こんにちは。オヤジです。
8月にバリ島に行った際にガルーダ・インドネシア航空のビジネスクラスを利用しました。初めてガルーダ・インドネシア航空を利用しましたが、6度「WORLD'S BEST CABIN CREW」を受賞しているエアラインらしく、キャビンアテンダントの方のおもてなしの良さが非常に印象に残りました。
今回の記事では、ガルーダ・インドネシア航空の成田空港でのチェックインからフライト体験まで詳細にお伝えいたします。
ガルーダ・インドネシア航空について
ガルーダ・インドネシア航空航空はインドネシアのフラッグシップキャリアで、2015年からスカイトラックス社のレーティングで最高評価である5スターを連続で獲得しています。
また、2023年度にはスカイトラックス社から「WORLD'S BEST CABIN CREW」を受賞しました。この賞は6回目の受賞となり、おもてなしに定評のあるエアラインです。
日本への直通は、今回私が利用した成田‐デンパサール(バリ)線と羽田‐ジャカルタ線が就航しています。
私が利用した際は成田‐デンパサールは週5日の運航でしたが、2023年10月29日より毎日運航されるようになりました(火曜日はマナド経由)。
コロナ前には関空‐デンパサール、関空‐ジャカルタ線も運航されていましたが、現在は運休中です。
アライアンスはスカイチームですが、ANAと提携しているため、ANAマイルを貯めたり、利用することも可能です。私も今回の旅行にはANAマイルを利用しました。
JALともコードシェアをしています。ただし、JALマイルを使用、または貯めるためにはJAL便として予約・発券が必要です。
ビジネスクラスの特典
今回にはラッキーなことにマイルでビジネスクラスを予約することができましたので、ガルーダ・インドネシア航空のビジネスクラスの特典についてまとめます。
- 各空港で専用のチェックインカウンターで搭乗手続きを行うことができる。
- 成田・ジャカルタ空港には優先レーンが用意されている。
- 各空港にて専用ラウンジを利用できる。
- 受託手荷物を64kgまで無料で預け入れできる。
WEBサイトには上記のように記載されているのですが、デンパサール国際空港でも入国時に優先レーンを利用することができす。
成田空港でのチェックイン時にデンパサール国際空港で利用できるSPECIAL LANEカードが渡されます。
リコンファームについて
ガルーダ・インドネシア航空のWEBサイトにはリコンファームについての記載があります。
滞在地の連絡先を事前にお知らせいただいていない場合、弊社支店にて直接リコンファームを行ってください。
滞在地の連絡先がないご予約はキャンセルされる場合もございますので、予めご了承ください。
今どきリコンファームが本当に必要なのか心配だったので、成田空港でのチェックインの際に係員に尋ねたところ、必要ない、とのことでした。
成田空港での手続き
成田空港でのガルーダ・インドネシア航空のチェックインカウンターは第1ターミナルの北ウィングです。
ビジネスクラス専用カウンターでの受付はもちろん、ビジネスクラスの場合は、SKY Prioirtyレーンを利用できますので、保安検査場の通過もストレスフリーです。
チェックイン受付は3時間前からになり、私が到着した時にはすでにチェックインが開始されていました。ビジネスクラスのチェックインカウンターが埋まっていたため列で待っていた所、エコノミークラスの方を差し置いて、エコノミークラスのカウンターでチェックインするよう係員が手配してくれました。
そこまでしなくても・・・とちょっと申し訳無い気持ちになってしましました。
KALラウンジ
成田空港第1ターミナルにはスカイチームのラウンジは現状KALラウンジしかありません。KALラウンジは、航空会社ラウンジにしてはかなり質素な部類に入ります。
以前はデルタ航空のラウンジが使えたそうですが、デルタ航空の成田空港撤退に伴い、KALラウンジのみとなってしまいまいました。
ビジネスクラスの食事が控えていることを考えると、ラウンジで食べすぎないようにするため、このくらい簡素な方が好都合かもしれません。
機材設備とアメニティ
往路はGA881便、復路はNH880便でしたが、いずれも機材はAirbus A330-300でした。
使用機材 | Airbus A330-300 |
座席配置 | 2-2-2 |
シートピッチ | 約188cm |
シート幅 | 約54cm |
レッグレスト | あり |
フットレスト | あり |
モニターサイズ | 15.4インチ |
機内エンターテイメント | あまり良くない |
