こんばんは、ムスコです。
メキシコシティはメキシコの首都で世界遺産にも登録されている非常に見どころが多くある都市です。由緒ある建築物や遺跡、そして近代建築が入り交じるメキシコシティはとても多くの見どころを擁する観光都市です。
今回は訪れた中で絶対に訪れてほしい場所を7箇所に絞ってご紹介します。
メキシコシティでおすすめの観光スポット
私が絶対に訪れてほしい場所は
- ソカロ&メトロポリタン大聖堂
- テンプロ・マヨール
- グアダルーペ寺院
- ヴァスコンセロス図書館
- メキシコシティ中央郵便局
- 国立人類博物館
- テオティワカン遺跡
以上の箇所です。メキシコシティの代名詞と言える歴史的建築物から、図書館や郵便局という一見すると観光地に見えない場所まで網羅しています。
ソカロ&メトロポリタン大聖堂
メキシコの主要都市の中心にはほとんど必ずソカロと呼ばれる場所がありますが、ソカロとは中央広場という意味です。
メキシコシティのソカロとはいわばメキシコの首都であるメキシコシティの中心であり、絶対に訪れてほしい場所です。
ソカロは中央広場ということですが、公園のように整備されているところと、上記の写真の通り本当に広場として整備されている場所があります。
上記の写真はメキシコシティのソカロです。写真の奥にあるのがメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂です。
メトロポリタン大聖堂のようにソカロと教会(カテドラル)はセットになっています。どの都市に行っても見ることができるのでその都市の特徴を反映していてとてもおもしろいです。
近くで見るとなんとも言えないほどの雰囲気を醸し出しています。ちなみにこのあたりは元々はアステカの神殿があったのですが、取り壊されその上からこのメトロポリタン大聖堂が建設されたそうです。
その名もテンプロ・マヨールと言い、後ほど紹介することにしますがメトロポリタン大聖堂の真横にその遺跡は存在します。
テンプロ・マヨールの破壊といい、以前紹介したチョルーラ遺跡の破壊だったり、スペイン人は中々ひどいことを行っていたのだと感じます。
内部を少し紹介します。
外見に劣らず内部もなかなかどうして素晴らしく趣のある雰囲気です。
観光客だけでなく、地元住民の方もお祈りに訪れており、現地に方々の生活というものも垣間見ることができます。できるだけそういう方の邪魔をせずに内部を見学しましょう。
豆知識として、有名な話ですがメトロポリタン大聖堂は地盤沈下しており多少傾いているそうです。ただ私の体感としては全く傾きを感じることはありませんでした。
テンプロ・マヨール
ソカロ&メトロポリタン大聖堂を訪れたついでにテンプロ・マヨールに行く、というのが定番です。
先程も少し触れましたが、メキシコシティのにはアステカの首都であるテノチティトランと呼ばれる都市があった場所で、ソカロ周辺はその都市の中心でテンプロ・マヨールと呼ばれる巨大な神殿がありました。
しかしスペインが侵略した際にその大部分を破壊されてしまいます。近年の発掘において見つかった遺跡がソカロの隣りにあるテンプロ・マヨールです。
そのテンプロ・マヨールですが、チケットを購入するのにも一苦労なほど大人気。メキシコシティから一番近くにある遺跡ということで人気を博しています。
内部に入るといきなり遺跡、というわけでなく、周辺で発掘されたものが展示されている小さな博物館があります。これぞマヤの遺物というような物をたくさん見ることができます。
個人的にこの石像が一番のお気に入りで、このなんとも言えない表情がじわじわときます(笑)。
上記はテンプロ・マヨールの再現模型図です。この通りかなり大規模な神殿であったことが伺えます。メトロポリタン大聖堂も素晴らしいカテドラルですが、再現図の遺跡そのものも見てみたかった気がします。
テンプロ・マヨールの周辺を含めた再現図は上記のとおりだったようです。
博物館を鑑賞し終えたら早速遺跡エリアに行きましょう。基本的に遺跡は基盤しか残っていませんが、要所要所に面白いものがあります。
これは一体どういう意図をもってここに石像が立てかけられているのでしょうか・・・?
