こんばんは。オヤジです。
前回記事にしたとおり、トルコ、ギリシア旅行は北京経由でのフライトを利用しましたので、北京首都国際空港で乗り継ぎをしました。
北京経由のフライトはリーズナブルなものが多いので、乗り継ぎで利用される方も多いと思います。
今回の記事では、JALもANAも利用している北京首都国際空港ターミナル3の全容から乗継方法までを分かりやすく解説します。
北京首都国際空港について
北京首都国際空港は1958年に開港した中国最大の空港であり、世界第3位の規模を持つ国際空港でした。
過去形にしたのは、2019年9月25日に単体ターミナルビルとしては世界最大の北京大興国際空港が開港したためです。
今後、スターアライアンス加盟の航空会社は北京首都国際空港を引き続き使う予定ですが、ワンワールド、スカイチーム加盟の航空会社は北京大興国際空港に移る予定です。
北京首都国際空港第3ターミナルの構造
北京首都国際空港は3ターミナル制で各ターミナルは24時間運行の無料のシャトルバスで結ばれています。
ターミナル | 利用航空会社 |
ターミナル1 | 海南航空グループ(海南航空、北京首都航空、天津航空)の国内線 |
ターミナル2 | 主にスカイチーム加盟各社 |
ターミナル3 | 主にスターアライアンス、ワンワールド加盟会社 |
北京首都国際空港の全体像に関しては、英語ですが下記のサイトの地図が分かりやすいのでご参照ください。
到着から乗り継ぎまで
到着から保安検査まで
到着フロアは3階です。
案内板の「Transfer」を目指して到着フロア中央を目指します。文字が黄色ですので、分かりやすいです。
到着するゲートにもよりますが、結構な距離を歩く必要があります。
写真がボケていてすみません。しばらく歩くと係員が立っている入口がありますので、その中に進みます。乗り継ぎも入国審査も近いエリアにありますので、人の流れに付いていけば間違いありません。
更に進むと上のような案内板があります。「国際線/香港・マカオ・台湾乗り継ぎ(Int'l/HK, Macau, Taiwan Transfer)」を目指してください。
以前はシンプルに「国際線乗り継ぎ」と書かれていましたが変更になっていました。香港・マカオ・台湾は中国の一部だという政治的主張を反映しているのだと思います。
入国審査を過ぎた更に奥に乗り継ぎカウンターがあります。
今回は入国審査の前を通りましたが、乗り継ぎカウンター側の到着ゲートから来る場合は、入国審査場の手前に乗り継ぎカウンターがあります。
北京首都国際空港での乗り継ぎは5度目でしたが、こんなに空いているのは初めてでした。いつも相当混んでおり、長蛇の列です。乗り継ぎ便までの時間がない場合は、近くにいる係員にその旨を伝えるとシールをもらえ優先的に乗り継ぎ手続きをしてくれます。
乗継便のチケットを持っていない場合は、乗り継ぎカウンターに向かうまでの間にあるカウンターで発券をしてください。復路では、発券していない人が結構な割合でいました。
ここから先は写真撮影禁止ですので、言葉での説明になります。
国際線乗り継ぎカウンターには自動ゲートがあります。往路は有人カウンター、復路は自動ゲートでの手続きでしたが、いずれもパスポートと乗継便のチケットを提示、もしくはスキャンすれば手続き完了です。有人カウンターの場合も質問はありません。
乗り継ぎカウンターを過ぎると、ひとつ下の階に降り保安検査を受けます。エスカレーターがあるのですが、動いているのを見たことがないので、階段かエレベーターで降ります。
保安検査の前に、再びパスポートと乗継便のチケットを係員に提示します。ここは有人カウンターのみで1箇所しかありません。
保安検査の機械も2台しかありませんので、保安検査完了まで非常に時間がかかります。
北京首都国際空港の保安検査は非常に厳しく、手荷物をスキャンする前に、色々な質問を受けます。特にお土産等がある場合は、成分までチェックされることがあります。
また、ボディスキャナーが男性はほぼ100%引っかかるようになっており、係員による入念なチェックを受ける必要があります。
今まで実際に経験した乗り継ぎの所要時間は、飛行機到着から保安検査場を抜けるまで約30分〜1時間30分です。平均では40分くらいです。乗継便を使われる場合は、余裕を持ったスケジュールにすることをおすすめします。
保安検査通過後
ターミナル3の国際線出発エリアは2階です。まずはその構造についてご説明します。
上の左上の小さな地図のように、ショップやレストランがあるターミナルの中心部(紺の部分=大きな地図)から3方向にゲートが伸びている構造になっています。ターミナル3の国際線ゲートは頭にEが付いています。
北京首都国際空港は巨大ですが、最初に上記の構造を理解していただければ、分かりやすくなると思います。
保安検査を抜けると正面にフライトボードがありますので、まずはご自身の乗継便のゲートをご確認ください。
ゲートは位置にもよりますが、中心部から最大20分程かかりますので、余裕をもって行動してください。
フリーWi-Fi
北京首都空港でもフリーWi-Fiは利用できますが、少々難易度が高いです。
「AIRPORT-FREE-WIFI-NEW」というアクセスポイントを選択します。
アクセスポイントに接続するとこの画面が表示されます。英語の表記もありますが、このままでも問題ないと思います。
一番左がWechatを使ってのログイン、真ん中は携帯電話番号でのログイン、右は機械で発行したIDとパスワードを利用したログインのボタンです。
私はWechatのアカウントを持っていますので、Wechatを使って利用しましたが、持っていない場合は、「Self-Service Machine」と書かれた機械を利用してIDとパスワードを発行してください。
以下、Wechatを使ってのログイン方法です。
「微信登录」というボタンを押すと、上記の画面が表示されますので「Open」をタップしてください。
すると”WeChat”で開きますかと効いてきますので「Open」をタップしてください。
この画面が出るとログイン完了ですので右上の「Done」ボタンを押すとインターネットにアクセスすることができます。
正直北京首都国際空港のFree Wi-Fiは遅いです。WEBサイトを見るだけでもややストレスを感じます。
それに加え、北京首都国際空港に限ったことではありませんが、中国では私たちが普段使っているサービスの大部分を利用することができません。下記は利用できない主なサービスです。
- Goolge(Googleマップ、Gmail含む)
- Yahoo
- LINE
一番困るのは何かを調べる時にGoogleもYahooも使えないことです。代わりにマイクロソフトのBingか中国のBaiduを利用する必要があります。
乗り継ぎ時間があるからと言って、北京首都国際空港でインターネットを使った調べ物や作業をガッツリするという計画をたてるのはやめたほうが良いです。
北京首都国際空港ターミナル3の施設
北京首都国際空港ターミナル3はショップ、レストランともそこそこ充実しています。
ただし、中国の空港のショップは基本空港価格ですし、ブランド品も関税の関係で高いので、北京首都国際空港での買い物はおすすめしません。
レストランはスターバックやケンタッキーフライドチキンなど馴染みのものから、ローカルレストランまで揃っています。
まとめ
北京首都国際空港ターミナル3について乗り継ぎ方法をメインにご紹介しました。巨大空港ですが、空港の構造を理解すれば迷うこともないと思います。
インターネット環境など中国は他国と違う部分もありますので、その点の注意点も合わせて記載しましたので、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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