香港の交通手段をマスターしよう:観光客のための便利ガイド

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こんばんは。オヤジです。

香港は、世界でも屈指の公共交通機関のネットワークを誇る都市です。

その効率性、信頼性、そして使いやすさは、地元住民にとって日常生活を支える重要な要素となっているだけではなく、旅行者にとっても快適に観光するための大きな助けとなっています。

今回の記事では、香港の主な公共交通手段について詳しく紹介し、観光者に役立つ情報を提供します。

MTR(Mass Transit Railway)

香港の主要な公共交通手段の一つがMTR(Mass Transit Railway)です。

1979年に開業したMTRは、現在、香港全域にわたる10以上の路線を運行しており、都市部だけでなく新界やランタオ島までカバーしています。

MTRは、高速で信頼性の高い移動手段として、多くの利用者に利用されています。

特徴

  • 時間通りの運行:MTRは、定時運行の実績が高く、観光に外せない交通手段です。
  • 清潔で安全:駅や車両は常に清潔に保たれており、安全面でも高い評価を受けています。
  • 車両の設備:冷房完備で車内は快適です。

主な路線

MTRは香港のすべての主要な地区を網羅しています。

https://www.discoverhongkong.com/jp/plan/traveller-info/getting-around.htmlより

観光で主に利用するのは下記の路線です。

  • 港島線(Island Line):香港島の主要エリアをカバー。青の路線。
  • 荃湾線(Tsuen Wan Line):九龍半島と香港島の移動に最適。赤の路線。
  • 観塘線(Kwun Tong Line):九龍半島の下町エリアの観光に便利。緑の路線。
  • 東涌線(Tung Chung Line):ランタオ島と市内を結ぶ。サニーベイ駅でディズニーランドリゾート線への乗り換えが可能。オレンジの路線。
  • 迪士尼線(Disneyland Resort Line線):香港ディズニーランドリーゾとへの専用線。ピンクの路線。

空港と市内を結ぶエアポートエクスプレスについては下記の記事をご参照ください。

利用方法

MTRは、切符を購入するほか、日本のSuicaのようなオクトパスカード、VISAタッチでも乗車することができます。

MTR改札

切符は自動券売機で購入可能ですが、日本とは違いICカード式ですので、乗車時に上の写真の赤枠の部分にタッチします。オクトパスカードも同様です。

VISAタッチは青いVISAと書かれた部分にタッチします。

QRコードの読み取り部分は、アリペイのQRコード決済で乗車する際にスキャンします。

基本的には日本での電車の乗り方と同じですが、様々なタイプの乗車券・決済方法に対応しているので、最初は戸惑うかもしれません。

降車時は切符の場合は、挿入口がありますのでそちらに挿入します。

オクトパスカードとVISAタッチはそれぞれの読み取り部分にタッチします。

バス

香港のバスシステムは、MTRがカバーしきれないエリアを網羅しています。2階建てバスとミニバスが様々な路線を走っています。

2階建てバス

特徴

  • 路線の多様性:市内や郊外を走る多くの路線があります。本数も多く便利です。
  • パノラマビュー:2階からの眺めは観光客にとって特に魅力的です。
香港バス

2階は眺めは抜群ですが、結構揺れますのでご注意ください。

利用方法

バスのルートはかなり多く複雑なので、あらかじめGoogle Map等でルートを調べます。その際に路線番号を必ずチェックしてください。

バスの前方に路線番号が表示されていますので、お目当てのバスがバス停に近づきましたら、手を上げます。

バスが停車しましたら、前方より乗車し、乗車時に運賃を支払います

バスには現金もしくはオクトパスカードで乗車可能です。現金の場合お釣りが出ませんので、ご注意ください。

また、バスの料金を調べるのが結構面倒ですので、オクトパスカードの利用をおすすめします。

一部のバスはクレジットカードのタッチ決済に対応しているという情報を見ましたが、私が利用したバスはタッチ決済には対応していませんでした。

目的のバス停が近づきましたらベルを押し、停車後、後方の出口から降ります

ミニバス

ミニバスは最大19人乗りの小型バスです。香港の至る所を走っており、バスの路線上でしたら、どこでも乗り降り可能と非常に便利です。

しかし、香港の地理に詳しいことと広東語が話せる必要がありますので、旅行者にはハードルがかなり高いです。

トラム

香港島を東西に走るトラムは、地元住民にも観光客にも人気の高い交通手段です。1904年に開業したトラムは、ノスタルジックな雰囲気とリーズナブルな運賃が魅力です。

特徴

  • レトロな車両:歴史を感じさせるデザインのトラムは、一度乗ってみる価値があります。
  • 低価格:固定運賃で、距離に関係なく乗車可能です。
  • 環境に優しい:電気で運行しているため、エコフレンドリーです。

