こんばんは、ムスコです。
ベトナムではなるべく時間とお金を節約するために夜行バスを駆使してベトナム南北縦断を行いましたが、ニャチャンーホイアンはかなり苦労を強いられました。
バスの移動が大変、というよりは予約からピックアップまでがベトナム人ではない自分にとってはかなり面倒でトラブル続きだったということです。
次に利用される方の参考になればと思い、ニャチャンーホイアンの乗車録をご紹介します。
予約
前回、ホーチミンーニャチャンの移動の際にVeXeReという予約サイトを利用したと書きましたが、今回もその予約サイトを利用して夜行バスを予約しました。
ネットでの支払いで、今回は事前にバス会社に行くことなく直接ピックポイントに来るように指示されました。
当日になるまでは特に何も気になることはなく、事は順調に進んでいました。
ピックアップポイント
私はピックアップポイントは基本的に全てバス会社である、という大きな勘違いをしていたため、当日になって初めてピックアップポイントが全く別の場所にあることに気がつきました。
しかし困ったことにそのピックアップポイントをGoogle Mapで調べてもよくわかりません。おまけにベトナム語と英語、それぞれで調べてみると全く別の場所を示したため本当のピックアップポイントがどこなのか全く分からなくなりました。
そこで、WhatAppを使って予約サイトに問い合わせたところ、市内から約10km離れた場所にある郵便局がピックポイントであると返事が来ました。
移動はかなり面倒なものの、ピックアップポイントが分かったことに安堵していましたが、これはまだまだ序盤にすぎません。
ピックアップポイントへの移動から場所の確認の連絡
さて、ピックアップポイントへの移動はニャチャンでチャーターしたバイタクのタクシーの運転手に連れて行ってもらいました。
市内から走ることおよそ20分、Ha Linhのピックアップポイントに到着します。が、周りにバス停らしいものは全くなくバイタクの運転手は本当にここなのかと疑って、私に連絡を促します。
ここで大丈夫と送られて来たメッセージを見せるも、どうも信じられなかったらしく自分でバス会社に連絡し始めます。すごいお節介な運転手ですね。
すると「外国人のピックアップポイントはそこではなくバス会社である」という旨を言われたと言いました。
なぜ外国人のピックアップポイントが異なるかというと、外国人にはピックアップポイントが非常にわかりにくく、また夜に一人でピックアップポイントにいるのは危ないからだ、と言われます。
大丈夫だと何度もいうものの、結局無理矢理バス会社に連れていかれました。そしてここで待つように指示されます。
WhatAppでの連絡を見せてもバス会社の人は英語が全く話せず、最終的にバス会社で待機することになりました。
夜行バスに乗るまで
さて、実はというとピックアップポイントはただの下見で(頼んでないのに16時ごろにピックアップポイントに勝手に連れて行かれた)、20時までバイタクをチャーターしていたのですが、このバイタクの運転手はなんと16時30分でもう終わりだと自分に伝えてきました。
その理由を尋ねると、今回のトラブルは俺のおかげで解決できた、もう料金分の働きは終えたと言ってきて、しかも最初の言い値の20倍の100万ドン(元々5万ドン)を請求してきました。
もちろん5万ドンは絶対に50万ドンになると思っていましたが、チャーターの時間を3時間30分切り上げられた上に100万ドン請求されたのではたまったものではありません。
結局50万ドンということで決着がつきバイタクの運転手と別れました。
という訳でバスの時間までかなり余裕があったため、そこらへんをうろつきたかったのですが、何故かバス会社の人に止められます。説明しようにも英語が全く通じず、どうしようもなかったので諦めて時間までバス会社で待機しました。
バス会社には椅子がなかったため、隅っこで1時間くらい立って待っていると、どういう経緯なのか、カウンターの中にある椅子に座りなさいとジェスチャーしてくれた。
お言葉に甘えて椅子に座るとなんとフルフラットのいすでとても快適でした。
さて、なんだかんだと時間は過ぎピックアップの時間に近づいた頃、一台のバスが到着しそのバスに乗るように言われました。
このバスに乗ってホイアンに行くのだと思っていたら、15分くらい移動したら急にバスが止まり乗客が全員降り始めたので一緒に降ります。
目の前にはHa Linhと書かれたバスがあったので、さっきまでのバスはピックアップポイントまでの送迎バスだということを理解しました(ピックアップポイントと指定された場所とは異なる)。
トラブル発生
さて、バスを乗り換えるために新しいバスに行くとなぜか入り口で待つように言われます。暇だったのでスマホを見るとWhatAppを見ると、通知の嵐が。
内容を要約すると「今どこにいるのですか。バスはあなたを待っています。」という内容でした。
今までのことを報告し、今バスに乗る所だというと、「あなたのバスは違うバスだ。」と言われる。
訳が分からず、バスの運転手にコンタクトを取ってみると今度は席に案内されます。やっぱりあってるじゃんと安心していると、バスの運転手がやってきて電話を渡してきます。どうやらWhatAppで連絡を取っていた人らしいが、電波が悪すぎて何を言っているか全く分かりません。
とりあえず運転手に今までの成り行きを報告すると、電話を代わって何やら話し込みます。最終的にこのバスで良いということを言われました。
しかし、自分が乗っているバスが正しいのか他のバスに乗っているのか全く分からなくて少々不安でした。
ちなみにこの後予約サイトから連絡が来ることはありませんでしたが、バス会社と全く連携が取れていないことに不信感を覚えました。
バスの乗り心地
バス自体は他のベトナムのスリーパーバスと同様の形状です。
水の配布はありませんが、枕と毛布は付いてきて、特に悪いとは感じませんでした。
が、他の乗客に問題があります。ベトナム人が通路で寝るという事案が多数発生したのです。しかも運の悪いことにムスコの横でも。
百歩譲って通路で寝るだけなら良いが、人の座席に足を入れてきたり、イビキをかいたりとロクでもありません。
そして、通路で寝ているためトイレに行くこともできません。
ベトナム人にとっては普通のことかもしれないので、私がベトナムの文化に対応できていないだけなのかもしれませんが、正直最悪でした。
ちなみに乗客の大半はベトナム人で、外国人は自分も含めてほんの数人です。このことを踏まえると、このバス会社はベトナム人のためのバスで、だからこそバス会社の人が英語を話せないことが理解しました。
最終評価
最終的に、バス自体はほぼ時間通りにホイアンに到着しました。バス自体の乗り心地はそんなに悪くありませんが、私には難易度が高すぎました。ピックアップポイントの分かりにくさ、バス会社との意思疎通のなさ、そしてベトナム人乗客のマナーの悪さ(あくまでも日本人にとってマナーが悪く感じること)。
また、バス会社と予約サイトの連携が全くとれてなく、このバス会社にいい印象を持つことはできませんでした。
今回の対応でVeXeReの対応にも不信感を覚えたため、この後のバスの予約を全てキャンセルしましたが、最終的に正解だったと思います。
もしHA LINHの乗車を考えている方がいましたら、今回の記事を参考にしていただけたら幸いです。
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