こんばんは。オヤジです。
2019年11月の韓国旅行の際には、仁川国際空港を利用しました。仁川国際空港は東アジアを代表するハブ空港で非常に大きな空港ですが、構造が比較的分かりやすく使いやすい空港でした。その反面注意すべき点も…
今回の記事では入出国から乗り継ぎまで、空港内の施設を含めて仁川国際空港第1ターミナルの完全ガイドをお届けします。
仁川国際空港について
仁川国際空港はソウルの西48kmに位置する東アジアを代表するハブ空港です。
2001年3月に開港し大韓航空、アシアナ航空、済州航空が拠点としています。
航空業界の格付会社であるスカイトラックスの世界TOP100国際空港で常に1位〜3位という上位を占めています。
仁川国際空港の構造
仁川国際空港は2ターミナル制で大きな空港ではありますが、構造が比較的シンプルですので、非常に使いやすい空港だと思います。
日本に就航している航空会社のうち、大韓航空だけが第2ターミナルを利用しており、他の航空会社は第1ターミナルを使用しています。
第2ターミナルはスカイチームの加盟エアラインが中心に使用しています。他の航空会社は第1ターミナルを利用しています。第1ターミナルと言っても、LCCの大部分と一部のフルサービスキャリアは両ターミナルからシャトルトレインで結ばれている搭乗棟(コンコース)からの発着となります。
この記事では、第1ターミナルのガイドをお届けします。
入国方法
一般的に到着フロアは1階と表記されますが、実際には飛行機から降りるフロアは2階で、イミグレーションも同じ2階にあります。
飛行機から降りましましたら、「Immigration」、「Arrival」か「Baggage Claim」というサインを目指して進みます。
仁川国際空港のサインは入国関連が青地、乗り継ぎがグリーン地で統一されていますので、非常に分かりやすいです。
外国人用のイミグレーションは夜遅い時間にもかかわらず非常に混雑していました。
イミグレーションでは入国カードとパスポートを提出します。特に質問もなく入国手続きは完了しました。
イミグレーションを過ぎ、階段かエスカレーターでバッゲージクレームと出口がある1階に降ります。
入国時の注意点としては、韓国の入国には税関申告書が必要になりますので、申請が無い方も書類を記入する必要があります。
利用したエチオピア航空では入国カードはもらえましたが、税関申告書はもらえませんでしたたが、バッゲージクレームのエリアにあるカウンターに各国語の税関申告書が用意されています。
税関申告書は形式的な感じで、出口付近に立っている係員に渡すだけで大丈夫です。日本のようにパスポートを提出する必要もありません。
2024年4月に再訪した際には、申告するものがなければ税関申告書の提出は不要になっていました。
出国方法
出国フロアは3階です。
大きな空港ですので、まずはご自身の航空会社のチェックインカウンターを確認してください。チェックインは3時間前から可能です。
チェックインが完了しましたら、イミグレーションに向かいます。イミグレーションに向かう通路には係員が立っていますので、搭乗券を見せて進みます。
イミグレーションでの出国手続きは簡単です。出国カードはありませんので、搭乗券とパスポートを見せるだけで大丈夫です。
その後保安検査を受け、非制限エリアにでます。
注意点というほどでもありませんが、第1ターミナルと第2ターミナル間は結構な距離がありますので、ご自身が搭乗される航空会社のターミナルだけ間違えないようにご確認しておいてください。
搭乗棟(コンコース)への移動方法
2024年4月に再訪した際にはZIPAIRを利用しましたので、コンコースからの発着でした。
第1ターミナルビルとコンコース間はシャトルトレインを利用します。
シャトルトレインに乗車している時間は数分ですが、乗り場まで結構時間がかかりますので、コンコース発着の航空機を利用される場合は、早めに移動することをおすすめします。
私が利用した際にはイミグレを抜け、コンコースの出発フロアまで約15分かかりました。
現在は搭乗ゲート100番台がコンコースからの発着になります。
乗継方法
仁川国際空港は東アジアを代表するハブ空港ですので、乗り継ぎで利用されるケースも多いと思います。
私も1度乗り継ぎを経験しましたので、乗り継ぎ方法をシェアします。
乗継ぎは案内板がグリーンに統一されていますので、非常に分かりやすいです。
通路の壁までがグリーンで統一されています。
これほど乗り継ぎが分かりやすい空港ははじめてです。
乗り継ぎ用の通路の先には保安検査場がありますので、乗継便の航空券を係員に見せ、手荷物の検査を受けます。
保安検査場をすぎると、エスカレータがありますので、ひとつ上の3階 出発フロアに行きます。
出発フロアに出ると、正面にフライトボードがありますので、そこで乗継便の出発ゲートを確認することができます。
ご紹介した乗換方法はすでに乗継便の航空券を持っている場合の例です。もしまだ航空券を持っていなければ、「Transfer Desk」で航空券を発券してもらう必要があります。
フリーWi-Fi
仁川国際空港でのフリーWi-Fiの利用は非常に簡単です。
アクセスポイントで「Airport WiFi」を選択するだけで接続することができます。
登録やパスワードも不要ですし、時間制限もありません。今まで利用した空港のフリーWi-Fiの中でも最も簡単に利用することができました。
SIMカード
深夜着でしたが、SIMカード売場はしっかりと営業していました。
到着ロビー中央の出口側に「Prepaid SIM」と書かれた看板がありますので、すぐに探すことができると思います。
ただ、写真では分かりづらいと思いますが、かなり混雑していました。夜の時間帯は最終の電車やバスとの兼ね合いもあると思いますので、注意が必要です。
私は、今回も世界中で使えるローミングSIMカードAir SIMを利用しました。
両替・ATM
今回苦労したのが、意外にも両替でした。
仁川国際空港にはもちろん両替所もATMもありますが、夜遅い時間に到着する便の場合は、少し注意が必要です。
まず両替所ですが、営業している両替所が少なく長蛇の列です。
私はATM派なので、両替所の行列を横目にATMを探しましたが、まずグローバルATMの数がこれだけの規模の空港の割には少ないです。到着ロビーには4箇所しかありません。
しかもそのうち3箇所は使えず、使えた1箇所もATMは2台ありましたが、1台はお金をおろすことができないという有様でした。
そのため、両替だけに1時間ほどかかってしまいました。
たまたまかもしれませんが、夜遅く仁川国際空港に到着される場合はお気を付けください。
ショップ&レストラン
仁川国際空港はレストラン、ショップとも非常に充実しています。
多くのブランドショップからお土産屋まで幅広く揃っています。
ただし、価格がドル表記になっていますので、おそらくお土産品などは市内で購入するよりも高い価格になっているのではないかと思います。
私も韓国海苔を購入しましたが、結構なお値段でした。
それでもお土産を買う時間のなかった場合には重宝することは間違いありません。
まとめ
いかがでしたか。
仁川国際空港はシンプルかつ分かりやすい構造で機能的な空港です。ショップやレストランが充実しているうえに、フリーWi-Fiも使いやすく、一見完璧に感じますが、国際ATMの数が少ないなど、注意すべき点もあります。
特に今回の私のように夜遅くに到着する便をご利用される際には、最低限のウォンを前もって用意しておくなどの準備をしておくと安心です。
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