こんばんは。オヤジです。
入国審査の長蛇の列は海外旅行の中でも最もストレスを感じる時間ですよね。そんな入国審査を短縮するフリークエントビジターeチャネルという制度が香港にはあります。
2024年2月の香港旅行の際に実際にeチャネルに登録しましたので、今回の記事ではeチャネルの登録方法からメリットまでを詳しくお伝えします。
eチャネルの概要
eチャネル(e-channel, e道)は、2004年12月16日に導入された香港の自動出入境ゲートのことです。
香港IDカードを所持する香港居住者のほか、航空会社マイレージサービス上級会員や特定の条件を満たした外国人ビジターも利用可能です。
現在eチャネルのゲートは、香港国際空港のほか、中環と九龍のフェリーターミナルや幾つかの鉄道駅にも設置されています。
eチャネル登録資格
eチャネルを利用するには下記の条件が必須となります。
- 申請者本人が18歳以上であること
- 香港入国に際し、有効な旅券もしくは査証を所持していること
それに加え、下記の条件のどちらかを満たす必要があります。
- 提携航空会社(日本の航空会社の場合ANAかJAL)の上級会員であること
- 直前の過去12ヶ月間に、香港国際空港経由で3回以上香港に入境していること(申請時は4回目の入境)
ANAの場合
ANAでeチャネルを申請できるのは下記の会員となります。
- ダイヤモンド会員
- プラチナ会員
- ブロンズ会員
- スーパーフライヤーズ(本会員、家族会員)
スーパーフライヤーズを除き会員本人のみ登録可能で、同伴者の登録は不可です。
私と妻はスーパーフラヤーズの本会員、家族会員の資格で登録しました。
JALの場合
JALで登録できる会員は下記のとおりです。
- JMBダイヤモンド会員
- JGCプレミア会員
- JMBサファイア会員
- JMBクリスタル会員
以前はJGC平会員でも登録できましたが、2023年12月より除外となりました。
eチャネル登録方法
eチャネルの登録は非常に簡単です。
イミグレーションを過ぎて、北側(右)と南側(左)に申請事務所があります。
申請時間が限られていますが、南側だと7:30〜23:00まで受け付けていますので、日本発のフライトでしたら、深夜発を除き手続き可能だと思います。
北側は10:00〜18:00までと受付時間が短いので注意が必要です。
私は南側事務所を利用しました。イミグレーションを過ぎて“e-道”という案内に沿って進むと事務所に到着します。分かりやすいので、迷うことは無いと思います。
人の流れについて行くと手荷物受取場に出てしまいます。一度出ると再び戻れませんのでご注意ください。
事務所では、パスポートとANAのスーパーフライヤーズカードの提示に加え、書類への記入と指紋採取、写真撮影が必要ですが、完了まで5分程度でした。
初めての登録の場合、手続き終了後に、パスポートの裏にバーコードを貼ってくれます。これで、パスポートの有効期限中はeチャンルを使うことができます。
私は以前も登録しており、更新という形になりましたが、パスポートの裏にはバーコードは貼られませんでした。入出境時にはパスポートの顔写真のページを読み取らせるよう係員から言われました。
eチャネルの利用方法
eチャネルの利用した入国方法は下記のとおりです。
- 自動化専用ゲートに行く
- パスポートのバーコード(更新された方は顔写真のページ)をスキャンする
- ゲートが開くので奥に進み指紋認証する
- ランディングスリップが機械よりでるので必ず受取る
- ゲートが開くので外に出て入国完了
出国時も同じですが、当然出国時に4番はありません。
下記の香港入境事務所のオフィシャルYoutubeにアップされているビデオもご参照ください。
eチャネルのメリット
eチャネルのメリットは大きく2つあります。
- 出入国審査にかかる時間が大幅に短縮される
- 入国カードの記入が不要になる
香港に行かれたことのある方はおわかりだと思いますが、香港国際空港のイミグレーションはいつも混んでいます。私の経験では平均で30分、長い時で1時間前後入国審査にかかります。
eチャネルの入国ゲートは利用する方が限られていますので、ものの数分で入国手続が完了します。
今回は出国時のみeチャネルを使いましたが、eチャネル用のゲートは空いているので、入国時ほどではありませんが、かなりの時短になりました。
入国カードの記入が不要になるのもなにげに嬉しいですね。
まとめ
eチャネルは誰でも利用できるわけではありませんが、利用資格のある方はぜひ登録することをおすすめします。登録手続きは簡単で時間もかかりませんし、一度登録するとパスポートの有効期限内は利用できます。その結果、香港の入出国が劇的にスムーズになり、特に混雑時には大きな時間短縮となります。
頻繁に香港を訪れる方や、提携航空会社の上級会員の方にとっては、eチャネルの利用は非常に便利です。スムーズな入出国を実現し、旅のストレスを軽減するために、ぜひeチャネルの登録を検討してみてください。
コメント