イスタンブール旧市街の移動方法とイスタンブールカードのご紹介

イスタンブール交通機関 トルコ
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こんばんは。オヤジです。

イスタンブールは世界的な観光都市だけのことはあり、公的交通機関が非常に充実しています。それらを使いこなすことができるとリーズナブルかつ効率的にイスタンブール市内観光をすることができます。

今回の記事ではイスタンブール旧市街の移動方法とイスタンブール観光に必須のICカード イスタンブールカードについてご紹介します。

イスタンブール旧市街の交通手段

イスタンブール市内、特に旧市街での交通手段は、トラムヴァイ(路面電車)、メトロ(地下鉄)、バス、タクシー、Uberが一般的です。

また、タクシー、Uber以外の交通手段はイスタンブールカードを利用することにより、リーズナブルかつスムーズに移動することが可能になります。

ケーブルカーやフェリーも利用することができますが、実際に利用していませんので、この記事では省略させていただきます。

イスタンブールカード

イスタンブールカードについて

まずはイスタンブール市内観光に必須のイスタンブールカードについてご紹介します。

イスタンブールカードイスタンブールカードはその名の通りイスタンブール市内の公共交通機関などを利用できるIC式のカードです。日本のSuicaやPasmo等と同様、チャージすることによりくり返し使用することができます。

イスタンブールカードが使える交通機関・場所は以下のとおりです。

  • エアポートバスhavaist
  • トラムヴァイ(路面電車)
  • メトロ(地下鉄)
  • バス
  • フェリー
  • 公衆トイレ

旅行者が利用する公共交通機関はほぼ使えます。料金もイスタンブールカードを利用したほうが安くなります。

他の交通機関は、イスタンブールカードが無くても乗車可能ですが、エアポートバスhavaistはイスタンブールカードでしか利用できません。

また、トルコの公衆トイレは有料の場所が多いので、公衆トイレで利用できるのが小銭を保つ必要がなく、なにげに便利でした。

イスタンブール公衆トイレ

イスタンブールカードの購入方法

イスタンブールカードはイスタンブール空港のほか、トラムやメトロの駅に設置されている自動券売機、キオスクで購入可能です。

イスタンブール空港では自動券売機のほか、有人のチケットカウンターでも購入可能です。自動券売機はクレジットカードが使えませんので、クレジットカードで購入したい場合は、空港のチケットカウンターをご利用ください。

havaist自動券売機これは空港の自動券売機ですが、メトロやトラムにあるものも基本は同じで黄色の非常に目立つ機会ですので、すぐに分かると思います。

購入時に発行料金として6トルコリラ必要です。日本のICカードと違いデポジットではありませんので、帰国時にカードを返却して返金してもらうというシステムはありません。

“istanbulkart” や “Akbil” といったマークがあるキオスクでも発行可能ですが、発行料金が7トルコリラと少し高めになっているそうです。

有効期限はありませんので、再びイスタンブールを訪れる予定のある方は、保管しておきましょう。

自動券売機の使い方

新規購入

自動券売機は言語切替が可能で、英語のみならず、日本語にも対応しています。日本語は翻訳がかなり変なので、英語ができる方は英語の方がおすすめです。

言語の切替方法も独特で、下の写真の左の四角で囲った2つのボタンで言語を切り替えます。

イスタンブールカード券売機1はシングルチケットの購入、2はイスタンブールカードのトップアップ(チャージ)、3はイスタンブールカードの購入です。

新規購入の際には3を選択して、お札を挿入してください。例えば10トルコリラ札を入れるとイスタンブールカード発行料金6トルコリラが引かれ、4トルコリラチャージされる、という仕組みです。

いくらチャージするかですが、イスタンブール空港で購入する場合は、空港から旧市街までが片道18トルコリラかかりますので、往復で36 トルコリラ、加えて発行手数料が6トルコリラ必要ですので、50トルコリラを払い、44トルコリラ分をチャージするのがおすすめです。

市内で購入される場合は、20トルコリラ(チャージ14トルコリラ)で良いのではないかと思います。

チャージ

チャージも自動券売機で可能です。英語ではTopupと表記されます。

上の写真の2を選択して右側の「iSTANBULKART」と書かれた上の読み取りセンサー部分にイスタンブールカードを置きます。

イスタンブールカード券売機画面の左に16.00TLと書かれているのが残額です。

トップアップしたい紙幣をイスタンブールカード置き場の上の挿入口から入れます。お札の金額分チャージされます。

注意点

自動券売機を使う上で気をつける点がありますので、下記にまとめます。

  • 言語選択の方法が独特で分かりづらい。
  • 日本語の訳が非常に分かりづらい。
  • 日本語や英語で操作していても、突然トルコ語になることがある。
  • お札にしか対応していない(硬貨、クレジットカードは使えない)。
  • お釣りが出ない。
  • 壊れている機械が多い。

私は3台使いましたが、正直非常に使いづらいです。故障しているか途中でトルコ語に変更なり、まともに操作できた機械は1台だけしかありませんでした。

イスタンブールカードの裏技

イスタンブールカードは日本では考えられない使い方がオフィシャルに認められています。それは1枚のカードで一度に5人までの利用が認められていることです。

5人までの旅行の場合は、1枚購入すれば十分です。

どうやって使うかというと改札の読み取り機にイスタンブールカードをタップし、先に同行者を通し、最後に自分が通ればOKです。

最初に何度も改札機にカードをタップし家族を通している人を見たときは「え!??」と思いましたが、オフィシャルに認められている方法でした。

トラムヴァイ(路面電車)

