こんばんは、ムスコです。
ベトナムの2大観光地は個人的にホイアンとフエという印象があります。確かにハノイとホーチミンもベトナムを代表する観光地ですが、やはり世界遺産という名は伊達ではありません(ハノイにもタンロン遺跡があるけど・・・。)
恐らく日本人にとってホイアンはベトナムの中で最も人気の観光地といっても過言ではないでしょう。それほど日本人が現地にいたうえ、魅力的な都市でもありました。
ただ、フエも魅力だけならホイアンに劣りません。非常に見どころのある観光スポットが点在しています。
その中でも個人的に必ず言ってほしいスポット5つを本日は紹介したいと思います。
トゥドゥック帝廟
一番初めに紹介するのはトゥドゥック帝廟です。
トゥドゥック帝廟は第4代トゥドゥック帝によって作られた帝廟です。どこか日本的な雰囲気を感じるとても広々とした素晴らしい場所です。
入ってすぐの場所にはとても美しいハスの池があります。
しばらく進むとトゥドゥック帝を祀るお寺と墓があります。ただし、皇帝の遺体はここには埋葬されていないそうです。
建物自体は正直あまり見応えがあるとは言えませんが、私はトゥドゥック帝廟の情緒ある雰囲気がとても大好きになりました。
市街から少々離れているということもあってあまり観光客もおらず、とてものびのびと過ごすことができます。
入場料 | 10万ドン(約500円) |
営業時間 | 7:00〜17:30 |
住所 | 17/69 Lê Ngô Cát, Thủy Xuân, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế |
ミンマン帝廟
次に紹介する場所も帝廟です。今回の帝廟は第2代ミンマン帝によって建てられました。
この帝廟も自然に囲まれたとてもゆったりとした場所にあります。
入り口から入って少し進んだところに人間や動物といった石像がたくさん並んでいます。
写真では片方しか見えませんが、石像は両サイドに並んでいます。
奥に進むにつれ立派な建物が次々と登場します。
自然と建物が一体化したその様子は一見の価値があります。とても美しく、自然が荘厳な建物を引き立てます。
最終的に蓮池を超えた場所にたどり着きます。ここにミンマン帝のお墓があるのですが、残念ながら中に入ることができませんでした。
ミンマン帝廟は中国式の構成でできている立派な建物ですが、ハス池を含めた自然との調和が個人的にかなり良いと思いました。郊外にあり少々行きにくいところですが、かなりオススメです。
入場料 | 10万ドン(約500円) |
営業時間 | 7:00〜17:30 |
住所 | QL49, Hương Thọ, Hương Trà, Thừa Thiên Huế |
カイディン帝廟
次に紹介するのも帝廟ですが、この帝廟は上記2つの帝廟とは一線を画します。
帝廟自体はかなり小さく20分もかからずに観光を終えることができますが、帝廟の中では一番豪華で観光客に最も人気のある帝廟と言っても過言ではありません。
西洋と東洋の建築が入り交じった外見をから内部の派手な装飾までのかなり豪華な造りが、人々を魅了します。ただし、カイディン帝はこのことからも分かるようにかなり贅沢が大好きな方だったそうで、国民からはあまり好かれていなかったみたいだが・・・。
それは置いといて、入り口の階段を登ってるとミンマン帝廟と同様に人間と動物の石像があります。
一番上まで登ると、ミンマン帝の遺体が安置されている建物があります。ちなみにミンマン帝が唯一、歴代皇帝の中で遺体の埋葬場所がわかっているそうです。
さて、中に入るとそこには煌びやかな世界が待っています。
装飾が非常に細かく本当に感動しました。見どころといったらこのぐらいしかありませんが、本当に行ってよかったと思いました。
ちなみに一番下の写真はカイディン帝の等身大の像みたいなのですが、この下にカイディン帝の遺体が埋葬されているそうです。
入場料 | 10万ドン |
営業時間 | 7:00〜17:30 |
住所 | Khải Định, Thủy Bằng, Hương Thủy, Thừa Thiên Huế 530000 |
ティエンムー寺
次に紹介するのはティエンムー寺。
このお寺は1601年に創られました。ティエンムー寺の名前の由来は、どこからともなくやって来た老婆が「この地に支配者が現れ寺を建てるだろう」と予言し、その老婆を天女とみなしたことから天姥寺、ティエンムー寺と名付けられたそうです。
ちなみにこの仏塔はトゥニャン(慈悲)塔と言うそうですが、ティエンムー寺の魅力はここだけではありません。奥に行くと、日本を連想させるような庭園が待っています。
また、ティエンムー寺の向かい側には広大な川が広がっています。
なんと言いますか、言葉に言い表せないほど壮大だなという印象でした。
