こんばんは、ムスコです。
マンダレー国際空港はその名の通りマンダレーに位置する国際空港です。大体の方はマンダレーよりヤンゴンに行くと思うのであまり馴染みがないかもしれませんが、マンダレーはバガンへのゲートウェイとなっているため少なからず利用客はいます。
マンダレーとバガンはミャンマーを代表する観光地であり、訪れることを検討している方も多いと思います。情報が少なくて敬遠してたり、そもそもマンダレー国際空港のことを知らない方が大半だと思われます。
実際にマンダレー国際空港に関する情報はほとんどありません。てなわけで私が本日マンダレー国際空港を紹介したいと思います。
マンダレー国際空港の概要
マンダレー国際空港は市内からかなり離れた場所に位置します。市内の中心部から35kmほど離れており、マンダレー国際空港の周辺は緑豊かな場所となっています。
元々マンダレー空港は市内に位置していたそうですが、フライト数増加に伴う騒音や滑走路の整備といった問題が浮上したため、1999年に現在の場所にマンダレー国際空港が設立されました。
そのためかなり辺鄙な場所に空港があるというわけです。そのせいで市内までは車で約1時間程かかります。市内から空港に戻る時は渋滞も想定して余裕を持って行動するべきですね。
営業時間 | 24時間営業 |
電話番号 | +95 2 87473 |
マンダレー国際空港での入国
飛行機から降りて少し歩くとarrivalと書かれた看板が見えるのでその看板が指している矢印の方向に向かって左に曲がります。
しばらく歩くとまたarrivalの看板があり、その角を右に曲がります。
右に曲がったらすぐに左に階段とエスカレーターがあり、そこを下ります。
その階段を降るとイミグレーションがあります。ミャンマー人用の審査場と外国人用の審査場にそれぞれ分かれているので間違えないようにしましょう。ちなみに外国人用の審査場は左側になります。
この画像からもわかるようにほとんど人はいません。待ち時間もほとんど無く、問題がなければ数分で入国審査を終えることができます。
入国審査を終え少し歩くとターンテーブル(受託手荷物を受け取る場所)があります。荷物を預けた方は忘れずに荷物を受け取りましょう。
マンダレー国際空港での出国
まずは出国フロアについて説明します。マンダレー国際空港の出発フロアはほとんど何もありません。レストランやカフェなどの食事が取れるところが3軒、あとはお土産屋さんが確か一軒、あとは売店的なものが1店くらいです。本当にそれ以外のものは何もありません。
私は出発の時間を間違えて4時間前に空港に到着したのですが、暇で暇で仕方がありませんでした。マンダレー国際空港はほとんど混雑しないので出発の2時間前に到着しておけば十分でしょう。
さて、チェックインはと言うと、一旦手荷物検査を受けて更にEチケットを提示してからチェックインカウンターに行きます。
一旦手荷物検査を受けると非制限エリアには戻ってこれないので注意しましょう。
手荷物検査を無事に通過できたら、チェックインカウンターがあるので自分の該当するチェックインカウンターに行ってチェックインを行います。
Departureと書かれた看板に沿って歩いていき、出国審査を受けます。
ちなみにマンダレー国際空港には国際線と国内線は同じターミナル内にありますので間違えることはないと思いますがご注意を。
次に出発フロアの制限エリアについて紹介します。制限エリアのマップは以下のようになります。
免税店、お土産屋、飲食店が非制限エリアに比べると充実しているように思えます。ただ、どこのお店もかなり割高な値段設定になっているので、個人的にはチャットを持て余している人用なのかと思っています。
ちなみに私はほとんどチャットがなかったのでコンビニでカップ麺を食べました。
このコンビニは空港の外のお店とほとんど値段設定が変わりませんでした。ちなみにこのカップ麺は大体1000チャットくらいだったと思います。飲み物などはこのコンビニで買うことをおすすめします。
コンビニには食事を取れるスペースがあります。座席数自体はあまり多くありませんがそもそも人がほとんどいないので特に問題ありません。お湯もコンビニに設置されていて、買ったときにお姉さんがお湯を注いでくれました。
