こんばんは、ムスコです。
年末はモロッコのマラケシュに行ってきたのですが、その理由はとても簡単でとても安かったかたらです。
東京からウィーンまで47,000円、ウィーンからマラケシュまで28,000円、計75,000円程度でモロッコまで行くことができたのです。
年末年始にかけてこの価格でモロッコまで行けたのは奇跡に近いと思います。
オーストリア航空は初めて利用したのですがとても利用しやすい航空会社だと感じました。
オーストリア航空について
オーストリア航空は、ウィーンを拠点にしたオーストリアのフラッグ・キャリアです。ウィーン国際空港をハブ空港としており、第3ターミナルはオーストリア航空(スターアライアンス)専用のターミナルとなっています。
オーストリア航空はオーストリアのフラッグキャリアですが、その実態はルフトハンザグループの傘下の航空会社です。もちろん、元々は独立した航空会社であったが、2009年にルフトハンザグループがオーストリア航空を買収したのです。
オーストリア航空は日本にも乗り入れしており、成田〜ウィーン路線を週5日運行しています。
マイレージについて
オーストリア航空はヨーロッパ最大規模の「Miles&More」という、ルフトハンザ航空のマイレージクラブに属しています。
Miles&Moreを利用している航空会社は、オーストリア航空、ルフトハンザ航空、LOTポーランド航空、クロアチア航空、ルクスエア、コンドル航空などがあります。
また、オーストリア航空はスターアライアンスに加盟しているため、スターアライアンスの各航空会社とも提携も可能です。日本で言えばANAマイレージクラブに加算することができます。
ウィーン国際空港でのチェックイン
オーストリア航空はウィーン国際空港の第3ターミナルでチェックインを行います。ウィーン国際空港の第3ターミナルはオーストリア航空専用(スターアライアンス)のターミナルです。
主要なチェックインの方法は、チェックインカウンターでチェックインを行うのではなく、オンラインチェックインやキオスクでチェックインを行い、受託手荷物のある方のみチェックインカウンターでドロップオフをするというやり方です。
キオスクでチェックインを終えると、このような荷物タグが発行されるのでそれを荷物につけたらチェックインカウンターに行って荷物を預けます。オンラインでチェックインを済ませた方も、キオスクで荷物タグのみを発行することができます。
オーストリア航空専用ターミナルということもあって、このようなやり方でチェックインは行われています。
スムーズにチェックインを終えることができるのでラウンジなどに寄るつもりのがない方はゆっくり行っても問題ないでしょう。
受託手荷物について
オーストリア航空は、フルサービスキャリアですが、Economy Light運賃の場合は受託手荷物が有料になります。
23kg×1の片道料金が25ユーロなので、往復で預ける場合50ユーロの追加料金が課されるということになります。
そのため機内に持ち込みをしようとする方が多いのですが、流石にその対策を取っており、ゲートへ向かう前にラッゲージチェッカーと職員がいて、キャリーバックや明らかに重量オーバーな荷物を持っている人を対象に検査が行われます。
そこで超過重量の場合は追加料金を徴収されたりします。そのためあらかじめ受託手荷物を購入しておくのが無難だと思います。
機内設備とアメニティ
次にウィーン〜マラケシュ区間のオーストリア航空の機内設備とアメニティについてご紹介します。
使用機材 | Airbus320 |
座席配置 | 3-3 |
シートピッチ | 76.2cm |
シート幅 | 45.72cm |
レッグレスト | なし |
フットレスト | なし |
モニターサイズ | なし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | あり |
電源 | なし |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | あり(有償) |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
機内の様子
まずは機内全体の様子から。
機内は結構窮屈です。機材の狭さは短期路線独自のものであると思いますが、搭乗した感じLCCとあまり大差ありませんでした。
乗客層はほぼ7割〜8割がオーストリア人などの欧州系の人々、残り2割がモロッコ系の人々、ほんの数人私みたいなアジア系というイメージです。
4時間というそこそこ長いフライトに加え、ヨーロッパからアフリカに行く路線なのですが、短距離線という扱いなのでしょう、残念ながらモニターはありませんでした。
足元に様子はこのような感じです。私はそこまで窮屈だとは感じませんでしたが、隣に座っていた180cmを越えていそうな白人の方は前の椅子に膝をつっかえていてとても大変そうでした。
機内食
ウィーン〜マラケシュ区間は4時間のフライトなのでもちろん機内食は提供されます。
特別食の提供も行っており、お肉の食べれない私はベジタリアンフードをあらかじめ申請しておきましたが、問題なく提供されました。
2019年12月25日 OS899便
離陸から1時間くらい経った頃に機内食の提供が始まります。通常の機内食を配り始める前に特別食の方から先に機内食は提供されました。
ベジタリアンフードは以下のようになります。
今回のベジタリアンフードはカレーでした。見た目は正直美味しいのか疑問に思いましたが、意外と美味しかったです。また、これに加えてパンも配られます。
他社の通常の機内食に比べると少々量が少なく感じますが、味はとても満足のいくものでした。
2019年12月29日 OS900便
復路に関しても、離陸後1時間くらい経った時に機内食が提供されました。
復路のベジタリアンフードも、往路と同じくカレーでしたが、カレーの中身が違っていたので味を楽しむことはできました。
ただ、通常の機内食がペンネで、お肉も入っておらずとても美味しそうだったのが印象的でした。私もそっちが食べたかったです・・。
価格
ウィーン〜マラケシュ区間の受託手荷物を抜いた料金は173.08ユーロ(約21,000円)でした。
それに受託手荷物料金の50ユーロを加えた総合的な料金が223.08ユーロ(約27,000円)でした。
受託手荷物料金を含めてもフルサービスキャリアのフライトと考えればかなり格安の運賃だと思われます。
総合評価
機材に関してはLCCとあまり大差ないように感じましたが、一方できちんとドリンクや機内食は提供され、またCAに関してもかなりサービスはしっかりとしています。
ヨーロッパからアフリカへ行くフライトを考えている人はあまりいないようですが、ヨーロッパからアフリカに行くと日本から直接行くより割安になることが多々あります。
今回はウィーンからマラケシュというルートでしたが、モロッコに是非行ってみたいという方はヨーロッパ旅行の合間に訪れてみてはどうでしょうか。
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