こんばんは。オヤジです。
9月のエルニドへの弾丸旅行の際には、マニラのニノイ・アキノ国際航空で国際線から国内線への乗り継ぎを行いました。
ニノイ・アキノ国際空港はターミナル間のアクセスが良くない上に、国内線は航空会社により使用しているターミナルが分かれており、非常に分かりづらいです。
今回はニノイ・アキノ国際空港での入出国の流れから国際線と国内線の乗り継ぎ方法までを含めてニノイ・アキノ国際空港について分かりやすくお伝えします。
ニノイ・アキノ国際空港について
ニノイ・アキノ国際空港(略称:NAIA)はフィリピン航空とセブ・パシフィック航空がハブ空港とするマニラの空の玄関口です。
以前はマニラ国際空港と呼ばれていましたが、1983年8月21日に空港内で射殺されたベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員を記念して改称されました。
都心から約5kmと好立地ですが、鉄道が乗り入れていなかったり、近辺の道路が慢性的に渋滞しているなどインフラ面の整備はよくありません。
ニノイ・アキノ国際空港の構造
ニノイ・アキノ国際空港は4つのターミナルから構成されています。
- ターミナル1(国際線専用)
- ターミナル2(フィリピン航空および子会社PAL エクスプレス専用ー国際線、国内線)
- ターミナル3(国際線・国内線)
- ターミナル4(国内線専用)
上記の地図のように各ターミナル間が離れている上に、ターミナル1とターミナル2の間を除くと徒歩での移動はできないため、シャトルバスかエアポートタクシーを使って移動する必要があります。
日本に就航している航空会社の発着ターミナルは下記になります。
- JAL=ターミナル1
- ANA=ターミナル3
- ジェットスター・ジャパン=ターミナル1
- フィリピン航空=ターミナル2
- セブ・パシフィック=ターミナル3
- エアアジア・フィリピン=ターミナル3
ターミナル1
入国の流れ
到着しましたら、案内板の「Immigration」を目印に進んでください。
とは言ってもBaggage ClaimもCustomsも当然全てImmigrationと同じ方向ですが…
午前着の便がすくないのか、私が訪れた時はかなり空いていました。
ターミナル1はさほど広くはありませんので、数分歩くとイミグレーションに到着します。
イミグレーションでは入国カード、パスポート、搭乗券を係員に渡します。WEBでは税関申告書が必要という書き込みも見かけますが、下記の該当者以外は記入不要です。
- 生きた動物、植物、魚、それらの加工品を所持している場合
- 50,000ペソ以上のフィリピン紙幣・硬貨、小切手、郵便為替、
その他フィリピン銀行が発行したペソに替えられる金券を所持している場 - 10,000USドルまたは相当額を超える外貨を所持している場合
- 輸入制限品(VCD、DVD、通信機器、トランシーバー等)を所持している場合
- 販売目的の宝石、電子製品、広告宣伝用商品、商品の見本を所持している場合
入国審査自体は非常に簡単で、係員からの質問もありませんでした。
入国審査を終えて奥に進むと手荷物受取所があります。
荷物を受け取ったあとは、「Nothing to Declare」の出口から非制限エリアにでます。「Filipinos」と「Non-Filipinos」に分かれていますが、こちらは気にしなくても大丈夫です。
この日の制限エリアは非常に空いていました。
本来であれば写真をもっと撮りたかったのですが、今回はJAL便遅延の影響で、国内便に間に合うかどうかの瀬戸際でしたので、小走りで空港内を抜けるしかありませんでした…
出国の流れ
ニノイ・アキノ国際空港は誰でも空港内に入れるわけではありません。その日に飛行機に登場する人しか入ることができません。
入口に係員がいますので、係員に航空券かeチケットを見せて中に入ります。
航空会社のチェックインは3時間前からになりますが、非制限エリアにはショップやレストランがほとんど無いので、あまり早く着いてもやることがありません。
チェックインの際の注意点ですが、機内持ち込み荷物として傘(折り畳み傘)が禁止されています。
私は旅行の際にはいつも折り畳み傘を持参しているのですが、今回は預け入れ荷物がなかったので、没収されました。
イミグレーションでは出国カードはありませんので、パスポートと航空券を提出するだけで大丈夫です。
出国審査後に保安検査場で持ち込み荷物のチェックを受けて出国手続き完了です。
ニノイ・アキノ国際空港ではゲートに入る際にも手荷物検査がありますので、少し早めにゲートに向かうことをおすすめします。
