こんばんは。オヤジです。
9月の連休に地上最後の楽園とも言われるフィリピンのエルニドに弾丸旅行で行ってきました。エルニドにはマニラで国内線に乗り換えて行く必要がありますが、マニラまではJALの深夜便を利用しました。
JALの国際線エコノミークラスは数々の賞を受賞しており、非常に評価が高いです。果たしてその乗り心地は!?
今回の記事では東京−マニラ間のJAL エコノミークラスの搭乗記をお届けします。
JAL エコノミークラスについて
JALは航空会社の格付け会社であるSKYTRAX社の2019年「ワールド・ベスト・エコノミークラス」賞を受賞しています。
「ワールド・ベスト・エコノミークラス」賞は世界で最も優れたエコノミークラス(機内食・サービスなどを総合評価)を提供する航空会社に贈られます。
また、エコノミークラスの座席についても、世界で最も優れていると認められる「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」賞に3年連続(通算4回目)で選ばれています。
この実績からも分かるように、JALはエコノミークラスについては、現在世界一の評価を受けている航空会社です。
JAL マニラ便について
JALの東京−マニラ便は1日3往復運行されています。
◆東京発→マニラ着
便名 | 東京発 | マニラ着 | 使用機材 |
JL077 | 1:35(羽田) | 5:30 | Boeing787-8 |
JL741 | 9:30(成田) | 13:35 | Boeing767-300ER |
JL745 | 18:05(成田) | 22:10 | Boeing787-8 |
◆マニラ発→東京着
便名 | マニラ発 | 東京着 | 使用機材 |
JL746 | 9:40 | 14:50(成田) | Boeing787-8 |
JL742 | 14:50 | 20:00(成田) | Boeing767-300ER |
JL078 | 23:45 | 4:50(羽田) | Boeing787-8 |
*いずれも2019年11月の時刻表です。
成田発着が2往復、羽田発着が1往復運行されています。JL741便とJL742便が足元の広い「新・間隔エコノミー」の座席です。
私もできれば往復とも新・間隔エコノミーの機材を選びたかったのですが、弾丸旅行のため、往路は深夜便を選ぶ必要がありJL077便を利用、復路のみ新・間隔エコノミーのJL742便を利用しました。
東京−マニラ間 マイレージ
ANAのエコノミークラスのマイレージの加算率は、予約クラスにより異なります。
クラスにより、100%、70%、50%、30%の加算率になりますが、70%か50%の加算率が一般的ではないでしょうか。
JALカード非保持でJAL上級会員のステータスがない場合、東京−マニラ間は加算率100%で片道1,880マイル、往復で3,760マイルを獲得することができます。
機内設備とアメニティ
今回は往路と復路で使用機材は同じでしたが、往路は通常のエコノミークラス、復路は新・間隔エコノミークラスでしたので、往路・復路それぞれのシートスペック、機内設備、アメニティをご紹介します。
JL077便 機内設備
使用機材 | Boeing787−8 |
座席配置 | 2-4-2 |
シートピッチ | 約79cm |
シート幅 | 約44.5cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | あり |
モニターサイズ | 9インチ |
機内エンターテイメント | 普通(洋画や洋楽は少なめ) |
読書灯 | あり |
電源 | あり(ユニバーサルタイプ) |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | あり(有料) |
座席の並びは2-4-2です。
シートピッチはフルサービスキャリアのエコノミークラスとしては標準的です。
レッグレストはありませんが、フットレストがあります。フットレストは新・間隔エコノミーにはありませんので、この点は従来型の座席の方がポイントが高いです。
モニターのサイズもエコノミークラスの標準的なサイズです。
JL742便 機内設備
使用機材 | Boeing787−8 |
座席配置 | 2-4-2 |
シートピッチ | 約84cm |
シート幅 | 約48cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | 10.6インチ |
機内エンターテイメント | 普通(洋画や洋楽は少なめ) |
読書灯 | あり |
電源 | あり(ユニバーサルタイプ) |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | あり(有料) |
座席の並びは2-4-2です。
写真では分かりづらいかもしれませんが、シートピッチは広く足元はかなりゆったりしています。
新・間隔エコノミーはシートのスリム化によりシートピッチを広くとっています。WEBではシートの厚みが足りないという声もちらほら見かけますが、個人的には全く気になりませんでした。むしろ、シートピッチが広くなったメリットしか感じませんでした。
モニターサイズは10.6インチです。往路よりも一回り大きいですが、あまり違いはわかりません。
新・間隔エコノミーの選び方
このように新・間隔エコノミーとそれ以外のエコノミーですと座席の広さやシートピッチに結構な差があります。
新・間隔エコノミーの見分け方ですが、JALで予約をされる際に、「SKY SUITE777」や「SKY SUITE767」と書かれている便が新・間隔エコノミーです。
値段設定に関してですが、マニラ線は新・間隔エコノミーを利用している便は他の便よりも値段も安いくらいです。
アメニティ
マニラ線にはブランケットと枕のみが用意されていおり、他のアメニティ類は基本的にありません。
ブランケット | あり |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
サービス
実は今回の往路便は機材トラブルで出発がなんと4時間も遅れました。
遅延の保証として羽田空港国際線ターミナルのレストランで使用できる食券3,000円分を頂きました。また、さくらラウンジも出発までの間、誰でも利用できました。
このような状況ですので、飛行機に搭乗した時は眠さのピークで、機内食を頂いた後のことはほとんど覚えていません。復路も往路の疲れが残っていたためか、曖昧ですのがJALですので、いつものように良いサービスだったと思います。
機内食
JALのエコノミークラスの機内食は比較的レベルが高いと思います。特に日本発の便の場合は、料理人コンペティション「RED U-35」歴代ファイナリストの シェフ達による監修メニューを提供しており美味しいです。
以下、実際の機内食をご紹介します。
2019年9月14日 JL077便
JL077便は本来深夜1時過ぎに羽田を出発しますので、通常の機内食が出されるタイミングはわかりませんが、今回は離陸後約1時間でサーブされました。
JALの日本発の機内食ではおなじみの「RED U-35」歴代ファイナリストの シェフ達による監修メニューです。
機内食は1種類のみで、今回は「牛肉のピリ辛煮」でした。「RED U-35」のメニューは本当にクオリティが高いと思います。
2019年9月16日 JL742便
JL742便は午後2時過ぎにマニラ発です。
機内食の提供は離陸後1時間ほどたった後です。
メインは「ビーフシチュー」です。お肉が大きくて「RED U-35」に負けず劣らず美味しかったです。
ワールド・ベスト・エコノミークラス受賞の実力は伊達ではないですね。
価格
時期により変動はありますが、往復4万円台前半から搭乗可能です。
JALのマニラ線はフルサービスキャリアとしては1番安い部類に入ります。LCCとの差も時期にもよりますが、数千円のことが多いので、マイルやサービスのことを考えると、JALはお得感があります。
総合評価
JALのエコノミークラスは世界一の評価を受けていますが、ベスト・エコノミークラス・エアラインシートの評価に関しては、新・間隔エコノミーに対しての評価だと思います。
往路で搭乗した少し古めの機材の座席は、他のフルサービスキャリアの座席と変わりません。
それでも機内食のクオリティやサービスなどは、十分ワールド・ベスト・エコノミークラスの名に値するものだと思います。
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