旧市街の世界遺産を巡るときに活躍するのがトラムヴァイです。

イスタンブールトラムヴァイ

トラムヴァイの乗り方ですが、乗車時にイスタンブールカードを改札の読み取り部分にタップします。定額料金ですので、乗車時に料金が引かれます。

イスタンブール改札降車時には何もする必要はありません。回転棒式の改札ですが、降車側からは何もしなくてもバーが回るようになています。

トラムヴァイの注意点としては、車両編成が短く、非常に混雑していますので乗れないことがあります。

ただ、本数が非常に多く、ピーク時には1〜2分おきに走っていますので、ご心配なく。

メトロ(地下鉄)

旧市街の主な観光地はトラムヴァイで行くことができますので、利用回数は少なかったのですが、イスタンブールにはメトロもあります。

新市街に行ったり、アジア側に行く際にはメトロが便利です。

メトロMのマークがメトロの駅の目印ですので、すぐに見つけることができます。

イスタンブール改札メトロの乗車方法はトラムヴァイと全く同じです。トラムヴァイ同様、定額料金ですので、乗車時にイスタンブールカードを改札の読み取り部分にタップし、降車時には何もする必要はありません。

バス

バスをうまく使いこなせるとイスタンブール市内を安く効率的に移動することが可能になります。

イスタンブールバスバスは路線が非常に多く、様々な場所に行くことができますが、旅行者にはどの路線に乗ればよいかが分かりづらいです。

私は、Moovitというアプリをフル活用しました。

Moovit: 公共交通機関

Moovit: 公共交通機関

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Moovitは目的地を入れるだけで、交通機関と徒歩ルートの両方を含めて現在地からの行き方が表示されますので、土地勘がなくても迷うこと無く目的地まで行くことができます。

Googleマップも同様の機能がありますが、イスタンブールに関してhMoovitの方が精度が高かったです。

バスの乗り方について説明します。

バスの正面の電光掲示板に路線番号が書かれていますので、自分の乗りたいバスが近づいてきたら、手を上げてください。同じ番号でも末尾にアルファベットが付くと別の路線になりますので、アプリに表示される路線と全く同じ番号のものにご乗車ください。

バスはバス停から離れた場所に停まることがありますので、バス停にバスが来るのを待つのではなく、バスが停まったら、自分からバスの方に行き乗車してください。

乗車は前方からです。乗車しましたら、読み取り機にイスタンブールカードをタップしてください。

イスタンブールのバスは降車が鬼門です。車内のアナウンスもあったりなかったりですので、Moovitの画面を見ながら、一つ手前の停留所を過ぎましたら、降車のボタンを押してください。

しかし、真の問題はここからで、ボタンを押しても停まってくれるとは限りません。降りるバス停が近づいたら、席を立ちバス中央の降車口の方に歩き、降りたいという意思を身をもって表現する必要があります。

初めてバスを利用した時は、ボタンを押したので、停まってくれるだろうと思って安心していましたが、見事にスルーされてしまいました。

降車ボタンは、停まってくれる可能性が高くなる、程度に考えていたほうが良いと思います。

反面、降車口に向かって歩くと、停車ボタンを押していなくてもほぼ100%停まってくれました。

公共交通機関の値段

実は私がイスタンブールに滞在していた間は犠牲祭というイスラム教の祝日に重なっており、エアポートバスhavaistを除き、すべての公共交通機関の料金が無料でしたので、以下は事前に調べた情報になります。

公共交通機関のシングルチケットは5トルコリラ(約95円)。

回数券もあり、回数券の種類により、1回3.2トルコリラ(約61円)〜5トルコリラ(約95円)です。

イスタンブールカードを利用すると、トラムヴァイ、メトロそしてバスはすべて1回2.6トルコリラ(約50円)です。2時間以内に乗り換える場合、乗換ごとに値段が安くなります。

イスタンブールカードを利用することにより、価格面でもかなりのメリットがあり、カード発行代金の6トルコリラ(約115円)を考慮に入れても3回以上公共交通機関を利用すればお得になります。

タクシー

イスタンブールのタクシーの色は黄色か水色です。それに加えて黒のミニバンタイプもあります。

イスタンブールタクシー上の写真のようにイスタンブールのタクシーは車体の左右にナンバープレートの番号表示が義務づけられています。真ん中のタクシーは下に表示されているようですが、正規のものかどうかは分かりません。

イスタンブールタクシー水色のタクシーは2018年5月31日の法律の改正以降に登録したものです。法改正により、登録条件が厳しくなりましたので、黄色のタクシーに比べて綺麗です。反面、黄色のタクシーよりも運賃は割高です。

イスタンブールのタクシーは基本メーター制です。初めて乗車した時は、メーターがどこにあるかわからなかったのですが、バックミラーがメーターになっています。

注意点としては、最低支払金額が決まっていることです。

黄色タクシーの場合、最低支払金額は10トルコリラ(約185円)です。10トルコリラ以下の金額の場合も、10トルコリラ支払うようにしてください。

また、海外ではよくあることですが、乗車拒否される場合もありますので、乗る前にドライバーに行き先を告げ、乗せてもらえるかどうか確認してください。

Uber

Uberはアプリは利用できますが、イスタンブールではタクシーの配車アプリです。

イスタンブールUber私は黄色のタクシーしか乗りませんでしたが、黄色のタクシーはクレジットカードが使えませんでしたので、クレジットカードが使えるのはUberでタクシーを配車するメリットです。

まとめ

イスタンブールは公共交通機関が発達しており、どこに行くにも比較的リーズナブルに移動することができます。

反面、日本とは習慣が異なり、知らないと戸惑ったり、バスで降りられないということにもなりかねません。

この記事が皆様のイスタンブール旅行のお役に立てれば幸いです。

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