こんばんは、ムスコです。
題名通り、私はミャンマーの国鉄に乗ってマンダレーからバガンに行きました。ミャンマーの国鉄はネットの口コミを見る限り最悪で正直どうなんだろうと思っていましたが、価格の安さには勝つことができず国鉄に乗ってしまいました。
今回国鉄に乗ってみて色々と発見があったのでそれをお伝えできたらと思います。
ミャンマー国鉄の予約
予約方法は主に2つあります。オンラインであらかじめ予約しておく方法と現地で直接購入する方法です。
オンライン
オンラインでの予約は「Myanmar Train Tickets」というサイトで予約をすることができます。
価格は現地より多少割高ですが、マンダレーからバガンまでの値段は「Upper Class」が4USD、「Sleeper Class」が5USDとかなり安く予約することができます。
ただし、オンライン予約をする場合、1週間前までしか受け付けていないので、ミャンマー国鉄に乗る予定があるかつオンラインで予約をするつもりの方はなるべく早めに予約をとっておくべきです。
マンダレー・セントラル駅で購入
もう一つの方法は駅で直接購入する方法です。マンダレー・セントラル駅のチケット売り場については下記の記事をご参照ください。
時間帯によるのかもしれませんが、お昼過ぎの窓口はほとんど人がいませんでした。
本日の夜にバガンに行きたいということを言うと、どのクラスに乗りたいか聞かれ、Sleeper Classに乗りたいと伝えました。すると、パスポートの提出を求められ、その後チケットと引き換えに代金を支払いました。
他のクラスについてはわからないのですが、Sleeper Classに関しては4,000チャット(約280円)と非常に格安です。
恐らくUpper Classに関しては3,000チャットぐらいだと思われます。マンダレーからバガンまで180kmほどあるにも関わらずこの値段設定は日本では考えられませんね。
マンダレー・セントラル駅の線路上のお店で食事
マンダレーの観光を終え暇だったので、出発の1時間30分程前にもかかわらずマンダレー・セントラル駅に行きました。駅構内には本当に何もなかったので線路上を歩いていると繁華街とはいえないものの少しだけ栄えている場所を見つけたのでそこで時間をつぶすことにしました。
しばらく歩くとお店に到着し、夕食を注文しました。メニュー表を渡されることはなく俺のおすすめのものをあげるよ的なことを言われ、言われるがままに料理が届くのを待ちました。ちなみに店主は全く英語が通用しません。というか外国人は一人もいませんでした。
さて、5分くらい待って出てきた料理は・・・
スープとお魚。更にこのあと副菜を5品くらい出されかなり豪華な夕食となりました。ちなみに料金に含まれているのか、お水1Lも無料で提供され、更にポットに入っているお茶も自由に飲むことができました。
これでお値段なんと1,500チャット(約100円)。ミャンマーの食事は安いとは聞いていましたがあまりにも安くて驚きました。
ちなみにお店の中はこんな感じ。
結構お客さんもいたが大半がテレビを見るためにやってきたという感じの人達でした。彼らはあんまり外国人を見ないせいか、ムスコをまさかのアイドル扱い。上記の料理に加えてなんかみんないろんな物をくれる。まあその代わりめっちゃ写真取られるんだけどね。
こんな感じに楽しい夕食をとることができた。興味のある方はちょっと立ち寄ってみてくださいね。
ついにミャンマー国鉄に乗車
バガン行きの電車は出発の1時間前には既に到着しておりいつでも乗車可能な状態でした。私も30分くらい前に乗車します。
電車の中は電気がついておらず真っ暗だったので、近くにいた駅員らしき人に声をかけて電気をつけてもらいます。ちなみにその人は駅員ではなくただの駅で寝泊まりをしている人でした。それなのに電気はつけてくれるし座席まで案内してくれるし本当に感謝の言葉しか出ないです。
今回のミャンマー旅行で感じたのですが、本当にミャンマーの方は親切な方が多いです。何度助けられたかわかりません。
さて、話をもとに戻します。私はSleeper Classなので共有の個室でした。幸運なことに通常4人で共有するのですが、私の部屋は2人部屋でした。しかも結局私以外に誰も利用者がいなかったので一人で独占です。本当についてました。
しかし個室に入って気づいたのは、まじで部屋が汚い。
ベットになんかシミがこびりついてるし、地面は虫の死骸でいっぱい。正直この部屋に入ったときにかなりビビりました。このベットで寝て、この部屋で8時間も過ごさなければいけないことに。
しばらくベットに腰を掛けていると駅員が来てベットにシーツを掛けてくれました。
本当に助かりました。正直シーツなしのベットには横になる気もしなかったので・・・。
更にしばらくベットに腰を掛けていると今度は少年がお水を売りに個室に入ってきました。その少年は10歳とのことでしたが英語がかなり堪能で、しかもすごく良い子。本当は子供からは物を買いたくなかったのですが、ついお水を買ってしまいました。お値段は1Lのお水500チャット(約35円)。
ちなみにその少年は私がスマホをいじっていると写真をとってほしいと言ってきたので撮ってあげました。その写真がこちら。
ポーズもきっちりとった、結構将来有望な少年です。個人的にはかなり好感度が高かったですね。
さて、少年と別れを告げしばらくするとついに列車が出発。バガンへ向けて長い道のりを走り出しました。
ミャンマー国鉄は本当に最悪なのか?
ミャンマー国鉄はネットでは揺れがすごい、虫がめちゃくちゃ入ってくるなど最悪な評判でしたが、実際にどうだったのか検証したいと思います。
まずは部屋から。部屋の中は正直ものすごく汚いです。それこそバッグを地面に置くのをためらうくらい。あまりにも虫の死骸が多く正直清潔とは程遠い環境でした。
次に虫について。ミャンマー国鉄は夜になるとすごく虫が入ってくるという噂だったので窓は締め切りました。ミャンマー国鉄はエアコンが付いていないので基本的には窓全開がオープンスタンスでしたが背に腹は変えられません。一応ファンが付いていたのでそれで我慢することにしました。
ちなみに風力は弱く、2段ベットの下側だと風がほとんど当たらないので灼熱地獄でした。
本題に戻し、虫はどうだったかと言うと、廊下が恐ろしいことになっていました。一応個室なのでドアがあるのですが、トイレに行こうと思ってドアを開けたら・・・恐ろしいほど虫が廊下を飛び回っていて鳥肌が立ちました。それこそ1秒間に顔に虫が数十匹当たるような地獄絵図。
ミャンマー国鉄について簡単にまとめると・・・
- 部屋→恐ろしく汚い、暑い
- 虫→窓を締め切らないと恐ろしいことになる
- トイレ→なめてんのかってくらい汚い
- 電車の揺れ→揺れが酷くて目がまわっちゃう
一つ噂と異なっていたことは、電車が時間通りに出発し到着したことです。この点に関しては評価すべきことだと思いました。
最終評価
こういうのは何ですけどここまで酷い乗り物に乗ったのは人生で初めてでした。値段相応と言われればそれまでなんですけど、それにしても酷い。
あまりにも酷かったので帰りは鉄道ではなくバスを使ってマンダレーまで帰りました。
コメント