深圳宝安国際空港を徹底解説!入国・出国・乗り継ぎの流れと空港施設

深圳国際空港 中国
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こんばんは、オヤジです。

年末年始の深圳・マラッカ旅行で利用した深圳宝安国際空港は、その近代的で洗練されたデザインが非常に印象的でした。

今回は、そんな深圳宝安国際空港について、その概要から入出国・乗り継ぎの流れ、そして施設やサービスまでを詳しく解説します。

深圳宝安国際空港について

深圳宝安国際空港は、1991年10月に開港した、中国南部の3大空港に数えられる国際空港です。

英語名はShenzhen Baoan International Airport 、中国語では深圳宝安国际机场と表記し、空港コードはSZXです。

香港やマカオにも近く、海路、陸路、空路、鉄道が一体となった交通の要衝に位置しています。

2013年11月には、緑化、省エネ、機能性を融合した美しい新ターミナルが開業し、「世界で最も美しい空港トップ10」の第1位に何度も選ばれるなど、そのデザイン性の高さも注目されています

新ターミナルの外観デザインはイタリアの建築家マッシミリアーノ・フクサス氏が手がけ、内部は六角形のモチーフを多用した斬新な設計が特徴です。構造設計はドイツのニッパーズ・ヘルビッグが担当しました。

深圳宝安国際空港は、中国国内125都市、世界10ヶ国を結ぶ航空便が発着しており、日本からは成田、羽田、関西国際空港から全日空(ANA)、深圳航空、中国国際航空などが直行便を運航しています。

中国南部における重要な航空ハブとして、国内外のビジネス客や観光客の利用が年々増加しており、今後の利用増に対応するため、拡張工事も進められています。

入出国及び乗り継ぎの流れ

深圳宝安国際空港での入出国手続きの流れについて解説します。

入国の流れ

入国の流れは中国だからといって特別な手続きはありません。

飛行機から降機後、「China Custom」か「Baggage Claim」という表示に従って進みます。

国際線到着ロビーは2階にありますがイミグレーションは1階ですので、エスカレーター等でひとつ下の階に降ります。

途中に外国人向け指紋採取機がありますが、誰も利用していませんでした。指紋はイミグレーションでも採取されますので、そのまま素通りしても問題ありませんでした。

しばらく進むと「China Immigration」という案内が見えてきますので、そちらに進むと入国審査場があります。

入国カードを記載していない場合は、イミグレーションの手前にカードが配置されていますので、必ずご記入ください。

入国カードの記入方法

入国カードは両面記入する必要があります。また、写真はありませんが、左半分に注意事項が書かれています。

【表面】

Surname名字
Given names名前
Sex性別
Nationality国籍日本人の場合はJapan
Date of Birth誕生日YYYY/MM/DDで記入
記入例)1982/05/14
Chinese Name中国語姓名ブランクでOK
Passport No.パスポート番号
Visa No.ビザ番号ビザ無し入国の場合は、
Visa-Free欄にチェック
Arrival Flight No./
Train No./
Vessel Name
到着の航空機便名/
電車番号/
船名
航空機の便名:ZH652
電車の便名
フェリー名・番号
Personal phone No.電話番号日本の電話番号でOK
+81を頭につけ、頭の0をとる
例)+81 9012345678
Cities Intended to visit
in China
中国で訪問する市Beijing, Shanghai, Shenzhenなど
Purpose of this trip旅行の目的観光の場合はTourismにチェック
Detailed address or
hotel name while in China
中国滞在中の住所もしくはホテル名ホテルの場合は名前だけでOK
City都市滞在するホテル、住所などの都市

【裏面】

Have you booked the ticket for you departure?・・・復路のチケットは予約しているか。Yesの場合は、下の欄に出発日と便名を記入
Do you have any reception unit or contacts in China?・・・中国国内での受入先と連絡先はありますか?Yesの場合は、下の欄に名前と連絡先を記入
Which countries and regions have you ever been to in the past two years?過去2年間に訪問した国、地域多くの国を訪問している場合も、全部を記入する必要はありません。
Signature署名パスポートと同じ署名

