こんばんは、オヤジです。
深圳宝安国際空港から市内中心部へは、地下鉄、エアポートバス、タクシー、ライドシェアサービス、チャーター車など、さまざまな移動手段を利用できます。
本記事では、それぞれの交通手段の特徴、料金、所要時間、乗り場などを詳しく解説し、深圳市内へスムーズに移動するための情報をお届けします。
深圳宝安国際空港 GTC
深圳宝安国際空港は非常に大きな空港ですが、ターミナルビルは一つだけで、国内線と国際線の両方が同じ建物を利用しています。

また、非常に機能的な空港で、ほとんどの市内への交通機関は、ターミナル2階の「GTC(Ground Transportation Center, 地面交通中心)」に集約されており、初めての利用でも迷う心配はありません。
深圳宝安国際空港の詳細については別記事でまとめていますので、ぜひご参照ください。
地下鉄(地铁)
地下鉄は、深圳宝安国際空港から市内中心部へ移動する最も便利でコストパフォーマンスの高い移動手段です。渋滞の影響を受けず、時間通りに移動できるため、安心して利用できます。
空港から利用できる地下鉄路線は11号線(空港線)です。
空港駅から市内中心部の福田駅までは、所要時間約35分です。

途中、后海、前海湾、南山などの主要エリアにも停車するため、これらの地域へのアクセスに非常に便利です。
料金は2元から10元程度と格安です。
空港駅は始発ではないため、時間帯によっては混雑しており座れない場合もあります。空港線にはビジネス車両が2両用意されていますので、荷物の多い時や座りたい時などには利用を検討してください。料金は通常料金の3倍です。

地下鉄乗り場へは、GTCから地下1階に降りる必要があります。地下1階に降りると目の前が乗り場になっています。
飛行機で空港に到着した場合は、GTCには行かず、「深圳地鉄」と書かれた看板に従い一つ下の階に降りると乗り場があります。
切符の購入は、券売機(現金、Alipay、WeChat Pay対応)、または有人カウンターで可能です。また、改札でQRコードを使ったモバイル決済(AlipayまたはWeChat Pay)も可能です。

AlipayやWechat Payは中国旅行で必須のアプリですので、個人的にはモバイル決済を利用することをおすすめします。
地下鉄の乗り方
深圳に限らず中国の地下鉄では改札に行く前に必ず手荷物検査を受ける必要があります。
手荷物検査に際に水を持っていると係員に声を掛けられますので、その際は荷物から水を取り出し、係員に渡してください。機械で確認後戻されましたら、そのまま改札にお進みください。

改札ではQRコードは上の写真のQRコードエリアでスキャンしてください。切符の場合、コイン型のトークンですので、改札上部にタッチしてください。
降りるときはQRコードは乗車時と同様、切符の場合はトークンの投入口がありますので、そちらに入れてください。
エアポートバス(机场巴士)
エアポートバスは、座ってゆったり移動したい方にとって魅力的な選択肢です。

乗り場は、GTCの17番ゲートにあり、チケットカウンターも隣接しています。「330」と書かれた車体が目印です。
運行間隔は約30分で、深セン市内各地へ複数の路線が運行しています。主な路線と停車駅は以下の通りです。
- A1路線(深南大道沿い):空港 ⇒ 深航大厦(車公廟) ⇒ 投資大厦(福田) ⇒ 華聨大厦(科学館) ⇒ 羅湖駅西広場
- A2路線:空港 ⇒ 深圳北駅方面
- その他、龍崗、坪山方面などの路線もあります。
料金は路線によって異なりますが、25元から35元程度です。チケットは、チケットカウンターで購入でき、バーコードを自動ゲートのセンサーにかざして乗車します。
空港から福田までは約60分ほどの所要時間です。
最も安い移動手段を求めるなら、路線バスも利用可能です。ただし、所要時間は他の手段よりも長くなる傾向があるのと、中国でのバスの乗車に慣れていない場合は難易度が高いのでおすすめはしません。
タクシー(出租车)
タクシーは、荷物が多い場合や深夜・早朝に到着した場合など、24時間いつでも利用できる便利な移動手段です。

乗り場は、GTCの2階13番ゲートの外にあります。青色の車体が正規のタクシーです。白タクの客引きには注意し、必ず正規の乗り場から乗車しましょう。
料金はメーター制で、走行距離や時間帯(深夜は割増料金)によって変動します。空港から市内中心部までは、場所によりますが、昼間は約130元から180元程度を目安にしておくと良いでしょう。
高速道路を利用した場合は、別途高速料金が加算されます。
高速道路を利用した場合、空港から福田までは約40分ほどです。
ドライバーはほぼ英語が通じませんので、乗車時には、地図アプリやメモなどを見せて、目的地を明確に伝えてください。
支払いはQR決済か現金ですが、現金の場合お釣りがもらえないことがありますので、小額紙幣も用意しておいてください。
DiDi(ライドシェア)
中国ではライドシェアアプリの利用が一般的で、深圳宝安国際空港でも利用可能です。
いくつかあるライドシェアサービスのうちおすすめはAlipayアプリで利用できるDiDi(滴滴出行)です。利用方法は下記の記事をご参照ください。
ライドシェアの乗り場は、GTCの15番ゲートの外にあります。「E-Hailing Pick Up Area」という文字を目印にしてください。
配車アプリを利用すれば、目的地を事前に設定でき、料金も概算で確認できるため、言葉の不安や料金トラブルを避けることができます。Alipayアプリから利用した場合は、Alipayに紐づけられているクレジットカードから後日引き落とされますので、支払いの心配もありません。
深圳宝安国際空港でのライドシェアは、会社ごとに乗車位置が決まっているため、予約後ドライバーに乗車番号をメッセージで伝える必要がある場合もありますのでご注意ください。
チャーター車
公共交通機関やタクシー、Didiの利用が不安な方は、ホテルや旅行会社の提供するチャーター車によるプライベート送迎サービスが最適です。
中でもおすすめは、Trip.comのチャーター車サービスです。事前に日本語でオンラインで予約できますし、タクシーよりは高めですが、ホテルの送迎サービスと比べるとかなりリーズナブルです。
私は普段はkkdayをよく利用するのですが、中国関連の予約はTrip.comが種類も多く、価格も安いのでおすすめです。
Trip.comのウェブサイトやアプリで、フライト情報、目的地、利用人数を入力するだけで、複数のプランが提示されます。
支払いは予約時に済ませますが、多くの場合、前日までなら無料キャンセルが可能であるため、急な予定変更にも柔軟に対応できます。
まとめ
深圳宝安国際空港から市内へのアクセス手段は、地下鉄、エアポートバス、タクシー、ライドシェア、チャーター車など多岐にわたります。
所要時間や料金、利便性は手段によって異なるため、旅のスタイルや予算に応じて、最適な方法を選びましょう。
本記事が、快適な深圳滞在の第一歩として、スムーズな移動の参考になれば幸いです。
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