こんばんは。オヤジです。
タイには数多くのユニークな観光地がありますが、その中でも特に異彩を放つのがメークローン鉄道市場(Maeklong Railway Market)です。
鉄道が市場の真ん中を通り抜けるという異例の光景は、訪れる観光客に強烈なインパクトを与えます。今回の記事では、メークローン鉄道市場について詳しく紹介します。
ロケーション
メークローン鉄道市場は、タイの首都・バンコクから南西に約70キロ離れたサムットソンクラーム県に位置しています。車で1時間半ほどの距離です。
この市場は、メークローン駅近くの鉄道線路上に広がっており、列車が近づくとテントや商品を素早く片付けるため、地元では地元では傘をたたむ市場という意味のタラート・ロム・フップと呼ばれています。英語では「リスキー・マーケット(Risky Market)」と称されることもあります。
バンコクからメークローン鉄道市場へのアクセス方法はいくつかありますが、一般的には以下の方法が利用されています。
ミニバス
ロットゥーというミニバスがリーズナブルかつ便利なアクセス方法です。
チャトチャック ミニバスターミナルからノンストップでメークローン鉄道市場に行くことができます。
- 料金:100バーツ
- 所要時間:90分〜120分
- 運行間隔:30〜40分間隔
チャトチャック ミニバスターミナルはモーチット北ターミナルの真向かいにありますので、アクセス方法は下記の記事もご参照ください。
ミニバスは旅慣れていない方にはややハードルが高いかもしれません。
タクシー
タクシーを利用した場合、メーターではなく交渉制になります。片道1,000バーツくらいが目安になります。帰りのことも考えると、半日や1日チャーターし他の観光地も一緒に回るのが良いと思います。
ただ、英語ができないドライバーが多いので、タイ語ができない場合は、あまりオススメではありません。
ツアー
費用はミニバスより高くなりますが、タクシーのチャーターと同程度か少し安い価格でツアーに参加することができます。
大抵のツアーは水上マーケットとセットになっています。
私も今回はVELTRAのメークローン鉄道マーケットのほか、ダムヌン・サドゥアックの水上マーケットとアユタヤ観光がセットになったツアーに参加しました。
鉄道
もう一つの方法は、鉄道を使う方法です。鉄道の車内からメークローン鉄道市場を見ることができます。
費用面では渡し船を含めても一番リーズナブルです。難点は乗り換えが多く、時間がかかることです。
- 国鉄バンコクのウォンウィエンヤイ駅からマハーチャイ駅まで行く
- 渡し船マハーチャイ駅近くの埠頭から対岸へ渡る
- 徒歩国鉄バーレーン駅へ行く
- 国鉄メークローンまで行く
全工程で2時間半〜3時間ほどかかります。
ただ、車内からメークローン市場を見学することができるというのは、貴重で代えがたい体験だと思いますので、私も次回は鉄道を利用してもう一度メークローン市場を訪れたいと思います。
見どころ
メークローン鉄道市場の魅力は、その特異な構造と活気に満ちた雰囲気にあります。市場の見どころをいくつか紹介します。
鉄道通過の瞬間
メークローン鉄道市場最大のハイライトは、何と言っても鉄道が市場を通り抜ける瞬間です。1日に8回(往復で4回ずつ)列車が通過します。
メークローン駅 発 | メークローン駅 着 |
6:20 | 8:30 |
9:00 | 11:10 |
11:30 | 14:30 |
15:30 | 17:40(市場終了後) |
列車が近づくとアナウンスが流れます。すると市場の商人たちは素早く商品やテントを片付け、列車が通過するためのスペースを確保します。
列車が通過すると、再び商品を元の位置に戻し、通常の市場の賑わいが再開されます。この一連の動作は観光客にとって非常に興味深く、見どころとなっています。
列車が市場を通り過ぎる様子は下記の動画をご覧ください。本当にすれすれのところを列車が通ります。
市場の多彩な商品
メークローン鉄道市場は、今でこそ観光客が多く訪れますが、もともと地元の方向けの市場です。
野菜、果物、魚介類、肉類、乾物、香辛料など、色とりどりの商品が並び、地元の食文化を垣間見ることができます。
特に海鮮市場として有名で、地元の漁師から直接仕入れた新鮮な魚介類が販売されています。
また、置物や衣類などを取り扱っているお店もありますので、現地価格でお土産を買うこともできます。
地元の人々との触れ合い
メークローン鉄道市場を訪れるもう一つの魅力は、地元の人々との触れ合いです。市場の人たちは観光客に対しても親切で、時には商品についての説明や試食を提供してくれることもあります。
タイ語がわからなくても、笑顔とジェスチャーでコミュニケーションを図ることができ、微笑みの国タイの人々のおもてなしを感じることができます。
ただ、列車が通る時間帯は観光客が多いためか、地元の買い物客はほとんどいませんでした。
カフェ
市場内にはカフェもあり、列車到着まで新鮮なフルーツで作られたスムージーなどを楽しむことができます。また、座席もありますので、座って鉄道が過ぎる様子を見ることもできます。
カフェは観光客向けだと思いますので、価格はバンコク中心部と同じくらいでした。
まとめ
メークローン鉄道市場は、タイのユニークな観光スポットとして、多くの観光客を魅了しています。鉄道が市場を通り抜けるという非日常的な光景は、一度見たら忘れられない体験となるでしょう。
バンコクから少し足を伸ばして、メークローン鉄道市場の魅力を存分に味わってください。
→VELTRAでメークロン鉄道市場のツアーを見る
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