こんばんは。オヤジです。
地図を見たり、レストランやショップを検索したりと、今やスマホは旅行には欠かせないアイテムですね。
ところで皆様は海外旅行の際のデータ通信はどうされていますか。
ポケットWi-Fiのレンタルですか?ローミングですか?
私のおすすめは海外で使えるローミングSIMカードです。その中でも最もおすすめなのが世界132カ国以上で使えるAIRSIMです。
海外でのデータ通信の方法
以前、海外での通信について記事を書きましたが、その際はローカルSIMを強くおすすめしていました。
しかし、この1年海外旅行の際にAIRSIMを使うことが多くなり、現在ではAIRSIMがベストチョイスだと確信しています。
では、なぜAIRSIMがベストチョイスだと言えるのでしょうか。
AIRSIMのメリット
AIRSIMは香港のSHINETOWN TELECOM が提供する世界132カ国以上で使用できるプリペイド式のデータ通信専用SIMカードです。
以下に、私の考えるAIRSIMのメリットについてまとめます。
- SIMカードの値段が安く、有効期限が最終使用日から1年間と長い。つまり、年に1度利用していれば、半永久的に利用することができます。
- 料金プランが豊富でリーズナブル。AIRSIMは使える国が多いことはもちろん、使用期間も1日〜1ヶ月くらいまでと非常に豊富です。料金も現地SIMには負けますが、ローミングやレンタルのポケットWiFiと比較すると非常にリーズナブルです。
- コンボプランがある。
- 現地SIMカードを購入するためにショップに並ぶ必要がなく、飛行機が空港についた瞬間から利用できる。
- データ通信プランを購入すると、IP電話のAIRTALKの30分プランを無料でつけることができる。
1と2は詳しい説明は不要だと思いますが、利便性・価格面で非常にメリットが大きいです。
3のコンボプランは数カ国がセットになったプランのことです。例えば、香港とマカオ、シンガポールとマレーシアやヨーロッパ周遊プランなどがあります。国ごとにSIMカードの設定を変える必要はありません。
何気にメリットが大きのが4と5です。
4は飛行機が空港に到着する時間を気にする必要がありませんし、SIMカードを購入するためにショップに並んだり、事前に現地通貨を用意する必要もありません。
現地SIMカードを購入する場合に比べ、AIRSIMを使うことにより30分〜1時間は時間が節約できます。
5に関しては、「海外では電話はしないよ」という方がほとんどだと思います。しかし、何かあった時の保険としてIP電話が付いているのは想像以上にメリットがあります。
私はこの1年間でAIRTALKを2回利用しました。1回目はオプションツアーの迎えが来ない時。もう1回は海外で飛行機が欠航した時です。ANAで予約をしていたのですが、振替を依頼するのにアメリカの電話番号に国際電話をしなくてはいけませんでした。AIRTALKはIP電話で料金ではなく時間のプランですので、この時は非常に助かりました。
AIRSIMの購入方法
AIRSIMは香港の会社が提供していますが、日本のアマゾンで購入可能です。
SIMカードだけで500円、10米ドルのチャージ付きで1,470円ですので、現在のレートだとチャージ付きを購入したほうがお得です。
現在は残念ながら10米ドルチャージ付きのAIRSIMは売り切れです。(2023年6月7日追記)
AIRSIMの使い方
AIRSIMを利用するには、当然ですがSIMフリーかSIMロックを解除したスマートフォンかタブレットが必要になります。
また、モバイルルーターでは利用できませんのでご注意ください。
事前準備
AIRSIMを購入しましたら、日本で事前準備をしてください。
いずれも現地に着いてからでも可能ですが、WiFi等インターネット環境が必要になりますので、旅行前に済ませておくことをおすすめします。
- 専用アプリAIR ROAMのインストール
- アクティベーション
- データプラン購入
以下、それぞれの手順を説明します。
専用アプリAIR ROAMのインストール
まずはApp StoreやGoogleアプリストからAIRSIM専用アプリ「AIRSIM ROAM」をインストールする必要があります。当然アプリは無料です。
AIRSIM ROAM
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アクティベーション
アプリをダウンロードした後は、AIRSIMのICCIDをアプリに入力します。
ICCIDはアプリでSIMカードの台紙のバーコードをスキャンすることで入力できます。
ICCIDを入力した後は、AIRSIMの台紙に書かれているアクティベーションコード(Activation Code)、Email、国、日本国内の電話番号を入力するとアクティベーションが完了します。
プランの購入
アプリのインストールとアクティベーションは1度実施すれば2度目からは不要です。
2度めからプランの購入のみを実行してください。データプランは利用日の30日前から購入可能です。
滞在する国や期間に応じて最適なプランを選んでください。
プランを選ぶとページが変わります。プランの詳細が表示されますが、下には注意点が書かれていますので、スクロールして必ず目を通してください。
同じ3日間のプランでも3日間で2GBの4Gデータ通信が可能だったり、1日500MBの4Gデータ通信が可能だったりと、国やプランによって条件が異なります。
また、1日及び2日のプラン以外は香港時間の0:00をもって日付が変わりますので、ご注意ください。
