こんばんは。オヤジです。
ゴールデンウィークのタイ旅行の最大の目的は世界遺産に登録されているアユタヤ観光です。
アユタヤはバンコクから日帰りで行くことが可能ですので、多くの観光客が訪れています。
今回はバンコクからアユタヤへのアクセスとアユタヤで絶対に見逃せない遺跡7選をお届けします。
アユタヤ歴史公園について
アユタヤ歴史公園はタイのアユタヤ王朝時代の歴史遺跡群を指し、ユネスコの世界遺産に「古都アユタヤ」として登録されています。
アユタヤ王朝は1351年〜1767年に存在し、全盛期にはラオス、ミヤンマー、カンボジアの一部を領有するほど栄えましたが、1767年にミヤンマーのコウバウン王朝の攻撃を受けて滅亡しました。
その際に、アユタヤの建造物や石像は徹底的に破壊されました。アユタヤの建造物の多くが比較的新しいにもかかわらず、そのほとんどが原型を残していないのはこのためです。
バンコクからアユタヤの行き方
バンコクからアユタヤへの行き方は大きく分けて4つあります。
- 乗り合いミニバン(ロットゥー)
- 鉄道
- タクシー/チャーター車
- 船
乗り合いミニバン(ロットゥー)
以前はバンコク−アユタヤ間のバスが運行されていましたが、現在は休止中ですので、乗り合いミニバンが一番利用されている移動方法ではないでしょうか。
ミニバンはBTSのビクトリーモニュメント駅戦勝記念塔の前とモーチット・バスターミナル(北バスターミナル)から運行されています。
料金は60バーツ〜80バーツと激安です。
運行時間は決められておらず、人が集まったら出発するというスタイルですが、アユタヤ行きは頻繁に運行されています。
アユタヤまでの所要時間は1時間半〜2時間です。
私も最初はモーチット・バスターミナルから乗り合いミニバンでアユタヤまで行く予定でした。
モーチット・バスターミナルについてはムスコが記事を書いていますので、参考にされてください。
鉄道
国鉄のファランポーン駅からアユタヤまで行くことができます。
料金は座席のクラスによって異なりますが、最安で15バーツ(普通列車の場合)〜です。
所要時間は特急で1時間半くらい、普通列車で2時間〜2時間半くらいです。国鉄は30分〜1時間くらい遅れるのが当たり前ですので、国鉄駅のレトロな雰囲気や車内の庶民的な雰囲気を楽しみたい方以外はあまりおすすめしません。
タクシー/チャーター車
こちらは完全に交渉制です。
私はバンコクとアユタヤ間の往復とアユタヤでの移動、ガソリン代を含めて3,000バーツでタクシーを利用しました。事前情報だと2,500〜3,000バーツが相場と聞いていましたので、ボッタクリ価格ではないと思います。
アユタヤでの観光はレンタサイクルかトゥクトゥクを貸し切りるのが一般的ですが、私がバンコクで調べたアユタヤの予想気温は約40度でしたので、レンタサイクルは断念。トゥクトゥクも相当ボッタクリ価格をふっかけてくると聞いていましたので、バンコクからのタクシーの貸切にしました。
タクシーでのバンコクアユタヤ間の所要時間は約1時間半ほどでした。
実際アユタヤでレンタサイクルで観光している人は皆無でした。
船
バンコクからアユタヤまでは船で移動することも可能です。個人手配も可能ですが、時間がかかる上にアユタヤの船着き場から遺跡までは少し距離がありますすので、ツアーなどで利用するのが良いと思います。
往復とも船というプランもありますが、行きはバスや車で帰りはビュッフェランチを楽しみながら船で移動というプランが最も一般的です。
Voyaginなどで予約可能です。
必見スポット7選+α
世界遺産アユタヤには非常に多くの見どころがあります。その中で個人的に絶対に見逃せない遺跡7つをご紹介します。
ワット マハータート(Wat Mahathat)
ワット マハータートは14世紀に建立された重要な寺院のひとつです。おそらくアユタヤでもっとも有名な遺跡がワット マハータートではないでしょうか。
アユタヤというとこの木の根元にある仏頭をイメージする方も多いと思います。
実際今回行った遺跡で一番人が多かったのがワット マハータートです。仏頭の前は記念撮影をする人たちですごい行列でした。
ワット マハータートは廃墟となっており、建物も仏像も徹底的に破壊されています。
それでも広大な敷地に残っている建物跡や破壊された数々の仏像は往年の繁栄を想起させます。
営業時間 | 8:00〜18:00/ライトアップ(19:00〜21:00) |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 50バーツ |
ワット タンミカラート(Wat Thammikarat)