フリーWi-Fi
ニノイ・アキノ国際空港でもフリーWi-Fiは利用可能です。
アクセスポイントは「Free Google Station: SmartWiFi」を選択します。
アクスポイントに接続するとこの画面が表示されますので、「Start」ボタンをタップします。
「CONNECT」ボタンをタップすると広告が表示されます。
Googleらしく広告モデルでフリーWi-Fiを運営しています。
ターミナル1の施設
ターミナル1も制限エリアに入ると免税ショップやブランド・ショップ、レストランがありますが、あまり充実しているとは言えません。
前回マニラに行った時にドライマンゴーを購入しましたが、マニラ市内での価格に比べてかなり高かったので、お土産は市内で購入することをおすすめします。
いつもでしたら、ATMや両替所、SIMカード売場の情報をお伝えしていますが、今回は利用したJAL便が4時間遅延したため、乗り継ぎの時間が1時間弱しか無く、入国審査後は小走りでターミナル1を抜けたためチェックする時間がありませんでした。次回の訪問時に情報を追加しますね。
ターミナル1とターミナル4(国内線)の移動方法
すでに触れたようにニノイ・アキノ国際空港はターミナル間の移動が不便です。
無料のシャトルバスかタクシー、Grabを使う必要があります。
私はターミナル1からターミナル4はタクシー、ターミナル4からターミナル1はバスを利用しました。
タクシー
まず、タクシーの利用方法ですが、ターミナル1の出口を出て左手にタクシーカウンターがありますので、そこで行き先を告げてチケット(メモ)をもらいます。
その後、タクシーに乗り込みメモを渡します。
支払いは降車時にタクシーの運転手に直接支払いますので、タクシーカウンターがどのような役割を果たしているかは謎です。
マニラのタクシーの運転手の質はお世辞にも良いとは言えず、わざわざ遠回りしようとするドラーバーもいます。
シャトルバス
各ターミナルにシャトルバス乗場があります。
ターミナル4のシャトルのバス乗場は出口を出て右に進み、横断歩道を渡ったところにあります。
実は無料のエアポートシャトルバスのほかにエアポートループバスというのがあり、こちらは20ペソ(約44円)かかります。停車場所もシャトルバスのすぐ近くなので、私は間違えてエアポートループバスに乗ってしまいました。せっかくですので下にエアポートループバスの写真を載せておきます。
座席数が多いので、通路が狭く移動が大変でした。格安ですので、急いでいる時はエアポートループバスが先に来たら乗ってしまうというのはありですね。
ニノイ・アキノ国際空港のターミナル間の移動は、一般道路を走りますので、平日は渋滞が激しく非常に時間がかかります。またイミグレーションも非常に混むことが多いので、ターミナル間の移動を伴う国際線からの国内線の乗り継ぎは2時間ほど見ておくのが良いと思います。
ターミナル4
ターミナル4はLCC系の国内線専用ターミナルです。
このターミナルに入るためにも搭乗券かeチケットの提示が必要です。
ターミナルはこじんまりしており、入ってすぐに航空会社のカウンターがありますので、チェックインをします。
航空会社のカウンターに行く途中にATMもあります。
私は今回、こちらのATMでお金を引き出しました。
チェックイン後は保安検査を受け、出発エリアに行きます。
保安検査場は男性用のレーンと女性用のレーンで別れていますので、お間違えの無いように!
出発エリアでは軽食をとったり、キオスクで小物を購入することが可能です。
ですが、混雑が半端ない…
第4ターミナルは平屋ですので、出発時も到着時も飛行機とターミナル間の移動は徒歩になります。
ニノイ・アキノ国際空港第4ターミナルに到着時はこちらの入口から入ります。
国内線ですので、入口から入り左に進むと右手にバゲージクレームがあります。
荷物を受け取った後はこちらの出口から出ます。出口は一箇所しかなく、非常にこじんまりとしたターミナルです。
まとめ
フィリピンはリゾート地が多いので、マニラ経由で国内線に乗り換える方も多いと思いますが、ニノイ・アキノ国際空港はターミナルが分かれいるうえに、ターミナル間の移動も不便です。
また、国内線も航空会社によりターミナルが分かれていますので、まずはご自身の到着便と乗換便がどのターミナル発着かをしっかりと確認してください。
いずれにせよ、ニノイ・アキノ国際空港で乗り継ぐ場合は、ゆとりを持ってスケジュールをたててください。
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