こんばんは、オヤジです。
韓国旅行中に言葉の壁を感じたことはありませんか?そんな時に頼りになるのが翻訳アプリです。
2024年10月の清州旅行の際に大活躍した翻訳アプリは「Papago」です。メニューや看板などハングルの翻訳はもちろん、ホテルやレストランで韓国人とのリアルタイムでのコミュニケーションに利用することができました。
この記事では、Papagoの基本的な使い方から、利用する上での注意点まで詳しく解説していきます。
Papagoについて
数ある翻訳アプリの中でも、日本人に最も馴染みがあるのがGoogle翻訳だと思いますが、韓国語の翻訳に関しては、「Papago(パパゴ)」が、その高い翻訳精度と豊富な機能で一番のおすすめです。
Papagoは、NAVER(ネイバー)が開発した無料の翻訳アプリで、名前の由来は言語能力に優れたオウムを意味するエスペラント語の「Papago」です。
日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)、スペイン語、フランス語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語を含む13の言語に対応しており、テキスト、音声、会話、画像からの翻訳をリアルタイムで行うことができます。
Papagoの使い方
Papagoの使い方を実際に解説します。
私はiPhoneを利用していますので、Androidの場合、メニューや画面が異なる可能性があります。
インストール
下記のリンクよりPapagoをダウンロードしてください。
Papagoは、登録なしですぐにその機能を利用できます。
基本的な翻訳方法
Papagoの主な翻訳方法には、以下の4つがあります。
テキスト翻訳
アプリを立ち上げるとデフォルトでテキスト翻訳のメニューが表示されます。

ホーム画面上部にある入力欄に、翻訳したいテキストを入力します。
文章を入力するとリアルタイムで翻訳結果が表示されます。「決定」や「翻訳」ボタンを押す必要はありません。
辞書機能が自動で表示され、下に文例などが出ますが、正直この機能は不要かなと思いました。
韓国語の読みを知りたいときは、キーボードの「開く」をタップするか、翻訳された部分をタップしてください。アルファベットで読み方が表示されます。また、スピーカーアイコンをタップすることで音声で読み上げられます。発音を確認したい場合に便利です。
クリップボードにコピーすることもできます。

画面上部の言語表示をタップすると、翻訳元の言語と翻訳先の言語を簡単に切り替えることができます。言語表示の間にある「⇔」アイコンをタップすると、翻訳元の言語と翻訳先の言語が瞬時に入れ替わります。

翻訳結果画面では、下のメニューを利用して、翻訳された言葉を拡大表示したり、漢字が含まれる場合は読み仮名を表示させたり、お気に入りに登録したり、他のアプリやSNSで共有することができます。
テキスト入力画面には手書き入力モードもあり、手書きで入力した文字を認識して翻訳することも可能です。

テキストを入力するエリアをタップすると、手書きのアイコンが表示されますのでアイコンをタップし、画面下部に表示される手書きエリアで入力します。
音声翻訳
ホーム画面で「音声」をタップします。

ホーム画面中央にあるマイクボタンをタップします。
話したい内容をマイクに向かって話します。話し終えるとすぐに翻訳が完了し、翻訳結果が音声で読み上げられます。
自分が話した言葉も画面に表示されるため、認識に間違いがないか確認できます。
会話翻訳
ホーム画面で「会話」をタップします。

音声翻訳ボタンの下にある水色の会話マークをタップします。
画面上部に翻訳元の言語、下部に翻訳先の言語が表示され、それぞれにマイクボタンがあります。
自分の話す言語側のマイクボタンを押して話すと、相手の言語に翻訳された結果がリアルタイムで表示され、音声でも読み上げられます。
相手も同様に、自分の話す言語側のマイクボタンを押して話すことで、外国語が分からなくてもスムーズに会話を進めることができます。2つの言語で同時に音声会話が可能です。
画像翻訳
ホーム画面の一番下にある「画像」をタップします。

カメラが起動するので、青いカメラアイコンをタップし、翻訳したい対象(レストランのメニュー、看板、書籍など)を撮影します。
画像翻訳には、「すべて翻訳」「リアルタイム翻訳」「部分翻訳」の3つのモードがあり、カメラアイコンの下のメニューから切り替えが可能です。
- すべて翻訳: 読み込んだ画像全体のテキストを翻訳します。すでに保存されている画像を翻訳する場合は、こちらを選択し、画像フォルダのアイコンをタップしてください。
- リアルタイム翻訳: カメラをかざすだけで、写っているテキストをリアルタイムに翻訳します。
- 部分翻訳: 翻訳したい部分を指でなぞって指定し、その部分のみを翻訳します。
スマートフォンに保存されている写真(アルバム)を読み込んで翻訳することも可能です。

上の写真はPapagoとGoolge翻訳の結果です。明らかにPapagoのほうが精度が高いです。
その他の機能
左上のメニューボタン(三本線)をタップすると、さらに便利な機能を利用できます。

- お気に入り: 翻訳結果画面でお気に入りアイコンをタップしたものを一覧で見ることができます。良く使う表現などを登録しておくと便利です。
- ウェブサイト翻訳: 翻訳したいウェブサイトのURLを入力すると、そのページ全体を自動的に翻訳して表示してくれます。海外サイトの情報収集に役立ちます。
- オフライン翻訳: あらかじめ翻訳したい言語の言語パックをダウンロードしておくと、インターネットに接続されていない環境でも翻訳機能を利用できます。海外旅行中のデータ通信節約に便利です。
- グローバル会話: 旅行や日常生活の様々な場面で使う基本的なフレーズがテーマ別にまとめられています。各表現は音声で確認することもできますので、旅行前に現地の挨拶や数字の読み方などを確認するとよいでしょう。
- 単語カード: イラスト付きの単語カードで、基本的な単語を音声付きで学ぶことができます。ちょっとした時間に語彙力を増やしたい場合に活用できます。こちらは旅行用というよりも言語学習用です。
Papago利用上の注意点
Papagoは非常に便利なツールですが、利用する上でいくつかの注意点があります。
- 翻訳精度について: 翻訳アプリ全般に言えることですが、Papagoも完璧な翻訳ができるわけではありません。特に、複雑な文章や長文、口語表現などでは、意味が通じるものの不自然な日本語になったり、直訳調で多少意味がおかしくなることもあります。シンプルな日本語で書くことを心がけてください。「挨拶や道順を尋ねるような旅行や日常会話で使うフレーズ」は比較的正確に翻訳できます。
- 音声翻訳の認識精度: 音声翻訳では、マイクを押すタイミングがずれたり、周囲の騒音が大きいと、正しく認識されないことがあります。また、早口で話したり、不明瞭な発音の場合も同様です。
- 画像翻訳の精度: 画像の状態や文字のフォント、明るさなどによっては、文字がうまく認識されず、翻訳に失敗したり、全く違う言葉に翻訳されることもあります。また、「部分翻訳」で指でなぞる際に、意図しない範囲まで選択してしまうと、誤った翻訳結果になることがあります。
まとめ
Papagoは、NAVERが提供する高性能な翻訳アプリであり、テキスト、音声、会話、画像といった多様な方法で13もの言語をリアルタイムに翻訳できる非常に便利なツールです。韓国旅行での言葉の壁を乗り越える手助けをしてくれます。
登録なしで基本的な機能がすぐに使える上、ウェブサイト翻訳やオフライン翻訳、グローバル会話、単語カードといった語学学習などにも利用できる便利な機能も搭載されています。
Papagoを賢く活用することで、より快適な韓国旅行が可能です。韓国旅行のお供として、ぜひPapagoをご活用ください。
コメント