こんばんは、ムスコです。
インドに入国する際は観光でもVISAが必要で、E-VISAかアライバルビザで取得できます。ただアライバルビザは不安要素がたくさんあり、入国できなかった類の話もよく聞きます。
そのため今回はE-VISAにて取得しました。詳細に説明しているので、参考にしていただければと思います。
E-VISAの申請サイト
インドのE-VISAは下記のサイトより申請が可能です。
残念ながら、言語は英語のみで日本語はありません。
E-VISAの料金
E-VISA(観光用)の料金は以下のとおりです。
- 30日有効:25$
- 1年有効:40$
- 5年有効:80$
これに加えて手数料が2.5$取られます。
下記に記載しておりますが、私の場合30日有効のVisaで手数料含め3,643円(日本円換算)でした。
インドに1年間に2回訪れる、もしくは1ヶ月以上滞在する予定がなければ30日有効のVisaで問題ないと思います。
E-VISAの種類
インドのE-VISAには6種類あります。
- e-Tourist Visa(観光)
- e-Business Visa(商用)
- e-Conference Visa(国際会議)
- e-Medical Visa(医療滞在)
- e-Medical Attendant Visa(医療付添)
- e-Emergency X-Misc(緊急)
その中で、e-Tourist Visa にはさらに3種類あります。
- One Month e-Tourist Visa(30日有効)
- One year e-Tourist Visa(360日有効)
- Five years e-Tourist Visa(5年間有効)
以上の通り、様々なVISAがありますので、自分にあったVISAを取得する必要があります。
E-VISAの取得方法
E-VISAの取得方法のプロセスは主に3つに別れています。
- E-VISAのオンライン申請(写真やパスポートのアップロード)
- E-VISAの費用支払
- E-VISAの取得
各プロセスについて詳しく見ていきましょう。
E-VISAのオンライン申請
E-VISAの申請は、オンライン申請用ホームページにて行います。
ホームページにて「Apply here for e-visa」を選択します。
次に上記画像の通り、必要項目に入力を行います。
- Nationality/Region:国籍
- Passport Type:パスポートの種類(通常はORIDINARY PASSPORT)
- Port Of Arrival:到着予定の空港名
- Date of Birth:生年月日
- Email ID:メールアドレス
- Re-enter Email ID:メールアドレスの再入力
- Visa Service:VISAのタイプを選択
- Expected Date of Arrival:インドへの到着予定日時
- Please enter above text:画像認証(上記の写真の文字を入力)
入力が完了したら、「Continue」をクリックします。
※追記VISAのタイプを選択すると、更に細かい選択を求められます。例えば観光ビザの場合
- TOURISM,RECREATION,SIGHT-SEEING(観光のため)
- MEETING FRIENDS/RELATIVES(親戚や友人と会うため)
- SHORT TERM YOGA PROGRAMME(短期ヨガプログラム参加のため)
- SHORT TERM COURSES ON LOCAL LANGUAGES, MUSIC, DANCE, ARTS & CRAFTS, COOKING, MEDICINE ETC(言語や音楽、芸術などを含めたコースに参加のため;左記留学)
- VOLUNTARY WORK OF SHORT DURATION (短期間のボランティア)
通常の観光の場合は、「TOURISM,RECREATION,SIGHT-SEEING」を選択していただければ問題ありません。
続いてのフォームでは、個人情報の詳細を記入します。このページでは、記入完了後、Temporary Application IDを使うと、一時保存が可能になるので、必ずIDのを取得しておきましょう。
一般的な必要項目への入力は以下のとおりです。
◆Application Details
- Surname (exactly as in your Passport):性(パスポート通り)
- Given Name/s (exactly as in your Passport):名(パスポート通り)
- Have you ever changed your name? If yes, click the box(名前を変更したことがある場合、チェックボックをクリック)
- Gender:性別
- Date of Birth:誕生日
- Town/City of birth:出生都道府県
- Country/Region of birth:出生国
- Citizenship/National Id No.:国民ID(日本人はNAで問題なし)
- Religion:宗教(特になければBUDDHISM;仏教)
- Visible identification marks:身体的特徴(NAで問題なし)
- Educational Qualification:学歴
- Nationality/Region:国籍
- Did you acquire Nationality by birth or by naturalization:国籍を変更(帰化)したことがあるか(なければ「by birth」で問題なし)
- Have you lived for at least two years in the country where you are applying visa? :VISA申請国に2年以上住んだことがあるか(なければ「No」を選択)
◆Passport Details
- Passport Number:パスポートNo
- Place of Issue:パスポートを発行した都道府県
- Date of Issue:パスポート発行日
- Date of Expiry:パスポートの有効期限
- Any other valid Passport/Identity Certificate(IC) held,:他に有効なパウポートやICを持っているか(なければ「No」を選択)
入力が完了したら、「Save and Continue」(入力を続けたい場合)か「Save and Temporarily Exit」(一旦入力フォームから退出)を選択します。
後者を選択した場合、「Temporary Application ID」を使って、入力フォームに戻ることができます。
まず「Complete Partially Filled Application Form」をクリックします。