内容を確認しましたら、「Select」をタップします。
上の写真はプランが1つしかなかったため、分かりづらいですが、プランを選択し、「Select Voice Package」をタップします。
AIRTALKのプランを選択できるようになります。必ず「AIRTALK 30 Minutes US$ 0.00」を選択してください。「Set Effective Date」をタップします。
なお、AIRTALKを利用するためには専用の無料アプリをインストールする必要があります。
AIRTALK ROAM
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利用開始日が選択できますので、日にちを選び「Add to Cart」をタップします。
私は間違えて実際の利用日よりも1日早く利用開始日を設定したことがありますが、実際には利用開始日からのカウントになっていました。多少、利用開始日がずれても大丈夫なようですが、正確に選ぶに越したことはないと思います。
「Add to Cart」をタップすると、支払い(Checkout)をするかどうか確認のメッセージが表示されます。他に購入するプランがなければ、「Checkout」をタップします。
その後、カートページが表示されますので、「Checkout」をタップします。
カートに進みますので、上部表示されているプランに間違いがないか確認してください。
このキャプチャは初めて利用したときのもので、私の購入したAIRSIMはUS$10のチャージ付きでしたので、選択したプランでは追加で支払いをする必要はありませんでした。
そのため「Confirm」というボタンが表示されています。
チャージの残高がない、もしくは足りない場合は不足分(全額)をクレジットカードかApple Payで支払います。その場合は、「Confirm」の代わりに「Pay」というボタンが表示されます。
チャージ(TopUp)して支払うこともできますが、残高を残してもしょうがないので、クレジットカードかApple Payで支払うのが良いと思います。
支払いが完了し、「Confirm」をタップするとメッセージが表示されますので、「OK」を押すと購入完了です。
「Done」をタップしプランの購入は終了です。
現地に付いてからの手順
まずはSIMカードを入れ替える必要がありますが、飛行機が到着してすぐに使えるように飛行機の機内でSIMカードを入れ替えるのが良いと思います。
iPhoneでMNVOを利用している場合は、構成プロファイルがインストールされていますので、あらかじめ削除しておいてください。
また、この時点でデータローミングをONにしておいてください。
現地到着後、機内モードを解除し、そのまま1,2分ほど待ちます。現地の電波を掴むとメッセージが出ますので、「了解」を押すと利用可能になります。
基本的にほとんどの国でAPNは自動で設定されます。手動で設定する場合は、アプリ画面でAPNが確認可能です。
トラブルシューティング
電波をうまくつかめない場合は、スマートフォンを再起動してください。
再起動してもつながらない場合は、キャリアをアプリで確認し、ローミング先のキャリア以外の電波を掴んでいる場合は、00001とダイアルをしてください(電話はエラーになります)。
それでもつながらない場合は、APNとキャリアを手動で設定してください。
実際に利用した国・エリアの料金と速度
私が実際に利用した国やエリアのプランや速度についてまとめます。
利用開始日 | 国・プラン | データ通信 容量 |
キャリア | 料金 | スピード (下り) |
2023年8月24日 | インドネシア5日間 5G Data |
1日500MB | Telkomsel | $10.99 | 44.0MB |
2023年5月2日 | 台湾5日間 Unlimited 4G Data | Unlimited | Taiwan Star | $7.99 | 62.0MB |
2020年1月11日 | フィリピン3日間4G Data | 1日500MB | Globe | $9.99 | 7.24MB |
2020年11月1日 | 中国・マカオ・香港コンボプラン3日間4G Data | 1日500MB | チャイナ・ユニコム他 | $10.99 | 76.2MB |
2019年8月11日 | ヨーロッパ33カ国7日間4G Data | 2GB | 国による | $19.99 | 3.24MB |
2019年7月28日 | タイ5日間4G Data | 1日500MB | AIS | $7.99 | 19.9MB |
*価格表記はUSドル
*この章は随時更新していきます。
AIRSIMが向かない人
いままでご説明したとおりメリットの多いAIRSIMですが、AIRSIMの利用に向かない人もいますのでまとめます。
- SIMフリーのスマートフォン、タブレットを持っていない。
- モバイルルーターで使用したい。
- 海外旅行の頻度が1年に1回よりも少ない。
まとめ
現時点で海外で使うSIMカードの決定版だと思うAIRSIMについてご紹介しました。
メニューが日本語化されていませんので、不安を感じられるかもしれませんが、この記事を参考にしていただければ、英語が得意ではなくても問題なく使えると思います。
年に1度以上海外に行かれる方は、ぜひAIRSIMをお試しください。
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