こんばんは、ムスコです。
コロナ前のハノイの交通は意外と不便で、外国人観光客の主な移動手段はGragが中心でしたが、2021年についにハノイでもメトロが開通されました。
とはいってもハノイ中心部ではなく、ハノイ郊外に敷設されておりいまだに外国人にとってはあまり実用的な移動手段ではありません。
それでも郊外に宿泊している方や、郊外のモールに訪れたいと思っている観光客にとってはとても便利で格安な移動手段です。
ハノイのメトロ概要
ハノイメトロは、ベトナムのハノイ市における都市鉄道システムです。2021年11月6日に開通し、ベトナム初の都市鉄道となりました。
現時点で開通している路線は少なく、2A号線のみが開通しています。2A号線は、ハノイ市中心部のカットリン駅からイェンギア駅までを結ぶ、全長13.1km、12駅の路線です。
運賃は非常に安価で1回乗車で25,000ドン(約120円)で、Grab(タクシー)と比べてとてもリーズナブルです。
運行時間は5:30から22:00までとなっています (Wikiなどでは22:30までとなっていますが、公式ホームページには22:00と記載)。
路線一覧
現在開通している路線は以下の通りです。
- 1Cat Linh
- 2La Thanh
- 3Thai Ha
- 4Lang
- 5Thuong Dinh
- 6Vanh Dinh
- 7Phung Khoang
- 8Van Quan
- 9Ha Dong
- 10La Khe
- 11Van Khe
- 12Yen Nghia
現時点では2A号線のみしか開通していませんが、2024年に3号線が開通予定です。その後も時間はかかりますが新しい路線が開通されるたびによりハノイ旅行が便利になりますね。
ハノイメトロの乗り方
では実際にハノイメトロの乗り方を紹介していきます。私はCat Linh駅からメトロに乗車しました。基本的にどの駅からの乗車方法に相違はないと思われます。
駅構内に入ると案内板があります。まずは「Ticket(ベトナム語でKhu ban ve)」と書かれている方向へ向かいましょう。
券売機はいくつかありますが「Normal Mode」との表記がある券売機を選びましょう。
券売機はベトナム語だけでなく英語に表記を変更可能です。右下に言語切り替えができるボタンがあります。
言語の変更ができたら目的地の駅を選択しましょう。目的地を選択したら確認画面が表示されます。Originが「出発駅」でDestinationが「到着駅」です。間違えがないか確認しましょう。
また右上には駅チケットの数を変更できる箇所があります。人数分のチケットを選択し、問題なければ画面下の「Confirm」を押しましょう。
こちらの画面が出たら日本の券売機と同じように料金の支払いをしてください。使用可能な紙幣は「1000VND」、「2000VND」、「5000VND」、「10000VND」、「20000VND」、「50000VND」、「100000VND」です。10万ベトナムドン以上の紙幣は利用不可のため、細かい紙幣を予め用意しておきましょう。
チケットはカードになります。
改札機は緑の矢印が表示されている場所から入ることができます。
改札機にはカードをかざす場所があります。カードが認識されたら、液晶部分の文言が「Please tap card to enter」から「Please enter the station」に変わり、改札機が開きます。
改札から出るときは、改札機にあるカード挿入口にカードを入れましょう。自動的にカードは回収され、問題なければ改札機を通ることができます。
乗車録
改札機を通ったら「Train」と表記がある方角に進みましょう。
ここは始発駅のためメトロの方角は片側のみですが、始発駅でない場合は目的地を把握した上で正しい列車に乗りましょう。日本よりも分かりづらいですが、しっかりと確認すれば問題はないと思います。
電車には電光掲示板はないですが、次の駅を把握することはできます。アナウンスは聞き取りづらいので定期的に確認すると良いでしょう。
メトロは開通したばかりということもあり、非常に清潔です。まだ中心部に開通していないため利用者は基本的に地元の方が中心です。利用者も時間帯によって変化はあると思いますが、あまり多くない印象でした。
まとめ
ハノイメトロはまだ開通されたばかりということもあり、観光客向けのインフラではないです。それでも今までGrabでしか行けなかった場所にメトロを使って移動できるようになったことは地元の方、観光客にとってはとても有益なことだと思います。
今後のメトロの発展に期待しましょう。
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