こんばんは。オヤジです。
観光都市アテネは公共交通機関が非常に充実していますので、大部分の観光地には公共交通機関を利用して行くことができます。
また、同じチケットでバスやメトロに乗車することも可能になっており、旅行者に非常に優しいシステムです。
それでは具体的にアテネの公共交通機関についてご説明します。
アテネの公共交通機関
アテネ市内で利用できる公共交通機関は、メトロ(地下鉄)、バス、トロリーバスそしてトラムです。
そのほかに国鉄や船もありますが、市内の主要観光地を回るだけでしたら、上記の4つの交通機関を使いこなせれば問題ありませんので、この記事では省略させていただきます。
アテネ公共交通機関のチケットについて
チケットの種類
アテネの公共交通機関はICカードでも利用できますが、旅行者はチケットで十分だと思います。チケットは行き先(距離)ではなく、時間により価格が決まります。
メトロ、バス、トロリーバス、トラムは同じチケットで乗車することができますし、1日券や5日券などもあり旅行者が非常に利用しやすいシステムになっています。
チケットは下記の3種類あります。
- 90分間=1.40ユーロ(約170円)
- 24時間=4.50ユーロ(約545円)
- 5日間=9ユーロ(約1,090円)
その他、90分チケットの回数券もあります。
時間を気にしなくて良い24時間チケット、2日以上アテネ観光する場合は5日間チケットを購入するのが良いと思います。
注意点としては、アテネ国際空港に行くためには上記のチケットでは行けず、空港行きのチケットを購入する必要があります。
チケットの購入方法
チケットは駅の窓口か自動券売機で購入することができます。
窓口では欲しいチケットを伝えるだけでOKです。窓口によってはクレジットカードを使えないことがありますので、現金を用意しておくと安心です。
自動券売機はメトロの駅にあります。以下、自動券売機でのチケットの購入方法を説明します。
最初に券売機の言語を選択します(日本語はありません)。
以下は英語表記での購入ガイドです。
「Buy Travel Product」を選択します。
市内観光の場合は、「Athens Area」を選択します。空港に行く場合は、「Athens & Airport」を選択してください。
次に券種を選びます。
一日観光の場合は24時間タイプを選んでください。
枚数を選択し、「Cash」か「Bank Card(クレジットカード)」を選びます。
チケットは最初の利用時に右端に利用日時が印字されます。
バスの場合、私が利用した限りにおいては、近くに券売機や窓口はありませんでしたので、バスだけを利用する場合はメトロの駅などであらかじめ購入されておくのがよいと思います。
チケットの詳細についてはオフィシャルサイトをご確認ください。
メトロ(地下鉄)の乗り方と車内の様子
アテネのメトロの駅はMをモチーフにしたデザインの看板がありますので、それを目印にしてください。
すべてのメトロの出入口にエスカレーターがあるわけではありませんので、大きな荷物を持っている時は注意が必要です。
チケットは紙製ですが、ICカードチップが組み込まれていますので、メトロへの乗車時には改札で読み取り機にチケットをかざして入場します。
メトロの駅構内は日本の地下鉄に雰囲気が似ています。
メトロは何度か利用しましたが、車両は電車により綺麗さにかなりばらつきがあります。
写真のメトロの車内は落書きされており、綺麗とは言い難いですが、別の機会に乗車した車両は比較的綺麗でした。
メトロは降車時にも改札にチケットをタッチする必要があります。
アテネのメトロで注意すべき点は治安面です。スリが多いので細心の注意を払う必要があります。特に夜の時間帯は電車の本数も少なくなり、車内も混雑しますので、特に注意が必要です。
メトロの路線などの詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。
バスの乗り方と車内の様子
アテネはバス路線が非常に発達していますので、うまく使いこなすことができると目的地に安価に行くことができ便利ですが、旅行者が路線を覚えるのは非常に困難です。
そんなときに役立つのが、イスタンブールでも大活躍したMoovitというアプリです。
目的地をMoovitに入れるだけで、現在地から徒歩ルートを含めた交通機関の情報が表示されますので、Moovitに従うだけで目的地まで行くことができます。
Moovit: 公共交通機関
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さて、肝心のバスの乗り方についてです。
多くの路線が停車するバス停は写真のように電光掲示板があり、どのくらいでバスが到着するかわかるようになっています。
目的のバスが来たら手を上げて乗車の意思を伝えてください。
バスが停車しましたら、乗車口にある機械にチケットをかざして乗車します。
アテネのバスの車内には掲示板があり、現在地や目的のバス停まであといくつバス停があるかが分かるようになっていますので、旅行者でも安心して乗車することができます。
降車する際には車内にある降車ボタンを押します。この点は日本と同様ですね。降車時には何もする必要はなく、そのまま降車します。
トロリーバスとトラムに関しましては、一度も利用しませんでしたので、実際には確認していませんが、事前に調べた限りでは、バスと同様に乗車時にチケットを機械のセンサーにかざす必要があります。
アテネ市内のバスについて更に詳しく知りたい方は下記のOASAのオフィシャルサイトをご参照ください。
まとめ
アテネは世界的な観光都市だけのことはあり、公共交通機関が非常に発展しており、主要な観光地は公共交通機関だけで回ることが可能です。
料金面もリーズナブルなうえに、1日券や5日券があるなど観光客に非常に優しいシステムになっています。
反面、メトロの駅以外にチケットを購入できる場所が少なく、バスだけの利用の場合は少々不便を感じるかもしれません。
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