こんばんは、オヤジです。
2024年8月にバンコク経由でラオスのルアンパバーンに行ってきましたが、東京-バンコク間でANAのビジネスクラスを利用しました。
ANAのビジネスクラスは本当に久しぶりで何と5年振りの搭乗でした。コロナ禍を経て以前と変わったところもありましたので、この記事で詳しくご紹介します。
ANAビジネスクラスの特典
最初にANAのビジネスクラスの主な特典について簡単にまとめます。
- 空港サービス
- プライオリティチェックイン専用カウンター利用
- ANA LOUNGEの利用
- 優先搭乗・優先降機
- 優先手荷物取り扱い
- 機内サービス
- フルフラットシート(機材による)
- プライバシーを考慮した配置
- アメニティの提供(路線による)
- ビジネスクラス専用機内食
- プレミアムな飲み物(シャンパンなど)
- 手荷物許容量
- 預け入れ荷物:2個(1個あたり32kg)まで無料
- 機内持ち込み荷物
- マイル加算
- 通常より多くの搭乗マイル獲得が可能(区間、予約クラスによって加算率が異なる)
今回利用した便について
今回は往路と復路で東京の空港が異なっており、往路は成田発で、復路は羽田着でした。
バンコクは発着ともにスワンナプーム国際空港です。
便名 | 出発空港 | 出発時間 | 到着空港 | 到着時間 |
---|---|---|---|---|
NH805 | 成田 | 19:10 | スワンナプーム | 23:55 |
NH850 | スワンナプーム | 21:35 | 羽田 | 5:50 |
成田空港での手続き
チェックインから出国まで
ANAは成田空港では第1ターミナルを使用しています。
ビジネスクラスは専用チェックインカウンターを利用可能です。保安検査もスターアライアンスのゴールドトラック(Gold Track)を利用可能です。
スターアライアンスゴールドトラックを利用するためには下記の資格が必要です。
- スターアライアンス加盟航空会社の運航便のビジネスクラスかファーストクラスに搭乗予定であること
- スターアライアンスゴールドステータス(ANAではダイアモンド、プラチナ、スパーフライヤーズ)を保持しスターアライアンス加盟航空会社の運航便に搭乗予定であること
私が利用した時は空いていたこともありますが、第1ターミナル到着から保安検査を受け出国するまで10分もかかりませんでした。
ANAラウンジ
出国後はANAラウンジで出発時間までゆっくりと過ごしました。成田空港空港には3つのANAラウンジがあります。そのうちの一つは到着ラウンジですので、出発時に利用できるのは2つです。
第2サテライトと第5サテライトにありますが、私達が利用したのは、第5サテライトのANAラウンジです。
第5サテライトのANAラウンジの詳細は下記の記事をご参照ください。
搭乗
ビジネスクラスは優先搭乗の対象になっています。
搭乗グループは2でANAダイアモンド会員の次のグループで、ANAプラチナ会員、スタフライヤーズ会員、スターアライアンスゴールドメンバーと同じグループです。
スワンナプーム国際空港の手続き
入国手続き
ビジネスクラス利用者はスワンナプーム国際空港到着時に、優先保安検査場(FAST TRACK)を利用することができます。私達が利用した時は、通常の保安検査場も並ばずに利用できましたので、優先保安検査場は利用しませんでした。
預け入れ荷物も優先して出てきますが、あまりにも早く保安検査場を通過したため、荷物が出てくるまで、しばらく待つ必要があったほどです。
スワンナプーム国際空港での入国の流れは下記の記事もご参照ください。
チェックインから出国まで
ANAのスワンナプーム国際空港でのチェックインカウンターはLアイランドにあります。
空港のちょうど真ん中あたりです。
チェックインは出発予定時間の3時間前から可能ですが、ANAの前に使っていたベトナム航空の搭乗手続きが長引き、実際にチェックインが始まったのは予定時間を10分ほど過ぎてからでした。
ビジネスクラス及び、ダイアモンド会員を除く上級会員専用のカウンターは2つでした。
搭乗手続きの開始時にはかなりの方が並んでいましたので、待つのがお嫌いな方は早めに並ばれるのが良いと思います。
ビジネスクラスを利用した場合、出国時も優先保安検査場(FAST TRACK)を利用することができます。
優先保安検査場は空港の両端にありますが、私達は右端の保安検査場を利用しました。
突き当りまで行くと、「→FAST TRACK」という大きなサインがありますので迷わないと思います。
優先保安検査場は利用する方が少ないので、チェクイン後10分かからず出国することができました。
ラウンジ
ANA便の利用時にスワンナプーム国際空港で利用できるラウンジは15箇所あります。プライオリティ・パスでも利用できるミラクルラウンジとスターアライアンス加盟航空会社の運営するラウンジで、すべて3階にあります。
ただし、私達が利用した際には、タイ国際航空のラウンジは5箇所中2箇所しか営業していませんでした。また、シャワーを使えないラウンジもあります。
プレミアムエコノミークラスを利用の場合は、シンガポール航空のシルバークリスラウンジとターキッシュエアラインラウンジは利用できません。
