こんばんは。オヤジです。
2024年7月にシンガポールに弾丸旅行で訪問しましたが、その際に利用したのが格安航空会社スクート(Scoot)のプレミアムシート「スクートプラス(ScootPlus)」です。
スクートプラスはスクートのプレミアムシートで、シンガポールまでの中距離路線でも快適な空の旅が実現します。
本記事では、スクートプラスの座席、サービス、機内食、コスパについて詳しくレビューします。
スクートプラスとは?
スクートプラスは、スクートのエコノミークラスに比べて、より快適な座席とサービスを提供するプレミアムシートです。スクートプラスの特典は下記のとおりです。
快適なシート
スクートプラスのシートはレザーシートで、シート幅は約56cm、シートピッチは約96cmと余裕があります。リクライニングも深く、フルフラットにはなりませんが、十分にリラックスできます。
レッグレストもあり、長時間のフライトでも足を伸ばして快適に過ごせます。
手荷物の無料範囲
機内持ち込み手荷物は15kg、預け手荷物は30kgまで無料です。フルキャリアのエコノミークラス以上に無料範囲が大きいです。
機内食の無料提供
通常は有料の機内食が料金に含まれており、追加料金なしで楽しむことができます。メニューは洋食とアジア料理が中心です。
専用チェックインカウンター・優先搭乗
スクートプラスには専用のチェックインカウンターがあります。また、優先搭乗もありますので、行列知らずで目的地まで行くことができます。
座席電源・Wi-Fiの無料提供
通常は有料で提供されている座席電源とWi-Fiを無料で利用することができます。Wi-Fiは無料で利用できるのは30MBまでですので、メールやSNSをチェックするなど、利用用途は限定的です。
スクートのシンガポール便について
成田発のシンガポール行きのスクートは1日3便あります。そのうち2便は台北の桃園空港経由になりますので、直通便は1便のみです。
値段も直通便のほうが安いので、シンガポールが目的地でしたら、直通便1択になります。
私が利用した2024年7月の直通便のスケジュールは下記のとおりです。
便名 | 成田発 | シンガポール着 | |
成田→シンガポール | TR809 | 8:15 | 14:20 |
便名 | シンガポール発 | 成田着 | |
シンガポール→成田 | TR808 | 22:15 | 6:15 |
往路も復路も時間帯が非常に良く、私は1泊3日の弾丸旅行でしたが、現地でも1日半ほど時間をとることができました。
往路は私の家からだと始発でも結構ギリギリになってしまうので成田空港近くのホテルに前泊しました。
成田空港でのスクートプラス体験
スクートは成田空港では親会社のシンガポール航空と同じ第1ターミナルを利用しています。
スクートプラスの乗客には専用の優先チェックインカウンターが用意されており、スムーズにチェックインが可能です。
写真の赤枠で囲ったカウンターがスクートプラス専用カウンターです。
チェックイン時には機内持ち込み荷物の重さを測られます。
成田空港のセキュリティチェックは7時からですが、オープン時にはかなり長い行列ができていますので、早めに並ぶのが良いと思います。
搭乗時もスクートプラス搭乗者は優先的に搭乗できます。
私は一番最初に搭乗したのですが、何とまだ清掃中で機内に入ることはできませんでした!
