーリスト
シン・ツーリストの予約方法は主に2つ。ネット予約とシン・ツーリストのオフィスでの予約です。それぞれの予約方法を説明したいと思います。
ネット予約
ネット予約も2つあります。ホームページからの予約と12 GO Asiaというサイトからの予約です。まずはホームページからの予約方法を説明します。
初めにThe Sihn Touristのホームページに入ります。ホームページに入ると「OPEN BUS」という場所があり、そこから予約できます。
「Popular Bus」という場所をクリックすると色々な地名が出てくるので、自分の出発地を選択します。すると上記のように路線と出発時間が表示されるので、自分が乗りたいバスを選択します。
上記のような画面が出てきたら、日程や人数の調整が可能になります。準備ができたら「Add to cart」をクリックして決済に進みます。
注意して欲しいのは、一度上記の画面に行ってしまうと日付の変更はできても出発時間の変更はできないということです。1日に一本しか出ていないバスなら良いのですが、1日に何本も出ているバスの路線の予約を取る際には出発時間をきちんと確認してから進みましょう。
次に、「12 GO asia」というサイトからの予約方法を紹介しますが、シン・ツーリストに関してはこちらのサイトはほとんど使わないと思います。
確かに日本語表示があるという点は、日本人の利用者にとっては大きな利点かもしれませんが、シン・ツーリストのホームページから予約するときに比べ値段が高めに設定されています。
例えば上記のフエーハノイ路線の場合
- シンツーリストのホームページ→219,000VDN(約1000円)
- 12 GO asia→1540円
となっています。
というわけで、もしシン・ツーリストのバスの予約をしたい方はシン・ツーリストのホームページから予約をしましょう。
現地のオフィスでの予約
シン・ツーリストのオフィスはバスの発着地であれば必ずあります。また、大体6:00amくらいからオープンしているため、予約は早い段階から可能です。
ただし上記でも書いた通り、人気路線の当日予約はほぼ不可能に近いです。
ムスコはニャチャンーホイアン路線を予約しようと思い、朝の7時にオフィスに行って予約を取ろうとしましたがすでに満席でした。
また、フエーハノイ路線は余裕を持って前日に予約を取ろうとしましたが、前日でも満席のため取れず。
このことからもシン・ツーリストの人気が伺えます。
唯一取れた路線がホイアンーフエ(早朝バス)で、これは前日に予約をしました。ただし、当日にはやはり完売になっていました。
つまり、シン・ツーリストの当日予約はほぼ不可能ということです。シン・ツーリストを利用したい方はあらかじめネットで予約をしておきましょう。
ハン・カフェ
ハン・カフェもネットでの予約と現地のオフィスでの予約が可能です。ここではネットでの予約方法のみを紹介します。
ハンカフェにも一応ホームページは存在します。が、全く予約の仕方が分かりませんでした(Hanh cafeのホームページ)。
一応英語のサイト表記も可能ですが、英語表記にしてもベトナム語ばかりで正直全く分かりません。そもそもホームページから予約ができないのかもしれません。
ですので、ハン・カフェを予約する場合は、先ほど紹介した「12 GO asia」といいうサイトを利用します。
サイトに入ると、発着地の入力ができるので検索すると、次のようなページに行きます。
購入を押すと、個人情報とクレジットカードを入力する欄が出てくるので入力して決済します。
しばらくすると予約確認書がメールで送られてきます。
そのメールに添付されているPDFが予約確認書になります。
あとは、これを当日バス会社に行ってバウチャーと交換してもらうだけです。
ちなみに、ハン・カフェもオフィスでの予約は可能ですが、シンツーリストほどでなくても当日予約は満席になっている可能性が高いです。一方で前日で結構な確率で予約できるので、現地で予約したい方は前日までに予約をしましょう。
VIPバス
次にご紹介するのはVIPバスです。このVIPバスは、私がリサーチしたところホーチミン発着のバスのみ存在します。
さて、VIPバスは大変人気なため、事前にネットで予約することが必須となります。その際に使用するサイトがVeXeReという予約サイト。
このサイトでは、ベトナム中のバス会社の予約ができます(ただし、シン・ツーリストやハン・カフェのような一部のバス会社は電話のみの予約となる)。
さて、VIPバスは座席数が20〜22と書かれていてLimousine(リムジン)の文字があるものとなります。あと、VIPの文字も。
「Photos」からはバスの内装を見ることができます。
一つ注意して欲しいのが、「View Seats」と書かれたものがオンライン予約が可能で、「Book」と書かれたものは電話予約のみしか受け付けていないということです。
「View Seats」をクリックすると予約画面に移ります。
が、「Book」の方はこの画面が出てこず、電話番号のみが表示されます。
私のような一般的な旅行者の場合は電話での予約はほぼ不可能に近いので、実際に予約できるのは「View Seats」と書かれたバス会社のみとなるので注意しましょう。
支払いを終えると、メールでこのような予約確認書が送られてくるので、あとは当日バス会社に行ってバウチャーと交換してもらえば大丈夫です。
ちなみに予約する前にピックアップポイントは確認しておいたほうが良いです。とんでもないところがピックアップポイントになっていることもあるので注意が必要です。ピックアップポイントは予約画面の「DEPARTURE」の「Boaring Point」から確認可能です(VIPバスの2枚目の写真を参照)。
その他のバス会社
ムスコがここで指すその他のバス会社は上記で挙げたバス会社以外の、VeXeReで予約の取れるバス会社のことを指します。
ですが、一番初めに説明した通り残りのバス会社はオススメしません。その理由としては、
- ピックアップポイントが分かりにくい
- ベトナム人向けのバス会社のため外国人のケアがあまりできていない
- バス会社のスタッフがほとんど英語を話せない
- 乗客の質があまり良くない
- 色々と大変な割にはシン・ツーリストなどと値段がほとんが変わらない
という点です。
これらのバス会社を利用するのは個人的にシン・ツーリストとハン・カフェの予約が取れなかった時に限ると思います。
もしこれらのバス会社を利用せざるを得ない時は必ず、
- WhatAppなどを使って予約サイトとの連絡手段を確保しておく
- 直接ピックアップポイントに行くことになっていても必ずバス会社に立ち寄る
という点です。
私はHa Linhというバス会社を使って本当に苦労しました。
言い方を変えれば、VeXeReはVIPバスを除いて利用するべきではないということです。
ベトナムでオススメするバス会社
さて、ずらずらとバス会社の予約方法を紹介してきましたが、利用するべきバス会社をランキング化するなら
- シン・ツーリスト
- ハン・カフェ
となります。というより、この二つのバス会社以外はなるべく利用しない方が良いです。
もちろん先ほど紹介したVIPバスは除きます。
しかしながら、上の二つのバス会社が利用できないという状況下を除けばその他のバス会社は使うべきではありません。一般的な外国人には難易度が高すぎます。
一方で、シン・ツーリストとハン・カフェはほとんど変わりません。ただ、若干シン・ツーリストの方がサービスが良かったので最初の選択肢としてシン・ツーリスト、次の選択肢としてハン・カフェとするのが良いでしょう。
実際にベトナムで夜行バスに乗ろうとしている方は当記事を是非参考にしてみてください。
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