マンダレー国際空港のWifi事情
マンダレー国際空港にもWifi完備されています。マンダレー国際空港のWifiは「MDL-Intl-Airport-Wifi」と書かれているものです。
そのWifiに入ると次のようなログイン画面が表示されます。
マンダレー国際空港のWifiにログインするためには「国籍」、「年齢」、「訪問の目的」、「出発地」、「最終目的地」を入力する必要があります。
このログインは形式的なもので厳密に入力しなくてもログインはできます。参考までに私はバンコクから来たので出発地は「Bangkok」と、最終目的地は「Tokyo」と入力していました。
ちなみにですが、マンダレー国際空港のWifiは1時間しか接続できません。1時間経つと自動的にログアウトされます。ただすぐにまたログインはできます。
また、一日につき2時間までしかWifiが使えないとなっていますが、2時間以降も上記のことを繰り返せば問題なく使用できました。
マンダレー国際空港からマンダレー市内への行き方
マンダレー国際空港から市内へ主な行き方2つです。ミニバスとタクシーです。
ミニバス
ミニバスはマンダレー国際空港の到着エリアにあるバス会社を利用します。到着エリアに着くと色々なお店がありますが、まず「SHEW NAN SAN」と看板に書いてあるお店に行きます。
このバス会社に行ってマンダレー市内に行きたいことを言えばあとは全て手続きしてもらえます。このバス会社のいいところは、マンダレー市内のホテルや駅まで連れて行ってくれることです。
手続きの際にホテルはどこに泊まるか聞かれるのであらかじめ答えられるようにしておけばスムーズに手続きが進みます。ちなみに私はホテルを取っておらず、またバガンへ夜行列車で行きたかったためマンダレー駅に連れて行ってもらいました。
さて、最後に料金を払ってチケットを貰ったら手続きは完了です。お値段に関しては4000チャット(約300円)と非常に格安です。
受付のお姉さんが「出口を出てすぐのところにバスが待っているからそれに乗ってね」と上記のチケットを渡しながら言ってくれたのでそのとおりに従ったところ、確かに青いミニバスがありました。
バスの中に運転手がいなかったのでしばらく(10分くらい)バスの前で待機していると運転手がやってきてバスに乗るか尋ねてきました。YES、と答えチケットを見せるとバスに入れてくれ、人が集まるまでちょっと中で待っててと言われました。
最終的に30分くらい待って10人ほど揃ったときにバスは出発しました。
ちなみにミニバスの様子はこんな感じ。
エアコンも効いていてシートも柔らかく結構快適でした。が、道路の状態があまり良くなく、少々車酔いをしてしまいました。酔いやすい方はあらかじめ酔い止めなどを用意しておくと良いでしょう。
ミニバスは宿まで送ってくれると上記では言いましたが、一番最後になった人は大体一番最初に降りた人より1時間位余計に時間がかかります。急ぎの必要がある場合はバスではなくタクシーのほうが良いかもしれません。私の場合は初めの方に降してもらえたので、所要時間は大体1時間くらいでした。
タクシー
タクシーは空港のInformation Counterで手配するか空港の外でうろついているタクシーの運転手と値段交渉をするかのどちらかになります。Information Counterの手配料金がいくらするかわかりませんが、私が市内から空港に行く際にホテルでタクシーを手配したら12,000チャットだったので相場はそのあたりになると思います。
ミニバスの運転手を待っている際にタクシーの運転手がしつこくタクシーに乗らないかと言ってきて、最終的に10,000チャットでどうだとか言ってきたので値段交渉次第ではそのくらいの値段になるのかもしれませんね。
ただ、事前交渉した値段と違う値段を提示してくる運転手も多いので気をつけましょう。安全面を重視するのであればInformation Counterでタクシーを手配するべきでしょう。
マンダレー市内からマンダレー国際空港への行き方
市内から空港に行くときも主な移動手段はミニバスかタクシーになります。
