こんばんは。オヤジです。
香港と言えば超高層ビルが立ち並ぶ都市景観が思い浮かぶと思いますが、意外にも公園や緑地が多く、その中でも南蓮園地は訪れる価値のある美しい庭園です。
本記事では、南蓮園地についての概要、行き方、見どころ、そして訪れる際のポイントをお届けします。
南蓮園地ついて
南蓮園地(Nan Lian Garden)は香港の観塘区に位置する、唐代(618-907年)様式の庭園です。
唐代様式と言っても開園は2006年と最近で、その設計が唐代の伝統的な様式に基づいています。
約3.5ヘクタールの広さを持ち、唐代様式の建物、美しい池、橋、そして緑豊かな植栽が調和しています。庭園内は細部にまでこだわって設計されており、自然の美しさと人工的な構造が見事に融合しています。
住所 | Fung Tak Rd, Diamond Hill, Hong Kong |
電話番号 | +85236589366 |
営業時間 | 7:00〜21:00 |
休業日 | なし |
入場料 | 無料 |
アクセス方法
南蓮園地へのアクセスは非常に便利です。香港の主要な交通手段であるMTR(香港地下鉄)を利用することができます。
MTR観塘線(Kwun Tong Line)の「鑽石山駅」(Diamond Hill Station)で下車します。
- 1C2出口を目指します
- 2C2出口を出て右に進みます。
正面にDon Don Donkiとユニクロがあります。
- 3駅から出て左方向に進みます。
- 4高速道路の下をしばらく進みます。
- 5交差点を右折し正面が入口です。
鑽石山駅から南蓮園地は徒歩5分くらいです。
見どころ
南蓮園地には多くの見どころがあります。以下にいくつかの主要なスポットを紹介します。
正門の近くにあるインフォメーションセンターではパンフレットも用意されています。
中国木結構建築藝術館
園内に入り、道なりに進むと最初に見えてくるのが、中国木結構建築藝術館です。
唐代の建築の説明や中国本土のミニチュア模型、釘を使わない建築構造形式の模型が展示されています。
北京故宮太和殿の1/30の模型です。
模型は非常に精巧に作られています。
圓満閣
南蓮園地で一番目立つ建物が圓満閣ではないでしょうか。
八角形の金色の二重の塔に朱色の子午橋が両岸に掛かっている景観は否が応でも目を引きます。多くの人が記念撮影をしていました。
残念ながら子午橋は渡ることができず、圓満閣の近くに行くことはできません。
松茶榭
南蓮園地で一番大きな建物が松茶榭です。
落ち着いた色合いの建物は、どことなく日本にいるような感覚になります。
松茶榭の前の池には多くの鯉が泳いでいます。
松茶榭では中国茶や点心を楽しむことができます。
松茶榭の営業時間は12:00〜19:00です。私は午前中に訪れましたので、残念ながら営業時間前でした。
その他
園内は非常に整備されており、散策しているだけでもリフレッシュできます。
園内にはお土産屋やレストラン、カフェなどもあります。
人口の滝の向こう側はレストランです。
伝統建築物と高層ビルとのコントラストは香港ならではの景観です。
志蓮淨苑(Chi Lin Nunnery)
南蓮園地には道路を挟んで歩道橋で結ばれた志蓮淨苑(Chi Lin Nunnery)が隣接していますので、時間があればぜひ訪れてください。
歩道橋を渡ると正面の山門の奥に志蓮淨苑があります。
山門を抜けると中庭があります。
中庭には蓮池があります。花の時期にはさぞ綺麗なことでしょう。
撮影可能なエリアは中庭までで、残念がら本堂などは撮影禁止です。
志蓮淨苑は全て木造建築でまったく釘を使わずに八万個以上のパーツがすべて人の手で繋ぎ合せられています。
まとめ
南蓮園地は、香港の喧騒から離れ、心身をリフレッシュさせるための理想的な場所です。
建築物は唐代の伝統建築様式といっても建築された時期は新しいため、京都や奈良と比べると重厚さや深みはあまり感じられせません。とはいえ、訪問する価値は十分にあります。
香港の文化を感じることができ、香港の別の表情を体験できる素晴らしい庭園です。
アクセスも非常に便利ですので、時間があればぜひ南蓮園地に足を運んでみてください。その美しい風景と静かな空間、そして高層ビルとの対比という香港ならではの景観が、きっと心に残る素晴らしい体験を提供してくれることでしょう。
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