マカオというとカジノや世界遺産というイメージが強いと思いますが、実はバラエティ豊かなグルメを楽しめる美食の街でもあります。特におすすめの料理は本場のポルトガル料理をベースにしたマカオ風ポルトガル料理と中華料理です。
その中でも私が実際に訪れたリーズナブルかつ美味しいレストランをご紹介します。
美食の街 マカオ
マカオはバラエティ豊かな食文化が評価され2017年にユネスコの「食文化創造都市」に認定されています。
マカオのポルトガル料理は本場ポルトガル料理をベースにアフリカ、インド、東南アジアと中国の調味料、食材、調理法などが融合し独自の発展をとげたものです。
以下、私が実際に訪れたレストランのうち、リーズナブルな価格と味の面から評価したおすすめのレストランをご紹介します。
マカオ風ポルトガル料理
エスカーダ(Escada)閉店
マカオ風ポルトガル料理の名店は数多くありますが、セナド広場から近いという立地とリーズナブルな価格、代表的なマカオ風ポルトガル料理を全て食べることができることから、エスカーダを一番のおすすめレストランとして選びます。
2023年12月にマカオに再訪しましたが、何とエスカーダは閉店していました。マカオのポルトガル料理を代表するレストランでしたので、当時の記事はそのまま掲載しておきます。
エスカーダの概要
エスカーダはマカオ半島の観光の中心であるセナド広場から徒歩約2分という便利な場所に位置しています。
営業時間・定休日 | 月〜木、日=12:00〜15:00、18:00〜22:00 金・土=12:00〜16:00、18:00〜23:00 定休日なし |
住所 | G/F, 8 Rua da Se, Avenida de Almeida Ribeiro |
電話番号 | +853 2896 6900 |
小路の階段を登ったところに位置しています。
レストランは3階建てで、店内の内装はヨーロッパ風で小綺麗です。
ドレスコードはありませんので、観光帰りに立ち寄ることも可能です。ただし、人気店のためディナーは予約されることをおすすめします。
私は観光中に立ち寄り予約をしました。
料理
代表的なマカオ風ポルトガル料理を全て堪能することができます。日本語メニューもあります!
オードブル盛り合わせです。マカオ風ポルトガル料理を代表するタコのサラダ、イワシの唐辛子風味、たらのコロッケなどを一度で楽しむことができます。
様々な種類のマカオ風ポルトガル料理を楽しみたい方にはピッタリです!
続いてチョリソーです。店員の方がその場で火で炙ってくれます。
チョリソーと言っても日本のものとは違い、ピリ辛ではなく塩味が強いタイプのソーセージです。
元祖チョリソーも美味しかったです。
名物アフリカンチキンです。スパイシーな味付けがビールとの相性抜群!
ビールはポルトガルビールのSupre Bockを選びました。
ヨーロッパのビールということでコクのあるタイプを想像していましたが、東南アジアのビールのように切れがあって飲みやすい自分好みのビールでした。
2人で上記の料理にビール2本とグラスワイン1杯、スパークリングウォーター2本でトータル9,836円(2020年1月のレート)でした。
ポルトーカウ(Portucau, 澳葡坊)
2023年12月にエスカーダの代わりにポルトガル料理を楽しむために訪れたのがセナド広場のすぐ近くにあるポルトーカウです。
ポルトーカウの概要
ポルトーカウはセナド広場から聖ドミニコ教会方面に向かう途中の右手の細い路地に入ったところにあります。
営業時間・定休日 | 11:30〜15:00、18:00〜21:30 定休日:月曜日 |
住所 | Edificio Pak Hou, 7 Tv. de São Domingos |
電話番号 | +853 2859 6336 |
店名が漢字表記の澳葡坊になっていますので、ご注意ください。
店内はヨーロッパスタイルで高級感があります。
なぜか、店の雰囲気とはマッチしない日本の昭和風のポスターが多く貼られています。
料理
たらのコロッケです。熱々で塩味がよい塩梅に聞いていますので、ソース等はかけずにそのまま食べます。白ワインとの相性が抜群でした。
続きましてアサリの白ワイン蒸し。これは抜群に美味しかった!今まで食べたアサリ料理で間違いなくナンバーワンです。
締めは魚介類のリゾットです。トマトベースの味付けでこちらも絶品です。今回は魚介類のみの注文でしたが、最後まで全く飽きることなくいただくことができました。
お値段ですが、上記の料理に加え、スパークリングウォーター1本、グラス白ワイン2杯でトータル750パタカ(13,586円、2023年12月のレート)でした。
マカオの物価は、インフレの影響のためか2020年1月に訪れたときよりも全体的に価格が上がっていました。それに加えて、円安のダブルパンチで、食事代は日本よりも高く感じました。
エッグタルト カラベラ(Caravela)閉店
続きましてマカオ名物エッグタルトです。数多くある名店からカラベラ(Caravela、金船餅屋)をチョイス。
美味しいことはもちろんです。それ以上に他の有名店は長い行列に相当並ばないといけないのですが、カラベラはカフェですので、他の有名店ほど混んでいません。店内で食べるだけではなく、持ち帰りでの利用も可能です。並ばずに美味しいエッグタルトを購入するのでしたらカラベラ一択です!