読書灯 | あり |
電源 | あり |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | あり |
スリッパ | あり |
ビジネスクラスとしては、やや古めの座席で1世代前のビジネスクラスという感じでしょうか。
座席は当然フルフラットになります。
電源はユニバーサルタイプです。USBポートは座席横の使いやすい場所にあります。
収納はモニターの下と座席横にありますが、座席横はヘッドセットが入っているので、あまり多くのものは入りません。また、モニターの下の隣の座席との間にスペースがあります(赤枠の部分)。こちらも離着陸時を除いて使うことができます。
モニターのサイズは15.4インチです。エンターテイメントは日本の映画はありません。洋画の品揃えも今ひとつという感じでした。
アメニティキットは各座席に置かれています。
アメニティキットの中身は、靴下、アイマスク、耳栓、ブラシ、歯磨きセットとビジネスクラスのアメニティとしては標準的です。
個人的にポーチのサイズ感が非常に良く、その後の旅行で重宝しています。
機内サービス
搭乗するとウェルカムドリンクがサーブされます。
離陸後、ベルトサイン着用サインが消えると、軽食とドリンクがサーブされます。
往路では離陸後1時間くらいして機内食が提供され、到着2時間前に軽食が提供されます。復路は深夜便ということもあり、先に軽食がサーブされ、到着2時間前に朝食が提供されます。
キャビンアテンダントに日本人はいませんでした。日本語もほぼできないため、英語でコミュニケーションを取る必要があります。
ただ、キャビンアテンダントのサービスレベルはかなり高く、日系のエアラインと遜色がないレベルだと感じました。
機内食
往路と復路の機内食についてご紹介します。ガルーダ・インドネシア航空では、往路も復路もメニューは用意されておらず、キャビンアテンダントから口頭でメニューを案内されます。
2023年8月24日 GA991便
和食とインドネシア料理から選択可能です。
WEBサイトでは洋食も用意されてと、書かれていますが、品切れになったためか洋食の案内はありませんでした。
インドネシア料理です。前菜はサラダ、メインはチキンとターメリックライスです。サラダはフレッシュでした。チキンはナッツ風味の甘辛のソースがとても美味しく好みの味でした。デザートは抹茶ムースでこちらもクオリティが高かったです。
妻は和食をチョイス。こちらもどの料理もクオリティは高かったそうです。
到着前の軽食は、サテー、サンドイッチ、フルーツ盛り合わせ、ヌードルから選択可能です。
2023年8月29日 GA990便
ラウンジで軽く食事は取ったのですが、貧乏性なので復路もいただけるものはすべて頂いてしまいました。
到着2時間ほど前になると、朝食前のオレンジジュースがサーブされます。機内で飲む寝起きのオレンジジュースは本当にリフレッシュできます。
朝食も和食とインドネシア料理からのチョイスですが、離陸後ドリンクをいただく際に希望を聞かれます。
私は和食をお願いしたのですが、ご飯のクオリティが低く正直今ひとつでした。
妻はインドネシア料理です。インドネシア料理と言われましたが、完全に洋食ですよね。
妻はドリンクサーブの時にはすでに寝ており、起きてから朝食をお願いしたのですが、和食はすでになくなっていましたので、和食の方が人気があるようです。ただし、クオリティはインドネシア料理のほうが高いです。
価格とマイル
価格
ガルーダ・インドネシア便として予約する場合は、時期にもよりますが、成田‐デンパサール間のビジネスクラス往復で20万円台前半です。ただし、JAL便で予約すると、40万円くらい、ANA便ですと60万円を超えます。
参考までに、ANAマイルを使った場合、ビジネスクラスで一人往復60,000マイルです。それに加え、サーチャージや空港使用料、税金などが一人66,720円かかりました。
マイル
成田からデンパサールまでは直行便で片道3,472マイルです。ビジネスクラスを利用しANAマイルに加算する場合、積算率が125%ですので、往復で8,680マイル貯めることができます。
まとめ
初めてのガルーダ・インドネシア航空の搭乗体験は、座席や機内サービスは一世代前の印象でしたが、その一方でキャビンアテンダントのおもてなしは際立っていて、全体的には満足のいくものでした。
ビジネスクラスとしてはリーズナブルな価格と、便の時間帯が良いので、再び利用したいと思ってしまう搭乗体験でした。
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