こんばんは。オヤジです。
新年のマカオ旅行の際には、上海の浦東国際空港で乗り継ぎをしました。事前にWEBで情報収集はしていましたが、想像以上に難易度が高かったです。
今回の記事では上海浦東国際空港第1ターミナルと乗り継ぎ方法についてご紹介します。
上海浦東国際空港について
上海浦東国際空港は上海市の中心部から東に30kmに位置する国際空港です。開港は1999年です。浦東はPudong(プードン)と発音します。
上海にはもう一つ虹橋(ホンチャオ)空港があります。虹橋空港は浦東国際空港ができるまでは、上海の空の玄関口でしたが、現在は一部国際線(羽田、金浦)を除き、国内線が中心になっています。
浦東国際空港は、現在ターミナル1、2の2ターミナル制ですが、それぞれのターミナルにはサテライトターミナルがあり、2025年にはターミナル3が供用開始予定です。
日本との直通便がある航空会社では、今回私が利用した中国東方航空やJAL、ジェットスター・ジャパンはターミナル1を使用していますが、その他の中国の航空会社とANA、ピーチはターミナル2を使用しています。
上海浦東国際空港の構造
上海浦東国際空港の構造は下記の写真のようになっています。
左上がターミナル2、右下がターミナル1です。ターミナル間にある建物がリニアモーターカーや地下鉄の駅になっています。
ターミナル間の移動は徒歩か無料のシャトルバスで可能です。
上の写真は古いのでサテライトターミナルは写っていません。
ターミナル1での乗り継ぎ方法
サテライトターミナルからターミナル1までの移動
今回、成田−浦東間は往復ともサテライトターミナルの利用でした。サテライトターミナルは2019年の9月から供用開始になったばかりですのであまり情報が多くありません。
私も浦東国際空港ターミナル1での乗り継ぎ方法を事前に調べたのですが、サテライトの存在を知りませんでしので、往路はちょっと戸惑ってしまいました。というのもサテライトとターミナル1間の移動にはシャトルトレインに乗る必要があるからです。
サテライトターミナルに到着しましたら赤い案内の方に進んでください。
赤が国際線の到着の動線です。
Transferという文字が無いのでやや不安でしたが、しばらく歩くと「Transfer」の看板がありました。
かなりの距離を歩くと、右に進むよう案内があります。右折するとエスカレータがありますので、下の階に降ります。
エスカレーターを降りましたら、今度は青い案内の方に進みます。赤は中国人向けのレーンです。
外国人向けの動線には途中に指紋登録の機械があり、指紋の登録をしている人がいますが、こちらは中国に入国する人向けのもので、乗り継ぎの場合は必要ありませんので、そのまま進んでください。
ここが一番迷うところです。黄色い字でTransferと書かれていたので、真っすぐ進んだところ、こちらは国内線乗り継ぎで、国際線乗り継ぎは下のフロアに降り、シャトルトレインに乗りターミナル1に行く必要がありました。
シャトルトレインは当然無料です。途中に停車駅はなく数分でターミナル1に到着します。
ターミナル1での保安検査場までの移動
ターミナル1に到着しましたら、エスカレーターで上の階に行きます。
到着も乗り継ぎも同じ動線ですので、流れについていけば問題ありません。
エスカレーターを降りましたら「Transfer」の方向に進みます。
ここからはサテライトターミナルからの乗り継ぎだけでなく、ターミナル1内での乗り継ぎも共通です。
トランジットエリアの入口にはガイドポールで動線が作られています。
次の飛行機の搭乗券を持っている場合はそのまま進んでください。まだ搭乗券を持っていない場合には、先にカウンターで搭乗券を発行してもらう必要があります。
トランジットエリアです。左側には係員のいる有人カウンター、右側には自分で手続を行う機械があります。
私は有人カウンターで手続きをしました。パスポートと次に乗る飛行機の搭乗券を見せるだけで大丈夫です。
往路は機械を試そうとしたのですが、ほとんどの機械が故障しており、結局有人カウンターで手続きをしました。
カウンターを過ぎましたら、右に回り込むように進み、エレベーターで3階に向かいます。
3階に着くと保安検査場があります。保安検査場のレーンの数は非常に多く、係員が空いているところに誘導してくれます。
保安検査通過後
保安検査場を抜ければすぐ目の前が出発ロビーです。
次の便の搭乗ゲートによっては移動に時間がかかったり、再度サテライトターミナルに行く必要があったりますので、出発ロビーではまずはフライトボードで自分の乗る便の搭乗ゲートを確認してください。
浦東国際空港での乗り継ぎの注意事項
浦東国際空港での乗り継ぎ時の注意事項をまとめておきます。