機材設備とアメニティ
使用機材は往路がBoeing 787-9、復路は787-10でした。座席の配置やスペックは同じですので、まとめて一覧にします。
使用機材 | Boeing 787-9、787-10 |
座席配置 | 1-2-1 |
リクライニング | フルフラット |
シートピッチ | 約150cm(フルフラット時のベッドサイズ190cm) |
シート幅 | 約49.3cm |
ヘッドレスト | あり |
レッグレスト | あり |
フットレスト | あり |
モニター | 18インチ |
機内エンターテインメント | 充実している |
読書灯 | あり |
電源 | あり |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | あり(ビジネスクラスは無料) |
ブランケット | あり |
スリッパ | あり |
ビジネスクラスの座席配置は1-2-1です。スタッガードシート配列になっていますので、どの席からも直接通路に出ることができます。
私は1Hを指定しましたが、窓際の場合、偶数列の席のほうが通路に接しておらず快適です。
モニターは18インチと大型です。モニターの下には座席をフルフラットにした時に足が置けるようになっています。
コンセントやUSBポートは使いやすく配置されています。ただ、携帯電話など小物を置いたり収納することろが無いのはちょっとマイナス点です。
中距離路線ですので、アメニティも用意されています。
内容は下記のとおりです。
- 歯ブラシセット
- マスク
- アイマスク
- 耳栓
ポーチのデザインが以前とは変わっていました。
機内サービス
搭乗後ウェルカムドリンクが提供されます。
スパークリングワインかオレンジジュースから選べます。私はもちろんスパークリングワインを頂きました。
サービスで頂いて申し訳ないと思うのですが、外資系の航空会社と比べるとシャンパンでなはくスパークリングワインであったり、プラスチックのカップであったりと、ウェルカムドリンクのクオリティは残念な点です。
以前は温かいおしぼりをいただけましたが、今回の搭乗時には紙のものに変わっていました。コロナ禍を経て衛生的な理由で変更したのだと思います。
その他、変化があったのが機内誌。全てデジタル化されモニターで見るようになっていました。
後で調べてわかったのですが、希望すると紙の冊子も利用できるようです。正直モニターでは見づらかったです。
エンターテイメントはより充実した印象です。たまたま私の興味のある映画が多かったのかもしれませんが、洋画のラインナップがかなり良くなったと思います。
ビジネスクラスではWi-Fiを無料で利用することができます。
座席にWi-Fiにアクセスするカードが置かれており、裏面に使い方が書かれています。
機内食
2024年8月22日 NH805便
離陸後安定飛行に入ると、ドリンクとおつまみのサービスがあります。
シャンパンを頂きました。 おつまみの奥にあるのは、砂肝とチーズオリーブですが、絶品でした。
機内食は和食と洋食から選べますが、私は洋食を選びました。ワインも赤にチェンジです。
メインはチキンと魚から選べます。機内食では魚ではなく肉を選びがちな私は、ハーブチキンのローストを選びました。
デザートはババロアです。
食後いつでも、サンドイッチやカレー、カップラーメン、ハーゲンダッツなどをいただくことができますが、ラウンジでも食事をとっていましたので、今回は見送りました。
2024年8月28日 NH850便
往路同様、安定飛行に入ると、ドリンクとおつまみのサービスがあります。
深夜便ですのでパスして寝ている方が多かった印象ですが、貧乏性の私はすべていただきます。写真がぶれていますが、往路同様シャンパンを頂きました。
機内食は朝食として着陸の2時間前にサーブされます。
和食と洋食から選べますが、和食を選びました。とても美味しかったのですが、さすがに明け方に食べるには量が多かったです。
機内食はお願いすればドリンクサービスの後にサーブしてもらうことも可能です。
価格とマイル
今回の搭乗はANAマイルを使用しました。妻と2人でしたが、トータル120,000マイルでサーチャージと空港使用料や税で68,280円でした。1人当たり60,000マイル+34,140円です。
マイルを使わない場合、1人30万円位〜となりますので、2人だと結構な出費です。やはり、マイルはありがたいですね。
東京-バンコク間のビジネスクラスの航空券を購入し搭乗した場合、予約クラスにより、片道4,303、3,586、2,008マイルが貯まります。
まとめ
久しぶりのANAのビジネスクラスの搭乗でした。コロナ禍を経て変わったところもありましたが、サービスレベルは安定しており、日系の航空会社らしいきめ細かなおもてなしは「さすがANA」と思わせるものがありました。
航空券が高くなる中、ビジネスクラスには気軽に搭乗することはできませんが、また乗れるよう頑張らなくては、とモチベーションアップに繋がる搭乗でした。
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