営業時間・定休日 | 8:00〜23:30 定休日=日曜日 |
住所 | Patio do Cmte. Mata e Oliveira, Kam Loi Bldg, Ground fl, 7 |
電話番号 | +853 2871 2080 |
カラベラはセナド広場から徒歩圏内ですし、コーヒーも美味しいヨーロッパ調のおしゃれなカフェですので、個人的には持ち帰りではなく、観光の途中に店内でエッグタルトを食べることをおすすめします。
肝心のお味ですが、生地は薄めでサクサク。クリームはカスタードが多めですが、あまり卵を感じさせず甘すぎずちょうどよい甘みで本当に美味しかったです。
お値段はアイスコーヒーが35パカタ(約480円、2020年1月のレート)、エッグタルトが1個10パカタ(約140円)です。
2023年12月訪問時、カルベラも閉店していました。観光業を生業とするマカオにおいて、いかにコロナの影響が甚大だったか改めて認識されられました。
海老ワンタン 黄枝記(Wong Chi Kei)
つづいて中華料理をご紹介します。まずは超有名店黄枝記の海老ワンタンをご紹介します。
黄枝記はセナド広場にも支店がありますが、いつも激混みですので、セナド広場から徒歩10分ほどのところにある本店をおすすめします。
営業時間・定休日 | 11:00〜2:00 |
住所 | Avenida de Cinco de Outubro51號 |
電話番号 | +853 2892 2271 |
名物料理は海老ワンタンです。
細めで長いコシのある麺にあっさり味のスープで日本にはないタイプです。麺とスープも美味しいのですが、それ以上にプリプリの海老ワンタンが絶品です。
お値段は35パタカ(約480円、2020年1月のレート)です。量はやや少なめですので、観光途中でおやつ感覚で小腹を満たすために利用することもできます。
飲茶 ティム・ホー・ワン(Tim Ho Wan)
今までご紹介したお店は全てマカオ半島に位置していましたが、コタイ地区にもおすすめのレストランが目白押しです。
コタイ地区からはレストランではなく庶民の味方フードコートにあるティム・ホー・ワン(添好運)の飲茶をご紹介します。
営業時間・定休日 | 月〜木、日=9:00〜23:00 金・土=9:00〜0:00 定休日なし |
住所 | Shop 720, Market Street, Level 3 Shoppes at Venetian s/n Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca |
電話番号 | +853 2875 1146 |
ティム・ホー・ワンは香港に本店があり、日本にも支店がある有名店です。キャッチコピーは「世界で一番安いミシュランレストラン」で、リーズナブルな価格で本格的な飲茶を楽しむことができます。
香港の本店はいつも大行列ですが、マカオのザ ベネシアンのフードコートにあるティム・ホー・ワンはフードコートですので並ぶ必要もなく、一人でも気兼ねなく利用できます。もちろんお味は同じです。
色々食べたい方はDim Sum Setがおすすめです。
下記の6種類の点心にソフトドリンクが付いてお値段は75パタカ(約1,030円、2020年1月のレート)です。ソフトドリンクはプラス4パタカ(約55円)で豆乳に変えることができます。
- 海老蒸し餃子
- 豚シュウマイ
- ベイクドチャーシューパオ
- エッグカスタードパオ
- 卵白の春巻き
- 海老の湯葉春巻き
ティム・ホー・ワンの名物ベイクドチャーシューパオをはじめどの点心も本当に美味しく満足度100%です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最終的にすべて人気店のセレクトとなってしまい恐縮です。
レストランを比較していて、人気店にはそれなりの理由があるということを改めて認識しました。
今回セレクトしたレストランはどれも絶対に後悔することはないと思いますので、マカオ訪問の際にぜひお試しください。
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