こんばんは、ムスコです。
つい先日私は北京に2泊3日の弾丸旅行に行ってきました。その際に利用した航空会社が海南航空です。
正直に言えば、私は海南航空という航空会社を全く知りませんでした。しかし調べてみると海南航空は中国で4番目に大きい航空会社で、しかも中国唯一の5スター。期待せざるを得ませんでした。
日本では知名度も情報もあまりない海南航空、その全貌を明らかにしたいと思います。
海南航空について
海南航空は海南省を拠点にするFSC(フルサービスキャリア)の航空会社で、1993年に設立されました。
現在は中国で4番目に大きい航空会社と位置付けられていますが、中国の航空会社の中で唯一スカイトラックス社の5スターの評価を受けています。なんと9年連続で5スターを受賞し続けていて、長年高評価を受け続けています。
この理由の一つとしては、安全運行の記録を更新し続けているということがあります。大きな事故は設立以来一回も起こしていないという快挙に近い記録です。
中国の航空会社は特に日本ではあまり良い評価ではない航空会社が多いので、中国唯一の5スターという格付けは使用する際に大きな強みとなるのではないでしょうか。
マイレージについて
海南航空はワンワールド、スターアライアンス、スカイチームの3大アライアンスのいずれにも属していません。
その代わりに金鵬倶楽部(Fortune Wings Club)という中華系の航空会社が属しているアライアンスに属しています。
金鵬倶楽部に所属している航空会社は大新華航空、雲南祥鵬航空、天津航空、西部航空、香港航空、そして海南航空の6つです。
また、金鵬倶楽部には属していないけれど、提携している航空会社もいくつかあります。主要な航空会社だとエティハド航空、アラスカ航空、ヴァージンオーストラリア航空、ポルトガル航空などです。
積算率などより詳しくマイレージについて知りたい方は海南航空のホームページをご参照ください。
羽田空港でのチェックイン
私が利用したのは土曜日の早朝3時に羽田発の便だったため、羽田空港には深夜0時10分くらいに到着しました。
羽田空港での海南航空のチェックインカウンターは国際線ターミナルのBカウンターでした。
チェックインは20分ほどですみました。正直結構時間がかかると予想していましたが、想定外に素早く終わりました。
ちなみにチェックインカウンターのスタッフのほとんどは日本人でしたのでご安心を。
羽田発の機内設備とアメニティ
海南航空の羽田発の機内設備とアメニティは以下のようになります。
便名 | HU7920 |
使用機材 | Boeing 787-9 |
座席配置 | 3-3-3 |
シートピッチ | 約79cm |
シート幅 | 約43cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | 9インチ |
機内エンターテイメント | あり(中華系のドラマや映画が多め) |
読書灯 | あり |
電源 | なし |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | 不明 |
ブランケット | あり |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | イヤホンの配布 |
次に機内の様子について紹介します。
まずは座席の様子から。
座席は3-3-3でとても清潔です。また、LCCなどと比べ物にならないくらい座席は柔らかくとても快適でした。
また足元に関してもかなりのゆとりがあります。これくらい広ければ背の高い人でも全く問題ないと思います(ちなみに私の身長は165cmしかないので余裕すぎました)。
次にモニターについて。中華系の航空会社、というよりは短距離線ではモニターがつかないことが多いそうですが羽田発の海南航空便はモニターがついていました。
とっても綺麗だったのですが、残念ならが日本語表示はありませんでした。
ちなみにですが、映画やドラマ以外にTourism Informatinという場所があってそこからは各都市の観光情報についてアクセスすることができます。
これは中国についてですが、中国以外にも日本を含むアジア、ヨーロッパなどかなりの年の観光情報についてアクセスが可能です。
目的地に着く前に予習ということでこのコンテンツを眺めるのもいいかもしれませんね。
北京首都空港でのチェックイン
帰りは月曜日の朝7時20分発、成田行きの便に搭乗しました。
私は空港泊をしたため、朝の4時くらいにチェックインカウンターに行きましたがその時はまだチェックインカウンターは開いていませんでした。
そこから待つこと約50分の5時前にチェックインカウンターは開きました。早朝かつ搭乗する人があまりいないということが理由だと思います。
しかし、チェックインカウンターが開いた時にはもう既に2〜30人ほど集まっている状態でした。
私の後ろに並んでいた方々です。早朝にも関わらず、チェックインカウンターが開くのが遅かったので意外と混んでいます。
