こんばんは。オヤジです。
昨年から年初にかけて、クアラルンプール国際空港を何度も利用しました。
ハブ空港であり、今後も利用することが多いと思いますので、忘備録を兼ねてクアラルンプール国際空港での入出国や乗り換えの方法をまとめます。
クアラルンプール国際空港について
クアラルンプール国際空港はマレーシアの空の玄関口で、「森の中の空港’Airport in the forest, Forest in the airport’」というテーマで日本人建築家 故黒川紀章氏が設計に携わり、1998年に開業しました。
2014年には第2ターミナルが開業し、LCCが乗り入れています。
フルサービスキャリアが発着するターミナルはKLIA、LCCが発着する第2ターミナルはKLIA2と表記されます。
フルサービスキャリアが発着するターミナルは更にメインターミナル(コンタクトピア)とサテライトに分かれます。
私はKLIAしか利用したことがないので、以下の説明はKLIAの説明になります。
到着から入国まで
KLIAのメインターミナルは国内線と近距離の国際線が発着、中距離以上の国際線はサテライトの発着となります。
日本発着の便はサテライトを利用しますが、イミグレーションはメインターミナルにありますので、到着後サテライトからメインターミナルまでアエロトレインで移動する必要があります。
サテライトは構造が十字形になっており、中心部からアエロトレインが発着していますので、案内板にしたがって中心部に向かいます。
KLIAは非常に広いのですが、構造が分かりやすいので迷うことはないと思います。
アエロトレインの入口に係員がいますが、特に何かをチェックしているわけでもないので、そのまま乗場に行ってください。
アエロトレインは前方の乗車した扉とは反対側の扉付近にいるようにしてください。
アエロトレインは到着時に乗車側とは反対側の扉が開きますので、少しでも早くイミグレーションに着くためにはその位置がベストでからです。
KLIAのイミグレーションは非常に混みますので、少しでも早くイミグレーションに着くようにしてください。
メインターミナルに到着しましたら、案内板に従って、ひとつ下のフロアに下ります。
イミグレーションのカウンターはMalaysia Passport、APEC/Diplomatic、First/Business Class、Foreign Passportで並ぶ場所が分かれていますので、最初にイミグレーションの入り口にある看板(上の写真の光っているところです)でForeign PassportのカウンターのNOを確認して並んでください。
ファーストクラス/ビジネスクラス利用の場合は機内でプレミア・レーンの利用案内をもらえますが、First/Businessのカウンターのことです。
現在、マレーシアの入国には入国カードや税関カードは必要ありません。イミグレーションでパスポートと搭乗券を見せて、指紋を採取すれば入国手続完了です。
モバイル搭乗券の場合は、画面を見せればOKです。
基本的に係員からの質問は少なく、何も質問されないか滞在日数と目的を聞かれる程度です。
入国審査自体は簡単ですが、イミグレーションが非常に込み合いますので、到着からイミグレーション通過までは45分〜90分くらいを見込んでおくのが良いと思います。
出国の流れについて
国際線のチェックインは出発時間の3時間前から可能です。
JALの場合、上級会員の資格を持っているか、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスの利用の場合は3時間30分前からチェックイン可能になります。
チェックイン後はエスカレーターかエレベーターでひとつ下の階に降ります。入口でスタッフにパスポートと搭乗券を見せてください。
ひとつ下のフロアは出発フロアでイミグレーションがあります。
イミグレーションは入国時と同様、パスポートの種類により並ぶカウンターが異なります。また、ビジネスクラスを利用の場合は、プレミア・レーン(First/Business Class)を利用可能です。
出国審査も簡単でパスポートと搭乗券を見せるだけで完了です。
イミグレーションを過ぎると手荷物検査がありますが、KLIAでは搭乗ゲートに入る際に再度検査がありますので、こちらの検査は至って簡単です。パソコンを出す必要もありません。
手荷物検査場を過ぎると免税ショップがあり、さらに進むとアエロトレインがありますので、アエロトレインでサテライトに行きます。
