こんにちは。オヤジです。
今回の記事では、バリ島のデンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)での入国方法についてお伝えします。電子税関申告書(eCD)の登録方法も写真つきで詳しく解説します。
バリ島入国準備
バリ島への入国は2023年12月2日現在、観光目的での短期滞在でもビザが必要です。到着時に空港で取得することも可能(到着ビザ, Visa on Arrival, VOA)ですが、事前に電子申請できますので、時短のためにも電子申請をおすすめします。
VOAの電子申請の手続き方法については、以下の記事をご参照ください。
Covid-19に関しては、規制はすべて解除されていますので特別な準備は不要です。
到着からイミグレーションへ
デンパサール国際空港に到着してからイミグレーションへの順路を写真付きで解説します。
空港に到着しましたら、"International Arrivals"というサインを目印に進んでください。
少し進むと"Immigration"という表記に変わります。イミグレーションまでは結構距離があります。
途中でSIMカードを売っていましたが、かなりの行列でした。
イミグレーションです。到着ビザを電子申請していない場合は、"VOA PAYMENT"と書かれた方に進みます。すでに申請済みの方は右手の方に進みます。間違う方が多いためか、この辺りには係員の方がいて、e-VOAを取得しているか確認されるので、迷うことは無いと思います。
ビジネスクラスを利用の場合は、一般のカウンターの右側に専用レーン、カウンターがあり、ほとんど待ち時間無しで入国審査を受けることができます。ガルーダ・インドネシア航空のビジネスクラスを利用の場合は、成田空港でのチェックイン時にSPECIAL LANEカードが渡されます。
入国審査から預け入れ荷物受取
デンパサール国際空港での入国には「入国カード」は不要です。イミグレーションではパスポートとe-VOA、搭乗券を渡し顔写真を撮影します。私は訪問の目的といつまで滞在するかと聞かれましたが、妻は何も聞かれませんでした。
事前に調べた限りでは、滞在先や帰国便について聞かれることもあるようですので、念のためホテル名・住所が確認できるものと帰りの航空機のEチケットを用意しておくと安心です。
パスポートを受け取りましたら、必ず入国スタンプが押されているか確認してください。
入国審査後は、預け入れ荷物を受け取ります。
e-VOAを取得した上で、ビジネスクラスの専用レーンを使用できましたので、あっという間に入国審査が終わり、預け入れ荷物が出てくるまで少し時間がかかりました。
荷物を受け取ると税関にすみます。
税関申告
eCDについて
税関申告は電子で実施する必要があります。以前は、紙での申請でしたが、現在は電子申請(eCD)のみとなっていますので、お気をつけください。
日本の空港でのチェックイン時に電子申請サイトのQRコードが印刷された用紙を渡されると思います。そのQRコードから申請可能です。
万が一、用紙を貰えなかった、または紛失した場合はhttps://ecd.beacukai.go.id/からアクセス可能です。
申請は2日前から可能ですが、当日日本の空港で搭乗を待っている間に申請するのが良いと思います。インターネットに繋ぐ必要がありますので、現地に着いてからだと、バタバタすると思います。
電子税関申告書(eCD)の登録方法
電子関税申告のサイトにアクセスします。
言語は英語かインドネシア語になりますので、Languageで"ENGLISH"を選択してください。
① | Full Name | 氏名。ローマ字で名姓の順番で記入 |
② | Email (optional) | Eメール(オプション) |
③ | Passport Number | パスポートナンバー |
④ | Nationality | 国籍。JP - Japanをプルダウンから選択 |
⑤ | Date of Birth | 誕生日。日 - 月 - 年の順番でプルダウンから選択 |
⑥ | Occupation (Job) | 職業。プルダウンから選択 CIVIL SERVANT:公務員 PRIVATE EMPLOYEE:会社員 ENTERPRENEUR:自営業 STUDENT:学生 等 |
⑦ | Address in Indonesia/ hotel name |
ホテル名。知人宅に泊まる場合は住所 |
⑧ | Place of Arrival | 到着場所。バリ島の場合はBALI(DPS)をプルダウンから選択 |
⑨ | Flight / Voyage / Other Carrier Number |
フライト番号 |
⑩ | Date of Arrival | 到着日。日 -月 - 年の順番。プルダウンから選択 |
ここまで記入しましたら、"NEXT"をタップして次のページに進みます。
Additional Data (追加データ)のページが表示されます。
① | Number of accompanied baggage | 荷物の個数 |
② | number of unaccompanied Baggage | 別送荷物の個数 |
③ | Number of family members travelling with you - only for passenger |
同行する家族の人数 同行者がいない場合は0を記入します。 |
④ | Name | (同行家族の)氏名 |
⑤ | Passport Number | (同行家族の)パスポート番号 |
⑥ | Nationality | (同行家族の)国籍 |
⑦ | Relationship | 同行家族との関係 Wife(妻)、Husband(夫)、Child(子供)などをプルダウンから選びます。 |
同行家族がいらっしゃる場合は、一人記入する毎に"ADD"をタップしてください。
"ADD"をクリックすると、同行家族が追加されます。同行家族が複数いらっしゃる場合は、人数分入力します。
全員の入力が完了しましたら、"NEXT"をタップします。
"Number of family members travelling with you - only for passenger"で入力した人数と詳細を入力した家族の人数が合わないと、"The number of members and details are not the same"というメッセージが表示され先に進むことができません。
"Information of Goods" (荷物の情報)のページに進みます。
それぞれの項目の概要を簡単に掲載しておきます。
a | 動物、魚類、植物およびそれらの製品 |
b | 麻薬、向精神薬、鋭利な刃物、銃器、弾薬、ポルノ等 |
c | 1億ルピア以上のルピア、その他の紙幣、または無記名手形 |
d | 10億ルピア相当以上の外貨 |
e | (乗客)紙巻きタバコ200本以上、葉巻25本または刻みタバコ100グラム、またはアルコール飲料1リットル以上。 |
f | (乗客)海外で購入・取得したもののうち、インドネシア出国時に持ち帰らない品物で1人500USドルを超えるもの |
g | 個人利用とみなされない量の輸入品。商業目的の輸入品 |
h | インドネシアから持ち出したBC3.4申告書の物品 |
通常はすべて"No"を選択し、"NEXT"をタップします。
IMEI(端末識別番号)の登録画面に遷移します。
こちらはインドネシアに90日以上滞在される場合のみ必要になりますので、90日未満の観光目的の滞在であれば空白のまま"NEXT"をタップすればOKです。
写真はありませんが、乗客の物品の輸入規制についての同意画面に遷移しますので、内容を確認のうえ、チェックボックスにレチェックを入れ"Send"ボタンをタップします。
税関
私達が税関に到着した際にはすでに長蛇の列でした。
ここまでノンストップだったのが嘘のような混雑ぶりです。これは税関を通過するのに相当時間がかかるかも、と嫌な予感がしましたが、列の進みが非常に早く10分かからず通過することができました。
税関では、あらかじめ保存していたeCDのQRコードを見せるだけでOKです。
まとめ
世界的なリゾート地であるバリ島は、数多くの観光客で賑わいます。そのため、入国時のイミグレーションや税関は混雑が予想されますが、VOAの電子申請やeCDの事前準備により、入国手続きをスムーズに進めることができます
この記事が皆様のバリ島入国をより快適で円滑にする手助けとなれば幸いです。バリの美しい時間をお楽しみください。
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