このページにて「Temporary Application ID」の入力と画面認証を行って、「Complete Partially Filled」を押すと先程のページまで戻ることができます。
続いては、住所及び家族のフォーム入力欄です。
入力項目は以下のとおりです。
◆Applicant's Address Details(Present Address)
- House No./Street:建物名(部屋番号)、番地
- Village/Town/City:町、市
- Country:国
- State/Province/District:都道府県
- Postal/Zip Code:郵便番号(ハイフン無し)
- Phone No:電話番号(ハイフン無し)
- Mobile No:携帯番号(ハイフン無し)
- Email Address:メールアドレス
- Click here for same address:現住所と本籍が同じならクリック
◆Applicant's Address Details(Permanent Address)
- House No./Street:建物名(部屋番号)、番地
- Village/Town/City:町、市
- State/Province/District:都道府県
◆Family Details(Father's Details)
- Name:父親の名前(名、性)
- Nationality/Region:父親の国籍
- Previous Nationality/Region:父親の以前の国籍
- Place of birth:父親の出生地
- Country/Region of birth :父親の出身国
◆Family Details(Mother's Details)
- Name:母親の名前(名、性)
- Nationality/Region:母親の国籍
- Previous Nationality/Region:母親の以前の国籍
- Place of birth:母親の出生地
- Country/Region of birth :母親の出身国
◆空白
- Applicant's Marital Status:申請者の婚姻状況(独身:SINGLE、結婚済:MARRIED、離婚者:DEVORCED)
- Were your Parents/Grandparents (paternal/maternal) Pakistan Nationals or Belong to Pakistan held area:両親、祖父母がパキスタン国籍またはパキスタンが支配する地域の方か(左記にあてはまらなければ「No」を選択)
さらに申請者の職業情報の入力欄が続きます。
◆Profession / Occupation Details of Applicant
- Present Occupation:現在の職業(サラリーマンは「WORKER」、公務員は「OFFICIAL」、学生は「STUDENT」)
- Employer Name/business:会社名
- Designation:役職
- Address:会社のアドレス
- Phone:会社の電話番号
- Past Occupation, if any:過去の職業
- Are/were you in a Military/Semi-Military/Police/Security. Organization? :軍隊、警察、警備等に務めているか(当てはまらなければ「No」を選択)
さて、記入を終えたら、次の記入欄に移ります。
◆Details of Visa Sought
- Type of Visa:Visaのタイプ
- Visa Service:Visaの詳細
- Places to be visited:訪れる予定の都市(複数選択可)
- Have you booked any room in Hotel/Resort etc. through any Tour Operator?:ツアーオペレーターを通してホテルなどを予約しているか(していなければ「No」を選択)
- Duration of Visa:Visaの期間
- No. of Entries:入国回数
- Port of Arrival in India:到着予定空港
- Expected Port of Exit from India:出国予定の空港
◆Previous Visa/Currently valid Visa Details
- Have you ever visited India before?:今までインドに訪れたことはあるか(なければ「No」を選択) ※以下訪れたことがある場合
- Address:前回滞在時の住所
- Cities previously visited in India:以前インドで訪れた都市
- Last Indian Visa No/Currently valid Indian Visa No:前回もしくは現在も有効なインドのVisa番号
- Type of Visa:Visaのタイプ
- Place of Issue:発行場所
- Date of Issue:発行日
- Has permission to visit or to extend stay in India previously been refused? :以前インドへの入国や滞在延長を拒否されたことがあるか(なければ「No」)
◆Other Information
- Countries Visited in Last 10 years:10年以内に訪れたことがある国を選択
◆SAARC Country Visit Details
- Have you visited SAARC countries (except your own country) during last 3 years?:3年以内にSAARC(南アジア地域協力連合;インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ、アフガニスタン)に属する国に訪れたことがあるか(なければ「No」を選択)
まだまだ続きます。
◆Reference
- Reference Name in India:インドでの問い合わせ先(ホテル名でOK)
- Address:上記ホテルの住所
- State:上記ホテルの州
- District:上記ホテルの地区
- Phone:上記ホテルの電話番号
- Reference Name in JAPAN:日本での問い合わせ先(家族や親族の名前)
- Address:日本での問い合わせ先の住所
- Phone:日本での問い合わせ先の電話番号
最後に犯罪などに対する誓約を行います(特に問題なければ全て「No」を選択)。
- Have you ever been arrested/ prosecuted/ convicted by Court of Law of any country?(これまでに、いずれかの国の裁判所で逮捕されたこと、起訴されたこと、有罪判決を受けたことがあるか?)