入国審査では、指紋の採取と写真撮影が行われ、訪問の目的といつ中国を出発するのかという2点を質問されました。

指紋採取と写真撮影は日本語でガイダンスが流れます。

入国後は手荷物を受け取り、税関申告がなければ「Nothing to Declare」のレーンから到着ロビーにでます。

到着ロビーに出た後は、そのまま緩やかなスロープを登ると2階に出ます。

2階にはレストランやショップがあり、タクシーやバス乗場に通じています。B1階の地下鉄への連絡通路もあります。

出国の流れ

深圳宝安国際空港のターミナルビルはひとつです。空港に入るために荷物検査があります。

チェックインカウンターは4階です。

国際線を利用する場合、チェックイン後は一つ下のフロアに降り、手荷物検査を受けます。その後出国審査です。

出国審査ではパスポートと航空券の提示のみで、特に質問もなくスムーズに終了しました。

出国検査後再度パスポートとチケットの確認があり手荷物検査を再度受け、非制限エリアに出ることができます。

手荷物検査の回数が多いですが、それ以外は通常の出国手続きと同様です。

深圳宝安国際空港は国内線のほうが圧倒的に発着便が多いので、国際線は比較的空いており手続きはスムーズです。

乗り継ぎの流れ

到着しましたら「Transfer」のサインに従って進んでください。

途中で「Int'l & HK / Macau / Taiwan Transfer」という案内がありますので、そちらに進みます。

香港やマカオは中国ですが別パスポート、台湾も中国の一部だとみなしているので、このような表記になっており、Int'lが目立たないので初めての場合は、ちょっと分かりづらいかもしれません。

乗り継ぎカウンターではパスポートと次の便の搭乗券のチェックがあり、その後手荷物検査を受けます。

検査終了後はエレベーターで一つ上の出発フロアに移動します。

乗り継ぎ手続きは非常にスムーズでしたが、スタッフが一人しかおらずトランスファーカウンター到着から出発ロビーまで、約15分かかりました。

空港施設とサービス

深圳宝安国際空港には、旅行者を快適にサポートするための様々な施設とサービスが用意されています。

両替所・ATM

中国ではWeChat Pay(微信支付)やAlipay(支付宝)といったキャッシュレス決済が広く普及していることと、以前中国に行ったときの残りが300元ほどありましたので、今回は両替所もATMも利用しませんでした。

両替所は空港内に数カ所あります。詳細は深圳宝安国際空港のオフィシャルサイトをご覧ください。

ATMは到着フロアにはなく、4階のチェックインフロアにあります。

中国ではキャッシュレス化が進んでおり、市内でも両替できる場所があまり多くありませんので、現金が必要な場合は空港で元に替えておくことをおすすめします。

フリーWi-Fi

空港内では無料のWi-Fiが利用できます。接続方法は、「AIRPORT-FREE-WIFI」を選択後、SMSかWechatでの認証、もしくはパスワードを発行する機械がありますので、搭乗券とパスポートで利用できます。

Fast.comに接続できないため実際の速度は不明ですがかなり早かったです。

ただし、中国ではインターネット規制により、LINEやGmail、Google検索、Instagram、Facebookなどの一部アプリやサービスが利用できません。また、空港のWi-Fiの場合は、VPNの利用も制限されています。

SIMカード

深圳宝安国際空港ではSIMカード売場は見つけることができませんでした。いずれにせよ、中国のSIMカードは、インターネット規制に引っかかりますのでおすすめしません。

kkdayなどで中国でもLINEやGoogleが使えるローミングタイプのeSIMをあらかじめ購入されることをおすすめします。

ショップ・コンビニ

深圳宝安国際空港には、ディオール、バーバリー、カルティエなどのラグジュアリーブランドショップをはじめ、中国ブランドのファーウェイやシャオミなどの高機能電子機器店、書店、お土産店など、多彩なショップが並んでいます

免税店もあります。ただし、グローバルブランドや日本のブランドは日本で購入したほうが安いので、中国限定の商品や中国でしか買えないお菓子や特産品、中国ブランドの商品を購入されるのが良いのではないでしょうか。

また、空港内にはセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニエンスストアがあり、24時間営業の店舗もあります。日本のコンビニと同様に、飲料、軽食、日用品などが購入できるため、非常に便利です。中国ならではのお菓子はお土産にも最適です。

空港内のショップの詳細は下記のオフィシャルサイトをご覧ください。

カフェ・レストラン

ターミナルの各階には、カフェ、ファストフード、レストランなど、様々な飲食店が揃っています。

5階のレストランフロアには、マクドナルドやKFCなどの定番ファストフードから、中華料理、パン屋などがあり、気軽に食事を楽しめます。

2階にあるマクドナルドとバーガーキングは24時間営業のため、早朝便や深夜便の利用者も安心です。

出国審査後はレストランの数がそこまで多くありませんので、時間があれば出国前に非制限エリアで食事を取られるのが良いと思います。

レストランやカフェの詳細は下記の公式サイトをご覧ください。

まとめ

深圳宝安国際空港は、洗練されたデザインと充実した設備が整い、スムーズな入出国や乗り継ぎが可能な利便性の高い空港です。

中国特有のインターネット規制など注意点はありますが、事前準備をすれば快適に利用できます。旅行や出張で深圳を訪れる際に本記事が参考になれば幸いです。

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