こんばんは。オヤジです。
ゴールデンウィーク中に令和初の旅行としてバンコクに行ってきました。令和最初のフライトに選んだ航空会社と座席クラスはタイライオンエアのプレミアムエコノミークラスです。
タイライオンエアのプレミアムエコノミークラスはLCCとは思えないほど設備、サービスが充実していました。
特に座席はフルサービスキャリアのプレミアムエコノミークラスを遥かに凌駕しており、一世代前のビジネスクラスの座席で非常にコストパフォーマンスに優れています。
タイライオンエアについて
タイライオンエアはインドネシアのライオンエアとの合弁により2013年に設立されたLow Cost Carrier (LCC)です。
日本には2018年の12月7日から参入。成田−バンコクドンムアン線に続き、2019年1月16日に名古屋/中部、2019年3月12日に大阪/関西に就航しました。
定期的にセールを実施しており、セール時期であればエコノミーエコノミークラスが2万円台〜、プレミアムエコノミークラスでも6万円台〜購入可能です。
タイライオンエア プレミアムエコノミークラスについて
タイラインエアのプレミアムエコノミークラスはエコノミークラスでは受けられない下記のサービスを享受することができます。
- 座席指定が無料
- 優先チェックインカウンター
- 受託手荷物が30kg×2個まで無料
- 優先搭乗
- ウェルカムドリンク・軽食
- 機内食が1つ無料
- ゆっくりとくつろげる座席
- 大きな機内エンターテイメントスクリーンとイヤホン
- 優先降機
- 優先手荷物受取
ただし、ラウンジの利用やPriority Laneの使用はできません。
成田空港でのチェックイン
タイライオンエアはLCCですが、成田空港では第1ターミナル北ウィングを利用しています。
北ウィングはスカイチーム加盟航空会社がメインで使用しています。私ははじめての利用でした。
チェックインカウンターはDカウンターです。
エコノミークラスのチェックインカウンターは長蛇の列でしたが、プレミアムエコノミークラスは専用カウンターがありますので、チェックインには時間はかかりませんでした。
預入荷物には「Priority」のタグを貼ってもらえます。
ドンムアン空港でのチェックイン
ドンムアン空港でのタイライオンエアのチェックインは非常に込み合いますが、ドンムアン空港にもプレミアムエコノミー専用のチェクインカウンターがありますので、ほとんど待たずにチェックイン可能です。
ただし、優先保安レーンはありません。タイライオンエアの復路の出発時間である午前1時前後には多くの出発便がありますので、入国審査には相当の時間がかかります。
私が利用した際にはチェックイン完了から出国審査完了まで約1時間かかりました。
機内設備とアメニティ
シートスペック、アメニティと機内設備は以下のとおりです。
使用機材 | Airbus A300-300 |
座席配置 | 2-2-2 |
シートピッチ | 約152.4cm |
シート幅 | 約62cm |
レッグレスト | あり |
フットレスト | あり |
モニターサイズ | 11.1インチ |
機内エンターテイメント | やや少なめ(日本語対応は極僅か) |
読書灯 | あり |
電源 | あり(ユニバーサルタイプ) |
USBポート | あり |
機内Wi-Fi | なし |
ブランケット | あり |
スリッパ | なし |
その他アメニティ | なし |
座席の並びは2-2-2です。
革製のシートで読書灯も付いています。
モニターは11.1インチ。十分な大きさがあります。待ち受け画面はタイライオンエアの制服のデザインですね。
映画は全部で118種類です。フルサービスキャリアと比べると少ないですね。日本語対応しているものもほとんどありませんでした。
映画「ボヘミアン ・ラプソディ」でゲイという言葉が出てくるシーンがすべてカットされていたのはお国柄?
薄手ですがブランケットが付いているのは助かりました。また、イヤホンも付いています。
最近搭乗したスクートビズにはブランケットが付いていませんでした。
足元はこの通りかなりゆったりとしています。
フルフラットまではいきませんが、リクライニングも十分です。むしろこのくらいの角度のほうが寝やすいと感じました。
電源はユニバーサルタイプコンセントとUSBポートがひとつずつあります。電源の写真はありません。USBポートの上は電源ではなくイヤホンジャックです。
座席の前だけではなくサイドにもドリンクや小物入れがあり、非常に使い勝手が良かったです。
サービス
おしぼりのサービスやペットボトルのミネラルウォーターが支給されたり、サービスレベルは全くフルサービスキャリアと変わりません。食後のコーヒーが3回もおかわりできるなど、むしろ非常にきめ細やかに対応していただきました。
日本人の客室乗務員はいませんが、日本語を話すことのできる客室乗務員が1名いらっしゃいました。日本語での機内アナウンスもあります。
客室乗務員の方全員が非常に感じが良かったので、タイライオンエアへの好感度が非常に上がりました。
機内食
プレミアムエコノミークラスでは、エコノミークラスでは有料の機内食が無料でいただけるのですが、お味はともかく量が少ないです。その代りというわけではないでしょうが、ウェルカムドリンクと一緒に軽食をいただけます。
2019年5月3日 SL301便
SL301便は11:00成田発16:15ドンムアン空港着です。
搭乗するとウェルカムドリンクと軽食がサーブされます。
普通に美味しかったです。
機内食はあらかじめ離陸の何時間後に食べたいかを聞かれ、希望時間になるとサーブされます。この気遣いはLCCとは思えないですね。
見た目は今ひとつですが、お味は美味しかったです。
その他、ペットボトルのミネラルウォーター(おかわり可)とコーヒー(おかわり可)がサーブされます。食事のクオリティはともかく、フルサービスキャリアと変わらないサービスを受けることができます。
2019年5月6日 SL300便
SL300便はドンムアン1:00AM発9:10成田着です。
安定飛行に入りすぐに寝てしまい、着陸態勢に入る時に起こされましたので、飛行中ほぼずっと爆睡していました。
機内食は寝ていたら起こさない、というリクエストをしていましたのでスキップされました。
価格
LCCですので時期や予約のタイミングにより価格がかなり変動しますが、セール時で6万円台から購入可能です。
私が予約した時は往復すべて込みで77,890円でした。ゴールデンウィークでこの価格はフルサービスキャリアのエコノミークラスよりも安いくらいです。
総合評価
タイライオンエアのプレミアムエコノミークラスは想像以上に快適で、本当に気に入りました。プレミアムエコノミークラスとなっていますが、フルサービスキャリアの1世代前のビジネスクラスです。
発着時間も非常に良い感じですのでまた利用したいと思います。
タイライオンエアのプレミアムエコノミークラスの場合、フルサービスキャリアのビジネスクラスと違い、機内食に未練がありませんので、なんの迷いもなく寝ることができる点も体に優しくプラスポイントです(笑)
復路では5時間ほどほぼ熟睡できましたので、東京に着いた後も深夜便を利用したとは思えないほど疲れが残っていませんでした。
タイへご旅行の際にはタイライオンエアのプレミアムエコノミークラスをぜひお試しください!
ムスコがタイライオンエアのエコノミークラスの搭乗記を書いていますので、よろしければ合わせてご覧ください。
2020年1月6日現在、成田−バンコク線のプレミアムエコノミークラスの予約ができません。オフィシャルサイトでは特にアナウンスはありませんが、機材が変わってプレミアムエコノミークラスがなくなったのでしょうか!?
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