これはツォンパントリという頭蓋骨の祭壇です。これは彫刻ですが、実際に捕虜だとか子供女性の頭蓋骨に穴を開けて陳列させていたそうです。不気味極まりないですよね。
ツォンパントリについて丁寧に説明してくれています。
途中に第二の博物館があります。ツォンパントリ再現模型や、アステカの戦士、上記のような遺物など様々なものがあります。
1時間もあれば全てまわれる程度の遺跡ですが、博物館を含めとても見どころがあります。
グアダルーペ寺院
次に紹介する観光スポットはグアダルーペ寺院です。
日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、世界的に、特にカトリック教徒からするととても重要な寺なのです。
カトリックにはバチカン公認の世界三大奇跡の一つであり、聖母マリアが現れたということに由来しています。
グアダルーペ寺院には旧聖堂と新聖堂の2つがあります。
これがグアダルーペ寺院の旧聖堂です。18世紀初期に建築されたそうですが、現在は地盤沈下の影響で旧聖堂はだんだんと傾いてきているとのことです。写真からはわからないかもしれませんが、実際に旧聖堂の中に入ると傾きを感じることができます。
内部を少々ご紹介。
新聖堂だけでなく、今現在も多くの現地の方が旧聖堂にも訪れ祈りを捧げています。内部は他のカトリック教会に見劣りしないほど立派な装飾が施されています。
さて、こちらは新聖堂ですが、1976年に建設されたということもあり非常に近代っ的な建築であることが特徴です。一見すると体育館などにしか見えないですよね。
私が訪れたときは、内部ではミサなのか公演なのかわかりませんが、何かしらのイベントが行われていました。地元の住民が前の方でミサ?を聞きながら後ろで観光客が邪魔にならないように見学しているという構図です。
こちらは「グアダルーペの聖母」というそうです。あまり詳しいことはわかりませんが、とても貴重なものだそうです。
このようにエスカレーターに乗りながら聖母を鑑賞します。聖堂にエスカレーターというとても似つかわしいものですが、一体どういう意図をで建設されたのでしょうか・・・。この聖母を見るために人々が集まりすぎてしまうのを避けるために建設されたという話もあるそうですが。
ヴァスコンセロス図書館
さて、次に紹介するのはヴァスコンセロス図書館図書館です。
どうして図書館?と思う方もいるかも知れませんが、この図書館実は近未来的な図書館ということで有名で、トリップアドバイザーによる「死ぬまでに行きたい世界の図書館15選」にも選出されているほどです。
建物の外観だけ見てもどこにでもあるような建築ですよね。では早速中にはいっていましょう。
入ったばかりの感想としては確かにきれいな図書館だけど驚くほどではないというものです。もう少し奥に行っていましょう。
おおっ‼本棚が空中に浮いているように見える??これこそヴァスコンセロス図書館が近未来的な図書館と言われ、「空中図書館」と言われる所以だそうです。
ちなみに本棚のインパクトが強すぎて目立ちませんが、下には鯨の骨のオブジェもあります。とても豪華な図書館です。
私が一番大好きな構図です。いや〜すごい。
図書館は地元の方が大半なので邪魔にならないように見学することを心がけましょう。
メキシコシティ中央郵便局
図書館の次は郵便局です。先の図書館が「死ぬまでに行きたい世界の図書館15選」であるならば、今度紹介する郵便局は「世界一美しい郵便局」です。
外観は中々立派です。日本の郵便局のイメージとはかなりかけ離れていますね。しかし世界一豪華というには少々地味な気がしますね。中に入ってみましょう。
・・・内装はまるでお城のようです。イタリア人建築家である「アダモ・ボアリ」というかなり有名な方が設計したそうです。
ちなみに隣にあるベジャス・アルテス宮殿(オペラハウス)もアダモ・ボアリが設計したそうです。郵便局を訪れるついでに行くのが良いかもしれません。
話がそれましたが、メキシコ中央郵便局は当然のことながら通常の郵便局としての機能しています。実際我々観光客が日本に手紙を出すことも可能です。
建築ばかりに目が行きがちですが、奥に行くと展示品がいくつもあります。
これは昔の郵便配達員の制服です。
その際に使用した自転車。等々他にも切手だったりポストだったり、実際の手紙など様々なものが展示されています。
建築だけでなく、郵便の歴史についても触れることができるのでかなり楽しむことが可能です。
国立人類博物館
次に紹介するのはメキシコに訪れた人は絶対に訪れるであろう国立人類博物館です。メキシコ随一の規模を誇る国立人類博物館ですが、マヤの遺物を中心に、インディアやメキシコの各民族の資料などメキシコに関わる様々なものが展示されています。
かなり広い博物館で、じっくりと回ればそれだけで一日過ごすことができるほどです。私は帰国する日に駆け込みで、国立博物館に来たので2時間ほどしか滞在できませんでしたが、全てを回ることはできませんでした。なるべく時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
本当にメキシコに関するものなら何でもあります。少し紹介しますね。
これは人類学エリアで出会ったルーシーさんです。人類の祖先と言われている方ですね、復元したものですが、このような姿だったそうです。
人類学のエリアでは展示品だけでなくこのような模型も多く展示されています。たまにぎょっとするものもありますが(笑)。
やはりマヤやアステカに関する資料は国立人類博物館の中でも大きな比率を締めています。様々な観光地を回った最後にこの博物館を訪れたので、私個人的には総まとめ的な役割を果たしていてとてもおもしろかったです。
これはラベンタ公園にある石像が発掘された当時の写真が掲載されています。
こういったメキシコの民族に関わる展示品も多くあります。
以上紹介してきたのは国立人類博物館のごく一部ですが、本当にメキシコにまつわる展示物がたくさんあります。メキシコを訪れたのであれば、メキシコという国を知るという意味でも絶対に訪れるべき場所です。
テオティワカン遺跡
最後に紹介するのはテオティワカン遺跡です。テオティワカン遺跡はメキシコシティにあるわけではありませんが、メキシコシティから一番近くにあり、一番行きやすい世界遺産のマヤ遺跡です。
テオティワカン遺跡は太陽のピラミッドや月のピラミッドと呼ばれるピラミッドが存在し、なんと両方のピラミッドに登ることができます。
これは太陽のピラミッドの頂上から月のピラミッドを撮った写真です。私個人の感想と知って、エジプトのピラミッド然りですが、遺跡に触れたり登ったりできる遺跡は基本的に多くありません。
保護の観点から見ると当然のことなのかもしれませんが、だからこそ、ピラミッドに登ることができるテオティワカン遺跡そういう意味で行っておくべき観光地だと思います。
ちなみにめちゃきついです。ほぼ直角に近いです。登りはともかく降りるときは中々難易度の高いミッションでした(笑)。
以前にテオティワカンについてのブログを書いているので、詳しくはこちらをご参照ください。
さいごに
個人的にメキシコシティは私が今まで訪れた都市の中のお気に入りの都市ベスト5に入ります。魅力ある都市であるということはここまでブログを読んでくれた読者様ならわかってくれるのではないでしょうか。
しかも今回紹介した観光スポットはメキシコシティごく一部に過ぎません。まだまだ魅力はたくさんあります。興味のある方は自身で調べてみてください。よりメキシコシティという街の魅力を知ることができると思います。
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