利用方法

トラムが駅に停車しましたら、後方から乗車します。

香港トラム

目的地に着きましたら、前方より降車します。

支払いは降車時です。現金、オクトパスカード、クレジットカードのタッチ決済、モバイル決済等が利用できます。

料金は一律でHK$3です。現金の場合は、お釣りが出ませんのでご注意ください。

フェリー

香港島と離島や結ぶ路線等複数のフェリーが運行していますが、ここでは。九龍側と香港島を結ぶスターフェリーについてご説明します。

フェリー

スターフェリーは、単なる移動手段としてだけではなく、ヴィクトリア湾の素晴らしい景色を楽しむことができ、観光客にとって人気の移動手段です。

特徴

  • 景色を楽しめる:フェリーからのヴィクトリア湾の眺めは絶景です。
  • 主要ルート:九龍(尖沙咀)と香港島(セントラル、湾仔)を結びます。
  • リーズナブル:運賃が安く、短時間で移動できます。

利用方法

フェリー乗場から乗船します。尖沙咀 - セントラル間のフェリーは上層階と下層階を選べますので、希望の階への乗場に行きます。

フェリーの料金は上層階と下層階、平日と土・日祝日で異なります。下記に尖沙咀 - セントラル間の料金をまとめます。

月~金曜日土・日曜日及祭日
上層$3.2$4.2
下層$2.6$3.6

乗船券(トークン)は券売機で現金で購入します。また、オクトパスカードでも乗船可能です。

チケット購入後改札を入り、ゲートの前でフェリーが乗船可能になるまで待機します。

ゲートが開くと乗船可能です。

スターフェリー

船内は意外と広く、あまり効いてはいませんが冷房も完備されています。

自由席ですので、空いていれば窓際がおすすめです。九龍側から香港島に向かう時には、進行方向左側の方が眺めが良いです。

タクシー

香港のタクシーは、ボッタクリの心配はほとんどなく信頼性の高い移動手段です。色によって走行できるエリアが決まっています。

ランタオ島の東涌ロードとランタオ島の南側全域を除き、香港のほとんどの地域で運行しています。
新界のみの運行となります。
ランタオ島でのみ運行しています。

特徴

  • 24時間運行:いつでも利用できるため、夜間の移動にも便利です。
  • 料金システム:メーター制で明確な料金が提示されます。
  • 簡単に捕まえられる:主要な駅やホテル、空港などで簡単に利用可能です。

注意点

オクトパスカードやクレジットカードが使えるタクシーもありますが、ドライバーによっては現金のみの場合もあります。

オクトパスカードやクレジットカードを利用したい場合は、乗車時に確認されることをおすすめします。

オクトパスカード

香港の交通機関を利用する際には、オクトパスカードが非常に便利です。

この非接触型ICカードは、MTR、バス、トラム、フェリー、タクシーだけでなく、コンビニやレストランでも使用可能です。

利便性

  • 簡単チャージ:駅やコンビニなどで簡単にチャージできます。
  • 現金不要:香港の交通機関は現金の場合お釣りが出ないことが多いのですが、オクトパスカードでしたらその心配もありません。
  • スムーズな乗り換え:各種交通機関での乗り換えがスムーズに行えます。

オクトパスカードの詳細に関しては下記の記事をご参照ください。

まとめ

香港は公共交通機関が発達しており、どこに行くのにも非常に便利です。

旅行者はMTRやタクシーを利用することが多くなると思いますが、2階建てバスやトラム、フェリーといった香港ならではの交通手段もおすすめです。

これらの交通手段は、最初はハードルが高く感じられるかもしれませんが、この記事を参考にご利用いただき、香港旅行を思い出深いものにしてください。

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