入場料 | 無料 |
営業時間 | 7:00〜11:00 / 13:30〜18:00 |
住所 | Hương Hòa, Thành phố Huế, Hương Hòa Thành phố Huế Thừa Thiên Huế 532761 |
グエン朝王宮
最後に紹介するのはグエン朝王宮。
グエン朝王宮は、1802年〜1945年にかけて13代続いたグエン朝の王宮で周囲2km以上にも及ぶ広大な広さを持つ王宮です。フエに行く人は必ずと言ってもいいほど訪れる場所です。
あまりにも広大なので、全ての場所をきちんと回ろうとすると最低でも2時間は最低でもかかるような想像以上に広い敷地となっています。
グエン朝王宮の建物は個人的には中国を彷彿させるような建物です。
実際に王宮門(別名午門)は紫禁城をモデルにして作られた門だそうです。
また、グエン朝王宮の周りには堀が掘られています。上の王宮門の手前に写っているのがそれですね。
さらに、王宮の目の前にはフラッグ・タワーと呼ばれる旗塔があります。
たくさんの外国人が、フラッグ・タワーを背にして写真を撮っていました。フラッグタワーは、非常に遠くからでも望むことができる建物でもあるので、ある意味グエン朝王宮のシンボルになっているのかもしれませんね。
グエン朝王宮は他のフエの観光スポットとは異なり、新市街地からも非常に訪れやすい場所に位置するのでフエに来たら必ず訪れてみてください。
入場料 | 15万ドン(約750円) |
営業時間 | 7:00〜18:00 |
住所 | Trung Tam Bao Ton Di Tich Co Do, Hue |
おまけ:安定宮
最後におまけとして安定宮をご紹介したいと思います。
安定宮はカイディン帝の離宮として建てられてた建物です。カイディン帝のあとは息子であるバオダイ帝がこの建物を譲り受けました。
建物は西洋風の建物となっており、建物の中には当時使われていたものが展示されていたり、当時の写真が展示されていたりします。
残念ながら内部は写真が厳禁ということで写真はありませんが、内部は黄金の装飾からなっており、非常に豪華な造りとなってます。
他の観光スポットに比べるとかなりこじんまりとしているためか、観光客はほとんどいませんが、非常に見応えのある場所です。フエの新市街にあるということもあり、個人的にはフエ1番の穴場スポットだと思います。
入場料 | 2万ドン(約100円) |
営業時間 | 7:00〜17:00 |
住所 | 179 Phan Đình Phùng, Phú Nhuận, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế |
それぞれのスポットの回り方
フエは意外とそれぞれの観光スポットが離れているので徒歩で全ての場所を回ることは不可能です。
個人的に一番オススメする方法はバイクタクシー、またはタクシーをチャーターすること。相場はわかりませんが、私は2日チャーターして40万ドン(約2000円)でした。おそらくこれぐらいが相場になると思います。やはりバイクタクシーが一番気楽です。
そしてもう一つの交通手段は自転車です。しかしながら、こちらはあまりオススメしていません。フエは非常に気温が高く、さらに市街地から帝廟まで大体10km近くあるためその距離を漕ぐのはかなりきついと思います。ただし、何人かの欧米人は自転車で来ていましたね。あっぱれです。
むしろ自転車よりはレンタルバイクをオススメします。大体10万ドン(約500円)前後でレンタルできるのでかなり節約できます。その上、バイク大国ベトナムにしてはフエはバイクの交通量がかなり少ないので運転もしやすいと思います。
ちなみに帝廟近くには多くの売店があり、「Free Bike」と書かれた駐輪場もあるので駐車に困ることはありません。代わりに売店で何か買わされるかもしれませんが・・・。
一応ツアーもあるらしいので、ツアーに参加するのも一つの手段かもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フエは個人的にベトナムで一番好きな年です。今回のベトナム旅行ではホーチミン、ニャチャン、ホイアン、フエ、ハノイをまわったのですが、一番落ち着きがあっていい雰囲気だったのがフエだったからです。
地元の定食屋さんではほとんど英語が通じませんでしたが、何か一生懸命説明してくれるその姿に、ベトナムで騙されまくったムスコの心に唯一安らぎを感じたのもフエが好きになった理由の一つかもしれません。
世界遺産だけでなく、フエという街すべてがとても素敵な場所ですので是非訪れてみてくださいね。
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