ワット タンミカラートはガイドブック等であまり紹介されることのないマイナーな遺跡だと思います。
数多くの鶏の像が祀られており、他の寺院とは全く異なる趣の寺院です。
メインの仏塔は獅子によって守られています。アユタヤの遺跡で獅子像があるのはワット タンミカラートのみだそうです。
破壊された礼拝堂は、仏教の遺跡というより、ギリシアや中東の遺跡を彷彿させます。
廃寺のようですが、奥には新しい礼拝堂もあり現役の寺院としても機能しています。
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 20バーツ |
ワット プラシーサンペット(Wat Phra Si Sanphet)
ワット プラシーサンペットはアユタヤ王宮内にあった最も重要な寺院で、バンコク王朝におけるエメラルド寺院のような存在です。
この3つの仏塔がワット プラシーサンペットのシンボルです。
ワット プラシーサンペットも建造物や仏像が徹底的に破壊されています。
営業時間 | 7:00〜18:00/ライトアップ(19:00〜21:00) |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 50バーツ |
ヴィハーン プラモンコンボピット(Viharn Phra Mongkol Bopit)
ワット プラシーサンペットの南にあるヴィハーン プラモンコンボピットは美しい白と赤の外壁が特徴です。
中に入るとアユタヤ最大の大きさと言われる黄金仏像があります。
タイ全土からの参拝者が絶えないヴィハーン プラモンコンボピットは当日も多くの参拝客で賑わっていました。
営業時間 | 8:00〜18:00 |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
ワット ローカヤスターラーム(Wat Lokaya Sutharam)
広大な草原に悠々と寝そべる高さ5m、全長28mの巨大寝釈迦仏です。
1956年に復元され80歳で入滅した仏陀をあらわしているそうです。
営業時間 | 24時間 |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
ワット チャイワッタナーラーム(Wat Chaiwatthanaram)
今回訪れた中で個人的に一番気に入ったのがワット チャイワッタナーラームです。
他の遺跡よりも修復が進んでおり、非常に美しい姿を楽しむことができます。
建築様式はアンコールワットなどアンコール遺跡を彷彿とさせます。
ワット チャイワッタナーラームは「愛の運命」というタイのテレビドラマのロケ地となったことで話題を呼び、恋愛パワースポットとしてタイ女性に人気のスポットだそうです。
営業時間 | 8:00〜18:00/ライトアップ(19:00〜21:00) |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 50バーツ |
ワット ヤイチャイモンコン(Wat Yai Chai Mongko)
ワット ヤイチャイモンコンは仏塔と白い寝釈迦仏が見どころです。
仏塔はアユタヤの他の遺跡と違い階段で上に昇り内部に入ることができます。
黄色い袈裟をかけられた白い巨大な寝釈迦仏です。白い寝釈迦仏は他ではあまり見ないと思います。
寝釈迦仏の足の裏にコインを貼って願い事をすると、その願いが叶うと言われています。
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 無休 |
拝観料 | 20バーツ |
番外:バーンパイン宮殿(Bang Pa-In Palace)
アユタヤの遺跡群からは少し離れていますが、もし可能でしたらバーンパイン宮殿にも足を伸ばしてください。
通常は無休ですが、私が行ったときには王様の即位のパレードと日にちが重なっていたため、臨時休業で中に入ることができませんでした。
営業時間 | 8:00〜16:00 |
定休日 | 無休(臨時休業あり) |
拝観料 | 100バーツ |
ロケーション
今回ご紹介した遺跡7選+αの位置関係は下記の地図でご確認ください。
王宮を除き車で回り約4時間ほどの所要時間でした。
まとめ
アユタヤはバンコクから日帰りで観光することができます。
多くの素晴らしい遺跡に満ち溢れていますので、バンコク旅行の際にはぜひアユタヤまで足を伸ばしてください。
きっと満足していただけると思います。
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