こんばんは、ムスコです。
ベトナムでは夜行バスなど駆使してホーチミンからハノイまでの北上をしたのですが、本日紹介するフエーハノイ間はベトナム最後の夜行バスでした。
フエといえば、グエン朝というベトナム最後の王朝が置かれたとして有名で、現在は「フエの建造物群」として世界遺産に登録されていますね。
フエからハノイの間は、「これだ!」と思うような観光地がないように感じられます。実際に私も行きたいと思った観光地がなかったのでフエからハノイまで直接行きました。
ということは実際にフエからハノイまでバスで行く方は意外と多いように思えます。
というわけでフエーハノイ間の乗車録を紹介したいと思います。ちなみに使用したバス会社はハン・カフェです。
ハン・カフェの予約
ハン・カフェの予約方法は主に二つあります。ハン・カフェのオフィスで直接予約をする方法と12 Go Asiaという予約サイトを経由してバスを予約する方法です。
ちなみに現地のオフィスで予約をした方がネットで予約するよりも安く予約することができますが、一方で満席になっている可能性もあります。
実際にシン・ツーリストで当日予約をしようとしたニャチャンでは満席ということで予約できなかったので、今回は予めオンラインで予約をすることにしました(フエーハノイ間のシン・ツーリストの予約は4日前には既に売り切れ)。
詳しい予約方法は後日他の記事にまとめますのでそちらをご参照ください。
さて、予約は無事に完了し、お値段は280,000ドン(約1,400円)でした。
出発当日
ピックアップの時間は17時30分だったのですが、荷物を預かってもらうために、12時くらいにオフィスに行きました。
もちろん荷物は預かってくれ、またバウチャーを見せたら何書かれた紙を一枚もらいました。ピックアップ時間の30分前にはオフィスに戻ってくるように言われ、私はフエ観光に向かいました。
さて、5時になったのでオフィスに戻りバスを待っていると、一台のミニバンがオフィスの前に止まりました。なんでもそのミニバンでバスまで連れて行ってくれるとのことです。
オフィスで待機していた人は10人ほどで、私を含め全員外国人でした。ミニバンは既に何人か乗っていたためかなりぎゅうぎゅうで10人も乗車できるのかなと思っていたのですが、私がミニバンに乗ろうとした時はかろうじて一人座れる程度の隙間があったので安心していました。
が、ミニバンに乗ろうとしたところちょっと待ってと言われた。私以外にもう一人女性が外で待っていたのですが、その人を先に乗せて欲しいと言われました。
もちろんレディーファースト?というわけで順番を譲ったのですが、私の席が完全になくなってしまいました。
係りの人にどこに座ればいいのか聞くと入り口付近のほんの少しひらけたスペースに座るように言われました。そのスペースは推定40㎠ほどしかない本当に少ししかひらけていないスペース。
ほんの10分くらいの移動だったとはいえひどい格好(地面に座れないのはもちろん、荷物もあったため腰を痛めるような格好)での移動を強いらされました。後ろにいた欧米系のお姉さんが後ろから私を倒れないように支えてくれたのが唯一感じられた心地よさでしたね。
この時点でかなり疲れていたのですが、この後もっと苦痛な移動をしいらされるとは夢にも思っていませんでした。
さて、バスの待機場所に到着し、ハン・カフェのバスに乗り換えるまではよかったのですが、自分の席に誰かが座っています。
そのことを係員に聞こうとしたのですが後にしろと言われます。最終的に全員が乗り終わった後にそのことを聞くと・・・なんとフリーシートとのこと。
もちろんバウチャーには席番号が書いてあります。
初めから言ってくれよー、と思いながら仕方がないので空いている席を探します。そして見つけた席が・・・
・・・あまりにも酷すぎる。確かにこの席が一番最後に埋まる席だわ。左右に人がいるこの狭いスペースに12時間と考えると恐ろしくてしょうがなかったです。
というか初めからフリーシートって知ってたらもっといい席に座れたのに。本当に最悪でした。
しかも実際に座ってみて分かりましたが、3席連になったここだけエアコンが壊れていました。本当にこの席だけ。
こんな狭いスペースに3人ガタイのいい男たちが肉団子状態になっているのにエアコンがないのは生き地獄すぎる。本当に辛かったです。
ちなみに出発から2時間くらい経ったところで夕食兼トイレ休憩がありました。私の場合バスの中より外の方が涼しいという、エアコンが効きすぎるベトナムの夜行バスらしからぬ貴重な体験ができました・・・。
バスの乗り心地
ハン・カフェの車内の様子はこちら。
私が座った席が特別な席だっただけで、他の席はいたって普通。他の夜行バスとほとんど何も変わりません。
次に機内設備について紹介します。
お水の配布はありませんでしたが、枕とブランケットがどの席にも常備されています。また基本的にどの席も空調が効いています。
また、他の深夜バス同様、トイレも設備されていました。
ハン・カフェはいたって普通の夜行バスでした・・・特別席を除いて。
ちなみに3時くらいに一人降車したのでその席に飛び移りました。上記で紹介した通り、ハン・カフェの席はいたって普通なのですが、今までの席が酷すぎたせいか、新しい席はVIPバスに負けないほど心地よく感じましたね。
また、ハノイ到着予定時刻は7時30分だったのですが、実際に到着したのは5時30分でした。
最終評価
私としてはハン・カフェは正直最低な評価を下したいと思うほど、ピックアップバスの時からひどい扱いを受けましたが、ハン・カフェというバス会社を冷静な目で見ると普通に良いバス会社です。
外国人向けのバス会社ということもあり、オフィスで英語が通じるし、観光している間はオフィスに荷物を置かしてもらえたりと、高評価の点もあります。
そして乗り心地に関しても、ハズレの席にならなければ普通のスリーパー用のバスです。
今回私はハズレを引いてしまいましたが、基本このようなことはほとんどないと思えます。ハン・カフェは普通にオススメできるバス会社です。
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