まず、冒頭に触れたように上海には2つ空港があり、場合によっては空港間を移動する必要がありますので、まずは到着空港・出発空港が同じか確認してください。
次に同じ航空会社の場合は、使用しているターミナルは同じですが、航空会社が違う場合は使用ターミナルが同じかどうか確認してください。ターミナルが違う場合は、一度入国しターミナル間を移動する必要がありますので、その分時間がかかります。
同じターミナルでの乗り継ぎの場合も中国東方航空などの例外を除いて、一度入国する必要があります。
上海浦東空港では中国東方航空の国際線同士の乗り継ぎの場合は入国は不要ですが、中国では国際線間の乗り継ぎでも原則入国が必要です。日本での発券時に入国が必要かどうか確認されるのが良いと思います。
また、同じターミナルでもサテライトターミナルを利用する場合があります。第1ターミナルの場合、サテライトターミナルのゲートには頭にGが付ます。サテライトターミナルを利用する場合、シャトルトレインを使った移動が必要ですので、余分に時間がかかります。
各航空会社のWEBサイトに掲載されている浦東国際空港の最低必要な乗り継ぎ時間は下記のとおりです。
同一ターミナル間 | 2時間 |
異なるターミナル間 | 2時間半 |
浦東国際空港から虹橋空港 | 3時間半 |
私は乗り継ぎに際して入国は不要でしたが、空港はガラガラでほとんど待ち時間がないにもかかわらず、飛行機到着から保安検査場を抜けるまでに約1時間かかりました。
混雑している時期だと、上記の最低必要時間にプラス1時間ほど見ておくのが良いのではないでしょうか。
上海浦東国際空港の施設
乗り継ぎに時間がある場合は、浦東国際空港で時間をつぶす必要がありますので、浦東国際空港の施設をご紹介します。
浦東国際空港は、レストラン、カフェ、コンビニやショップが非常に充実しています。以前、上海虹橋空港を利用したときは、全てが空港価格で驚きましたが、浦東国際空港のコンビニなどは市内と同じ価格で販売しているそうです。
ターミナル1はゲートに向かう通路沿いにショップやレストラン並んでいます。
こちらはサテライトターミナルです。ショップやレストランはありますが、カフェは見かけませんでした。
サテライトターミナルは供用開始から日が浅いので、今後どんどん施設は充実していくと思います。
フリーWi-Fi
中国で一番頭が痛いのがインターネットへの接続ではないでしょうか。
浦東国際空港でもフリーWi-Fiは利用できますが、他の中国の空港と同様、少々難易度が高いです。
フリーWi-Fiに接続するためにIDとパスワードが必要になりますが、SMSでメールを受け取るかKioskでアカウントとパスワードを発行する必要があります。
SMSは現地のSIMカードが必要、もしくはローミングになりますので、Kioskを利用するのが現実的です。しかし、Kioskの数が非常に少なく探すのに苦労しました。
こちらがKioskです。
利用する場合は、身分証明書が必要です。日本人の場合はパスポート一択ですね。
パスポートをKioskのセンサーにスキャンするとアカウントとパスワードが発行されます。
利用の手順は下記のとおりです。
- Wi-Fiのアクセスポイントで、「#AirportPVG-Free-WiFi」を選択します。
- ログイン画面が表示されますので、下部にある「Wi−Fi Kiosk」をタップし、Kioskで発行されたアカウントとパスワードを入力し、「Login」をタップします。
しかし、私はなぜかエラーになり接続することができませんでした。
仮に接続できても中国からはGoogleやFacebook、LINEという我々が普段使っているサービスを利用することができません。
また、パスポートをスキャンしていますので、アクセスするWEBサイトや検索するキーワードには気をつけてください。
私は今回の旅行に際し、以前ご紹介したAIRSIMで「中国・香港・マカオ」のコンボプランを購入していましたので、浦東国際空港でもAIRSIMでインターネットにアクセスしました。
AIRSIMの強みは中国ではローミング扱いになるので、GoolgeやFacebookなどにもアクセスできることです。
中国に旅行の際にはぜひ検討してみてください。
AIRSIMの詳細は下記の記事をご参照ください。
まとめ
上海浦東空港は、国際線のみならず中国国内線への乗り継ぎでも利用する方は多いと思います。
巨大な空港のため利用するターミナルが異なると乗り継ぎの方法も変わってきます。特に、最近共用開始されたサテライトターミナルの情報はWEB上にもほとんどありませんので、この記事が参考になれば幸いです。
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