こんばんは。オヤジです。
黄大仙祠は香港の中で最も有名な寺院のひとつです。
道教と仏教徒儒教が習合した寺院である黄大仙祠は「あらゆる願いをかなえる場所」として地元の人から観光客まで香港で最も多くの参拝者が集まるパワースポットとして知られています。
今回は、黄大仙祠について詳しく紹介し、その行き方や見どころをご紹介します。
黄大仙祠について
黄大仙祠(Wong Tai Sin Temple)は、1921年に建てられた寺院で、正式には「嗇色園黄大仙祠」と呼ばれます。
道教の神、黄大仙のほか、観音菩薩、孔子を本尊とします。
黄大仙は、病気を治したり、願いを叶えたりする力があると信じられており、特に健康や仕事、恋愛に関する祈願が盛んです。
また、占いも当たるという評判でお寺に隣接する黄大仙簽品哲理中心には100以上の占いブースが軒を連ねています。
ロケーションとアクセス
黄大仙祠へのアクセスは非常に便利です。MTR観塘線(Kwun Tong Line)の「黄大仙駅」が最寄り駅です。駅ではB2出口を目指してください。出口を出て徒歩すぐのところに寺院はあります。
黄大仙駅の周りには黄大仙とつくビルや学校などが多くあります。出口を間違えると寺院までたどり着くのが大変ですので、必ずB2出口を目指してください。
住所 | 2 Chuk Yuen Village, Wong Tai Sin, Hong Kong |
電話番号 | +85223278141 |
営業時間 | 7:30〜18:30 |
休業日 | なし |
入場料 | 無料 |
見どころ
黄大仙祠には、多くの見どころがあります。その中でも特に注目すべきポイントをいくつか紹介します。
麒麟像
黄大仙祠の入口です。2体の麒麟像が出迎えてくれます。麒麟像は触ると病気や怪我が治ると言われています。
門をくぐると左手の方に進みます。
青銅の十二支像
左手方向に進むと青銅製の十二支像がおかれた広場があります。
自分の干支と一緒に写真を撮ると運気が上がると言われており、多くの方が記念撮影をされていました。2024年の干支である龍も大人気でした。
十二支像のある広場を右回りに進むと本堂につながる門が見えてきます。
本堂
本堂の前の広場は多くの参拝者で溢れています。
囲われている中央部分は占いエリアになっています。
参拝者は一方通行になっている左側の通路を進みます。多くの参拝者は線香を持って歩いていますので、混雑している時には気をつけてください。
地下鉄のB2出口から黄大仙祠に向かう道中、線香やお供え物を売っている多くの売店があります。線香の値段はこちらの売店のほう境内で購入するよりも安いそうです。
本堂の道教独特のカラーである金黄色の屋根に、精細な彫刻、赤い円柱という雄大な姿は、中国の古典的な雰囲気が漂っています。賑やかな町の中にある浄土のような佇まいです。
黄大仙祠での参拝方法
線香は9本セットになっており、「天、地、人」3つのものがひとつになるという意味から3本ずつ使用するのが流儀だそうです。
本堂前に線香台がありますので、真ん中(道)→左(師)→右(經)の順番に線香を3本ずつ置いていきます。祭壇の前では線香を顔の前に掲げて三礼し、願い事を心のなかで唱えます。
黄大仙箋
黄大仙祠は「黄大仙箋」と呼ばれる占いでも有名です。
占いの手順は下記のとおりです。
- 本殿左側にある社務室で竹の棒が入った筒を借ります。
- 本殿前の中央の囲われたスペースに移動し、空いているクッションに立てひざ状態で座り、頭を下げて占ってもらいたいことを念じながら、筒を振って竹を振り落します。
竹は複数落ちると失敗で、一本だけ落ちるまで挑戦します。 - 竹の棒には番号が書かれていますので、それを控えてお寺の横にあるビル「黄大仙簽品哲理中心」のブースでおみくじを購入し、占ってもらいます。
黄大仙簽品哲理中心はビルの1階と2階に100を超える占いブースが入っています。
おみくじの結果を聞くだけではなく、通常の占いもしていただけるそうです。
占い師の中には日本語対応している方もいらっしゃるそうです。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
まとめ
黄大仙祠は、香港屈指のパワースポットで、健康や仕事、恋愛などの願いを叶える場所として多くの参拝者が訪れます。占いでも有名で、地元の人だけでなく観光客にも人気があります。
私は時間の関係で断念しましたが、敷地内には美しい庭園もあります。
アクセスも良く、MTR観塘線の黄大仙駅から徒歩すぐですので香港旅行の際には、ぜひ訪れて運気アップを体感してください。
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