- Have you ever been refused entry / deported by any country including India?(インドを含む国で入国拒否や国外退去をされたことがあるか?)
- Have you ever been engaged in Human trafficking/ Drug trafficking/ Child abuse/ Crime against women/ Economic offense / Financial fraud?(人身売買、薬物売買、児童虐待、女性に対する犯罪、経済犯罪、金融詐欺に関与したことがあるか?)
- Have you ever been engaged in Cyber crime/ Terrorist activities/ Sabotage/ Espionage/ Genocide/ Political killing/ other act of violence?(サイバー犯罪、テロ活動、破壊工作、スパイ活動、大量虐殺、政治的殺害、その他の暴力行為に関与したことがあるか?)
- Have you ever by any means or medium, expressed views that justify or glorify terrorist violence or that may encourage others to terrorist acts or other serious criminal acts?(何らかの手段や媒体で、テロリストによる暴力を正当化または美化するような、あるいは他人をテロ行為やその他の重大な犯罪行為に駆り立てるような見解を表明したことがあるか?)
- Have you sought asylum (political or otherwise)in any country?(いずれかの国に亡命(政治的またはその他の)したことがありますか?)
以上で記入は完了となります。次のページでは写真のアップロードを行います。
要件がいくつかあり、
- フォーマットがJPEGで
- サイズが最低10KB、最大1MB
- 最低のサイズが350 × 350
- 背景が白色であること
などを遵守する必要があります。
次にパスポートのアップロードを行います。
ファイルを選択肢、「Upload Document」でパスポートのアップロードを行ったら「Confirm」を押します。
なお、パスポートにもいくつか要件があり、
- フォーマットがPDF
- 最小サイズが10KB
- 最大サイズが300KB
- 氏名、生年月日、国籍、有効期限などの個人情報を含むパスポートの写真ページをアップロードする
などを、しっかりと押さえる必要があります。
これが完了すると、最終確認ページに行くので、入力間違えがないか確認してください。
問題なければ申請完了となり、続いてVisa代の支払いに移ります。
E-VISAの費用支払
申請完了後、以下のページに来ます。
なお、トップページ(Verify Payment/Pay e-Visa Fee)からも同様のページに行くことができます。その際にApplication Idと生年月日が必要となります。
ここで必要なApplication Idは上記の画像のトップにあるものです。そのため、e-visaの申請が完了したら、必ずApplication Idを確認もしくはメモしておきましょう。
支払い方法は3つあります。
- Sbi e-pay
- Paypal
- Axis Bank
私はPaypalを使って支払いを行いました。クレジット払いも可能ですが、Paypalを持っている方はPaypalで支払うのが良いでしょう。
料金は25ドル+手数料となります(日本円に換算した場合3,643円でした)。
以上は支払いが完了した画面です。
申込みは72時間以内に処理され、登録したメールアドレスに返信が来ると記載されています。
E-VISAの取得
E-VISAの取得は早ければ翌日には完了します。私の場合、翌日のお昼頃に「noreply-vss@nic.in」というメールアドレスより、E-VISAの取得ができたとのメールが届きました。
このように、ステータスがGranted(承認された)との記載があり、ETA Numberに番号がきちんと割り当てられております。
これで正式にE-VISAの取得が完了です。
E-VISAの確認
最後にE-VISAの確認及びプリントの方法についてご説明します。
まず、トップページより「Check your Visa Status」に入ります。
「Application Id」、「Passport No」を入力し、画面認証を行います。そして「Check Status」をクリックします。
こちらのページに来たら「Print Status」を押すとダウンロードが開始され、完了するとE-VISAが表示されます。
最後に
インドのE-VISA取得は、世界でも有数に面倒くさいと言われております。
みなさんがこのブログを見て、少しでもインドのE-VISAを楽に取得できていれば非常に幸いです。
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