こんばんは、オヤジです。
2024年7月のシンガポール旅行では、文化的な中心地のひとつ、チャイナタウンを訪れました。色とりどりの看板が並ぶ通りや、歴史ある寺院、地元の人々で賑わう市場など、シンガポールの伝統と現代が見事に調和したエリアです。
本記事では、初めての方でも迷わないチャイナタウンの効率的な観光ルートと、見逃せないスポットを詳しくご紹介します。
アクセス方法
チャイナタウンへのアクセスは、MRT「チャイナタウン駅(NE4/DT19)」が最適です。
ノースイースト線とダウンタウン線が乗り入れており、市内の主要スポットからのアクセスも便利で、オーチャード駅からは約10分、マリーナベイ・サンズからは約15分で到着します。チャンギ国際空港からは直通ではありませんが、約40分程度で到着できます。
その他、トムソンコーストウェスト線「マクスウェル駅(TE18)」とダウンタウン線テロック・エアー駅(DT18)からも徒歩圏内です。
必見スポット
ブッダトゥース・レリック寺院(新加坡佛牙寺龍華院)
ブッダトゥース・レリック寺院は、シンガポールを代表する中国仏教寺院で、シンガポール屈指のパワースポットと言われています。
2007年に建立された比較的新しい寺院で、唐時代の建築様式を採用しています。
寺院名は4階の光宝殿に安置されてい仏陀の歯の聖遺物にちなんでいます。3階は仏教美術を展示した博物館になっいます。
屋上には静謐な庭園があり、瓦屋根の建物「萬佛閣」には転経器(マニ車)が設置されています
寺院ですのでノースリーブのトップス、ショートパンツ、ミニスカートでの入場は禁止されています。
- 基本情報
- 地図
住所 | 288 South Bridge Rd, Singapore 058840 |
電話番号 | +6562200220 |
WEBサイト | https://www.buddhatoothrelictemple.org.sg/ |
営業時間 | 7:00 - 17:00 |
定休日 | なし |
入場料 | 無料 |
パゴダストリート(宝塔街)
パゴダストリートはMRTチャイナタウン駅のA出口からすぐの場所に位置し、両側にカラフルなプラナカン様式のショップハウスが並んでいます。
ショップハウスはシンガポールやマレーシアで見られる、1階がショップ、2階と3階が住居になった建築様式です。
チャイナタウンのショップでは、マーライオングッズ、バティック柄の小物、中国の装飾品など、多様な商品を取り扱っていますので、お土産探しに最適です。
また、周辺には中華料理店やスイーツショップもあり、買い物の合間に休憩することもできます
スリ・マリアマン寺院
スリ・マリアマン寺院は、1827年に南インドからの移民によって建てられたシンガポール最古のヒンドゥー教寺院です。不調や病気を治す力で知られる女神マリアマンを祀っています。
寺院はドラヴィダ建築様式で建てられ、6重のゴプラム(大塔門)が特徴的です。このゴプラムは多くの神々や聖獣の像で装飾され、鮮やかな色彩が目を引きます。
内部には祈祷の広間があり、フレスコ画や曼荼羅の図表で装飾されています。
スリ・マリアマン寺院は、シンガポールのヒンドゥー教コミュニティの中心地であるとともに、その独特な建築様式と豊かな歴史により、重要な文化遺産および観光名所となっています。
- 基本情報
- 地図
住所 | 244 South Bridge Rd, Singapore 058793 |
電話番号 | +6562234064 |
WEBサイト | https://smt.org.sg/ |
営業時間 | 6:00 - 12:00、18:00 - 21:00 |
定休日 | なし |
入場料 | 無料 |
グルメ情報
チャイナタウンにはシンガポールを代表するホーカーセンターが2つあります。
ホーカーセンターはシンガポールの食文化を象徴する屋台型の飲食施設です。安価で多様な料理を提供し、地元の人々や観光客に人気があります。衛生管理が徹底されており、多くの店舗がホーカーセンターと呼ばれる屋内施設に集約されています。
マックスウェル・フードセンター
マックスウェル・フードセンターは、シンガポールで最も有名なホーカーセンターの一つです。
約100軒の屋台が集まり、地元の人々や観光客に人気の食事スポットとなっています。半屋内のアーケード内に小さな屋台が並び、安価で多様なローカルフードを提供しています。
最も有名な店舗は「天天海南鶏飯」で、ミシュランビブグルマンにも選ばれた絶品チキンライスで知られています。
朝から深夜まで営業しており、シンガポールの食文化を手軽に楽しめる場所として、多くの人々で賑わっています。
- 基本情報
- 地図
住所 | 1 Kadayanallur St, Singapore 069184 |
電話番号 | +6562255632 |
WEBサイト | https://www.nea.gov.sg/our-services/hawker-management/overview |
営業時間 | 8:00 - 2:00(店によって異なる) |
定休日 | なし |
チャイナタウン・コンプレックス(牛车水大厦)
チャイナタウンコンプレックスの2階には約230の屋台が集まるシンガポール最大のホーカーセンターがあり、多種多様なローカルフードを楽しむことができます。
1981年に完成したこのホーカーセンターは、赤、青、緑、黄の4つのエリアに分かれています。各エリアには特色ある料理が揃い、特に赤エリアは点心や麺類の人気店が多く、常に賑わっています。
マックスウェル・フードセンターと比べると更にローカル度が高くなりますが、活気ある雰囲気の中で、手頃な価格で美味しい料理を楽しむことができます。
チャイナタウン・コンプレックスの1階はマーケットになっており、地元の人々の生活を垣間見ることができます。
華人が当地に居住し始めた当時、シンガポールには水道設備がなく、牛車で水を運ぶ光景が一般的でした。当地では、牛車で水を運ぶ姿が頻繁に見られたため、この名前が付けられたそうです。
- 基本情報
- 地図
住所 | 335 Smith St, Singapore 050335 |
営業時間 | 7:00 - 22:00(店によって異なる) |
定休日 | なし |
チャイナタウンの歩き方
効率よく観光したい方には、以下のルートがおすすめです。
チャイナタウン駅のA出口を出て、まずはブッダトゥース・レリック寺院へ。荘厳な雰囲気と美しい建築様式を堪能したら、カラフルなショップハウスが立ち並ぶパゴダストリートで散策を楽しみ、お昼はローカルフードの聖地、マックスウェル・フードセンターでランチを楽しみます。
このルートで約半日かかりますが、時間があれば、チャイナタウン・コンプレックスやスリ・マリアマン寺院にも足を運んでください。特にスリ・マリアマン寺院は日本ではあまり馴染みのないヒンドゥー教の寺院で見応えがあります。
宿泊施設
チャイナタウンは宿泊場所としても立地が良くおすすめです。複数のMRTの駅を利用することができますので、シンガポール観光の拠点としても利用できます。
また、高級ホテルからリーズナブルなホテルまで多くのホテルがあり、予算に応じて選ぶことができます。
私が2024年7月に訪問した際には、Accorグループの「メルキュールICONシンガポール シティセンター」に宿泊しました。ホテルの詳細は下記の記事を参考にしてください。
まとめ
シンガポールのチャイナタウンは、歴史的建造物と現代的な要素が見事に調和した魅力的なエリアです。19世紀初頭に中国人居住区として発展し、現在でも伝統的な寺院やショップハウスが並ぶ活気ある街並みが特徴です。
特に、スリ・マリアマン寺院やブッダトゥース・レリック寺院などの宗教施設は、多民族国家シンガポールを象徴しています。
次回のシンガポール旅行の際には、ぜひチャイナタウンを訪れてください。
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