チャンギ国際空港での手続き
チャンギ国際空港では第1ターミナルを利用しています。
私が利用した時のみか、いつもかは不明ですが、到着時は第3ターミナルからの入国でしたのでご注意ください。
カウンターでのチェックインは3時間前からとなりますが、ジュエルでのアーリチェックインやセルフサービスキオスクチェックインを利用できますので、カウンターに寄らずに制限エリアに行くことも可能です。
私はジュエルでのアーリチェックインを利用しましたので、後日記事にします。
機材・設備とアメニティ
スクートプラスの機材と設備・アメニティについて一覧でまとめます。
使用機材 | Boeing 787-9 |
座席配置 | 2-3-2 |
シートピッチ | 約96cm |
シート幅 | 約56cm |
ヘッドレスト | あり |
レッグレスト | あり |
フットレスト | なし |
モニター | なし |
機内エンターテイメント | なし |
読書灯 | あり |
電源 | あり(ユニバーサルタイプ) |
USBポート | なし |
機内Wi-Fi | 30MBまで無料 |
ブランケット | なし |
スリッパ | なし |
座席は広くて非常に快適ですが、設備面ではフルサービスキャリアにやや見劣りします。電源が無料とはいえ、USBポートがないので使い勝手は今一つです。
また、ブランケットやスリッパもありません。
エンターテイメントもなく、Wi-Fiも無料で使える容量が30MBですので、メールやSNSのチェックが主な用途になると思います。
Wi-Fiはバウチャーが配られます。裏面にパスワードが記載されておりコインで削ると表示されます。
復路は深夜便ですので、寝るだけですので気になりませんが、往路は機内で7時間近く過ごさなくてはいけませんので、本やタブレットなどを持参されることをおすすめします。
機内の様子とサービス
機内の様子
座席の並びは2-3-2です。
私は一人旅の場合、この配列では真ん中3列の通路側をいつも選択します。真ん中の人は左右どちらからも席を離れることができますので、寝ていても起こされることがないからです。
シート幅、シートピッチとも余裕タップりです。レッグレストはついているのですが、フットレストはありません。フットレストがあれば、文句なしなのですが。
リクライニングは深めです。復路は深夜便でしたすが、ぐっすりと眠ることができました。
シートの印象はANAのプレミアムエコノミーと同等の印象を受けました(最近乗っていませんが・・・)。
機内はかなり寒いので、ブランケットか上着は必須です。また、フライト時間が7時間ほどありますので、スリッパも持参されることをおすすめします。
搭乗時は暗くてわからなかったのですが、復路はピカチュウジェットでした。
エコノミークラスはシートカバーがピカチュウになっていましたが、スクートプラスはシートカバーがないので降機直前までピカチュウジェットだということに気づきませんでした。
機内食とサービス
搭乗するとウエルカムドリンクの水が置かれています。
喉が乾いていなければ、とっておくことをおすすめします。食事と一緒に無料で提供されるドリンクは1本だけで、機内は乾燥して喉が乾きますので、後で飲めるようにとっておくのがおすすめです。
ペットボトルではないので、開けてしまうと飲みきらないといけないのが不便ですね。
機内食は安定飛行になるとすぐに提供されます。LCCというと融通がきかないイメージがありますが、食事の提供時間はお願いすれば変更可能です。私は復路では到着前にしてもらいました。
写真左が往路オリエントトレジャーライスです。椎茸、ウインナーに加え、栗が入っており、見た目以上に美味しかったです。右は復路のナシレマです。ナシレマは好物なのですが、十分に楽しめました。ソースは想像以上に辛いですが・・・
コップはピカチュウジェットでなくてもポケモン柄でした。
キャビンアテンダントの方は非常にテキパキしており、感じの良い方ばかりでLLCだからといってサービスが悪いことはありません。ただし、日本語が話せる方はいらっしゃいませんでした。
価格
スクートプラスは、座席で考えるとフルサービスキャリアのプレミアムエコノミー、価格ではエコノミークラスが比較対象となります。
個人的な意見ですが、フルサービスキャリアのエコノミークラスよりはスクートプラスのほうが断然良いと思います。ただ、シンガポール航空はセール時を狙うとプレミアムエコノミークラスが11〜12万くらいで予約できますので、懐具合にもよりますが、その場合はシンガポール航空を選ぶと思います。
参考までに、私が予約した時は往復で75,870円でした。普段は付けない変更が無料で可能となるオプションを2,600円で何故かつけてしまいましたので、座席代だけだと73,270円です。
スクートプラスは価格の振れ幅が非常に大きいので、安いチケットを予約するにはタイミングが重要になります。
個人的な目安ですが、片道4万円以内の場合は買いと判断しています。
スクートにはPrice Watchというサービスがあります。こちらを利用すると価格が変動した際にメールで連絡が届きますので、旅行の日付が決まっている場合は、登録することをおすすめします。
まとめ
スクートプラスはリーズナルな価格で快適なプレミアムシートを提供するお得なオプションです。
成田 - シンガポール線は時間帯も良いので、シンガポール旅行の際にはスクートプラスをぜひ検討してみてください。
コメント
便名がTGって?タイ航空?
TRかTGRの間違いかな?
Kim様
ご指摘ありがとうございます。TRの間違いです。修正しました。