搭乗ゲートは出発時間の1時間前にオープンします。ゲートに入る際には本格的な手荷物検査があり、非常に込み合いますので、遅くとも出発時間の40分前にはゲートに到着することをおすすめします。
KLIAでの乗り換え
日本から到着の場合はサテライトに到着します。
到着ゲートからアエロトレインの乗場方向に向かう途中で案内板がありますので、乗り継ぎ便がサテライト発着の場合は、途中の案内板でゲートを確認できます。
シンガポールやタイなど近距離の国際線を利用する場合は、メインターミナルからの発着になりますので、アエロトレイン乗場の前にある大きな案内板でゲートを確認してください。
乗り継ぎの便のチケットを持っていない場合は、アエロトレイン乗場付近にあるインフォメーションカウンターで発券が可能です。
サテライト発着便の乗り換えの場合は、そのまま次の便の搭乗ゲートに向かってください。メインターミナル発着の場合は、入国時と同様アエロトレインでメインターミナルに向かってください。
日本で最終目的地までのチケットを発券した場合は、ボーディングの時間が表示されいないと思いますが、出国のところで触れたように出発時間の1時間〜40分前にゲートに着くように向かってください。
注意点としては、フルサービスキャリアとLCCを乗り継ぐ場合です。ターミナルが異なりますので、KLIAで一度出国し、KLIA2に移動後、再度出国手続きをする必要があります。
もし、クアラルンプール国際空港でフルサービスキャリアとLCCを乗り継ぐ場合は十分な乗り継ぎ時間を確保してください。
両替/フリーWi-Fi / SIMカード売場
両替
リンギットへの両替は日本でおこなうと非常にレートが悪いので、よほどの事情がない限り、マレーシアで行ってください。
KLIAには非常に多くの両替所とATMがありますので、両替に困ることはないと思います。
両替の場合、銀行よりもTravelxの方がレートが良いことが多いです。Travelxは非制限エリアに出てすぐの右手にあります。
ATMの場合、CIMB銀行のATMは使わないほうが無難です。
CIMB銀行は日本円建ての価格を表示するのですが、それがボッタクリレートになっています。CIMBに限らず、キャッシング時に日本円の表示をされても、現地通貨建てを選択してください。
具体的には「Continue With Conversion」と「Continue Without Conversion」と表示されましたら、必ず「Continue Without Conversion」を選んでください。
フリーWi-Fi
フリーWi-Fiは「FREE_WIFI@KLIA」というアクセスポイントを選んでください。お使いのPCやスマートフォンでWi-FIに接続されていることが確認できましたら、ブラウザで検索するか新たなページを開くとメッセージが出ますので、「Click to Surf」というボタンを押すと接続完了です。
登録の必要もなく非常に簡単に利用することができます。
SIMカード売場
SIMカード売場はイミグレーションの前にもありますが、入国の部分で触れたようにイミグレーションが非常に込み合いますので、先にイミグレーションを通過した方が良いと主ます。
イミグレーションを通過後は、手荷物受取所を過ぎ非制限エリアに出るとSIMカード売場があります。
非制限エリアに出て右手方向に進むとMaxisのショップがあります。その向かいにはCelcomの売場があります。
いずれのショップでも設定まで行ってくれます。
現地での購入が不安な方は、日本で購入できる周遊SIMカード AIR SIMがおすすめです。
KLIAの施設
KLIAは東南アジアを代表するハブ空港だけのことはあり、ショップもレストランも非常に充実しています。
ブランドショップからローカルのお土産までほぼ何でも空港で購入可能です。市内でお土産を買う時間がない場合でも、全て空港で手配可能です。
サテライトのC1,3,5ゲートに行く途中にあるMystical Borneoにはお土産として人気のなまこ石鹸が売っています。
まとめ
クアラルンプール国際空港は東南アジアを代表するハブ空港で広大な敷地を誇り、多くの便が発着しています。しかし、構造はシンプルで非常に分かりやすい空港です。
また、トランジットでも多く使われるため、制限エリアにも多くのショップやレストランがあり、トランジットで訪れても楽しむことができると思います。
すでに触れましたが、注意点としては、イミグレーションが非常に混雑しますので、余裕を持って行動することと、フルサービスキャアリアとLCCとの乗り継ぎが違うターミナルになり、時間がかることです。
この記事が参考になれば幸いです。
コメント