ミニバス
ミニバスの主な予約方法は2つでホテルに手配してもらうか直接バス会社に行ってミニバスを予約する方法です。
一番のおすすめは宿にミニバスを手配してもらうやり方ですが、私が宿で予約をしようとしたところ、直接バス会社に行って予約をしてくれと言われました。宿によっては予約を受け付けてくれない可能性もあります。
そのためバス会社に行ってミニバスを予約しなければならない場合もあります。私がホテルで行くように言われたバス会社は、空港から市内へ来たときと同じバス会社である「SHEW NAN SAN」というバス会社です。
市内の中心にあり比較的行きやすい場所にあると思います。安く空港まで行きたい方は帰りもミニバスを使ってみましょう。
タクシー
私が市内から空港に行くときに利用した交通手段はタクシーです。タクシーは宿で予約をしてもらいました。
これは私の宿だけかもしれませんが前日に予約をしたら12,000チャット、当日に予約をしたら15,000チャットかかると言われました。上記でも述べましたがタクシーの相場はこれくらいだと思われます。
一方で市内から空港に行く際はあまり流しのタクシーはおすすめしません。タクシーがつかまりにくい上に、ボッタクリが多いという話です。
タクシーを利用する場合は宿であらかじめ予約しておくことをおすすめします。
マンダレー国際空港での両替事情
他の空港と同様に両替は両替所とキャッシングがあります。
両替所
まずは空港の両替所の紹介から。両替所は2箇所あるがレートが殆ど変わらなかったから私が利用した両替所を紹介します。
上記で紹介したバス会社の横にある両替所で「ZONE EXPRESS Money Exchange」といいます。レートに関してはマンダレー市内の両替所と比べるとあまり良くありませんが、そこまで悪くはありません。空港である程度両替しておいてもいいかもしれません。
注意しなければならないことはマンダレー国際空港では日本円での両替ができないという点です。
上記の両替所では米ドル、ユーロ、シンガポールドル、タイバーツのみしか両替ができませんでした。市内でも日本円で両替できる場所はあまりないのであらかじめ米ドルやユーロなどを準備しておく必要があります。
ミャンマーはピン札以外はほとんど両替できません。汚れている、破けている、折れているといったお札は両替を拒否されるということが多々あり、たとえ両替してもらえたとしてもかなりレートが悪くなるそうです。無用なトラブルを起こさないためにもあらかじめピン札を用意しておくべきでしょう。
キャッシング
ATMは到着エリアにも出発エリアにも設置されています。
キャッシングに関しては行っていないので手数料などはわかりませんが、VISA、MASTER、JCBといった大手ブランドは全てキャッシングできます。
JCBに関してはミャンマー、ましてやマンダレー国際空港ではほとんど使えないと聞いていたので、JCBユーザーにとっては嬉しい誤算でしょう。
ちなみにミャンマーのATMはカードが飲み込まれて出てこないというトラブルが多発しているそうなのでご注意を。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回の記事からもわかると思いますが、マンダレー国際空港は非常に小さな空港で国内線も国際線も同じターミナルで手続きを行います。
また、空港と市内をつなぐエアポートバスがあるわけでもなく自分で全て手配しなければなりません。私は正直ミャンマーで市内から空港の行き方を調べるのに一番苦労しました。ネットで調べても情報はほとんどないし、ホテルにミニバスの手配を頼んでも自分で手配しろとのこと。
最終的には上記に書いたようにタクシーを手配してもらいましたがやっぱりミニバスに比べると割高で少々悔しい気分です。
私が知りたかったことや、空港で苦労したこと、逆に空港でこれがあってよかったと思うようなものを中心に記事を書いたので、マンダレー国際空港に訪れる予定のある方は是非参考にしてみてくださいね。
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