ラウンジなどでゆったりとしたいと考えている方は早めにチェックインカウンターに行くことをオススメします。
北京発の機内設備とアメニティ
往路と復路で大きく機材が異なっていたので、北京発の機内設備とアメニティについても紹介したいと思います。
便名 | HU439 |
使用機材 | Boeing737-700 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 約76cm |
シート幅 | 約43cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | なし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | あり |
電源 | なし |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | 不明 |
ブランケット | あり(座席に置いていないのでCAに頼んで持ってきてもらう) |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
正直に言えば、往路と比べると復路はかなり質素なイメージです。利用客があまりいないということもあって機材のグレードを下げているのだと思います。
まずは座席について。
座席に関しては行きと同じでとても清潔で座り心地も良いです。また、足元に関しても行きと同様にとてもゆとりがあって快適でした。
機内の様子はこちら。
普通に落ち着いた様子ですよね。騒いでいる人もおらず、普通に快適でした。
ただ残念なことに復路の機材にはモニターがついていません。そのため機内で充電することもできませんでした。ここだけが少々ネックでしたね(機内で爆睡していたので本当は全く影響ありませんでしたが)。
機内食
機内食は往路も復路も共に提供されたので両方とも紹介したいと思います。
2019年11月9日 HU7920便
往路に関しては私は予めホームページからベジタリアンフードを注文しておきました。出てきた機内食はこちら。
普通に美味しそうですよね。実際にとても美味しかったです。中華系の機内食はまずいことで有名だそうですが海南航空には良い意味でそんな常識も通用しませんでした。
2019年11月11日 HU439便
復路に関してもホームページからベジタリアンフードを注文していたのですがこちらに関しては却下されました。その理由はこちら。
往路と比べると非常に質素なんですよね。本当に軽食という感じです。
恐らくですが、往路と違って復路に関しては元々特別食を用意しない方針なのでしょう。往路が豪華だっただけに少々残念でした。
ちなみに味に関しては普通に美味しかったです。
サービス
海南航空はまずチェックインがすごくスムーズです。中華系の航空会社と言えば行列ができることで有名ですが海南航空はそんなことはありませんでした。
私が利用した便があまり利用客がいないという可能性もありますが、それでもスタッフの対応はかなりしっかりしていたと思います。
そして一番特筆すべき点は時間通りにきちんと搭乗が開始し出発することです。今回復路と往復2回海南航空を利用しましたが、搭乗開始時間は2回とも予定より早く始まりました。
また、出発に関しても時間通りに出発し、逆にあまりにもスムーズすぎて北京首都国際空港や成田空港が海南航空を受け入れられず、空港で30分から1時間くらい立ち往生するという珍事件があるくらいでした。
個人的感想では、海南航空はかなりしっかりした航空会社できちんとしたサービスを提供している航空会社だと感じました。
CA
CAに関しては全員中国人でした。彼女たちのサービス自体にはほとんど問題は見られなかったのですが、問題は彼女たちが一切英語を話せないという点です。
私は少々中国語を勉強しているのでなんとか意思疎通できましたが、基本的に外国人はCAとのやりとりに苦労していた印象があります。
海南航空の唯一残念と思った点です。
価格
海南航空は直前になればなるほど格安になります。
私が今回利用した便の航空券の価格は24,280円で、出発の2週間前くらいに購入しました。北京直行便でこれほど安いものはないというくらい安いです。
しかし、上には上があり、1週間前になって同じ便の価格を調べたらなんと約18,000円でした。
もちろん時期や航空券の売れ具合によって価格は変動しますが、海南航空はかなり安価に航空券を提供しているということを覚えといてそんはないと思います。
最終評価
個人的には5スターの名に恥じない素晴らしい航空会社だと思いました。航空券の価格からサービスまでどれを取っても満足のいくものでした。
もし北京に行きたいという方がいましたら、海南航空を利用して見てはどうでしょうか。とても満足できると思います。
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