こんばんは、オヤジです。
今回は、ルアンパバーン観光のハイライトともいえる「クアンシーの滝」をご紹介します。
クアンシーの滝のエメラルドグリーンの水が幾重にも重なりながら流れ落ちる光景は、まさに自然が生み出した芸術作品。ラオスの古都ルアンパバーンから南へ約30kmに位置し、多くの旅行者を魅了し続けています。
クアンシーの滝について
ルアンパバーンの町中心地から約30㎞に位置するクアンシーの滝は、緑豊かな森林に囲まれたラオスを代表する観光名所です。
その最大の見どころは、園内最奥にある大滝と石灰岩が生み出す美しい滝つぼ。乾季には滝つぼでの水遊びも楽しめます。
季節による魅力の変化
クアンシーの滝は一年中訪問可能ですが、季節によって異なる表情を見せてくれます。
- 乾季(11月~5月)
水量が少なくなるものの、滝つぼのエメラルドグリーンがひときわ美しく際立ちます。透明度が高いため、澄んだ水の中を泳ぐ魚の姿を観察することもできます。静かで幻想的な雰囲気が広がり、落ち着いた時間を過ごしたい方におすすめのシーズンです。Swimming Areaでは泳ぐこともできます。 - 雨季(6月~10月)
水量が増し、大滝は霧をまとったような迫力ある姿へと変化します。滝の色も深い青や緑に変わり、よりダイナミックな自然の力を感じられます。ただし、流れが速くなるため、遊泳禁止となることもあるので注意が必要です。
遊泳の際は下記を遵守してください。
- 「Swimming Area」の看板がある指定エリアをご利用ください。足元が滑りやすいため、十分ご注意ください。
- ラオスではビキニの着用は控えるのが一般的です。遊泳時は、Tシャツや短パンなど肌の露出を抑えた服装をおすすめします。
- 着替えの際は園内の脱衣所をご利用いただけます。ただし、シャワーやロッカーの設備はありませんので、貴重品の管理には十分ご注意ください。
ロケーションとアクセス方法
ルアンパバーンからは、トゥクトゥクやミニバンでアクセスできます。所要時間は約45分です。
トゥクトゥク
トゥクトゥクを貸し切る場合は、プライベートな旅を楽しみたい方におすすめです。
料金は交渉制で、往復の目安は約250,000キープ(約1,750円)程度。入園料は別途必要です。市内のツーリストインフォメーションセンターやJOMAカフェ前で待機しているドライバーと交渉できます。
乗り合いミニバン
乗り合いのミニバンを利用すれば、少人数でもリーズナブルに移動できます。宿泊先のホテルやゲストハウスまで迎えに来てもらえるため、手間がかかりません。
- 出発時間:11:30発、13:30発
- 料金:約60,000 キープ(約420円)/人(往復交通費+現地で2~3時間の自由時間付き)
※入園料は別途必要です。 - 申込み方法:当日の朝までに町中の旅行代理店やホテルで予約可能
ツアー
kkdayなどのオンライントラベルエージェント(OTA)経由でオプションツアーを利用することもできます。
クアンシーの滝だけでしたら、半日のツアーになりますが、メコン川クルーズや象乗り体験などと組み合わせたツアーもあります。
私は、午前中クアンシーの滝、午後メコン川サンセットクルーズというツアーをkkdayで予約しました。
開園情報と地図
- インフォメーション
- 地図
営業時間 | 8:00~17:30 |
入園料 | 60,000キープ(約420円) |
所要時間 | 3時間程度 |
駐車場からクアンシーの滝への行き方
車やトゥクトゥクで行けるのはクアンシーの滝の麓にある駐車場までです。
駐車場の横には多くのお店があり、フルーツやドリンク、衣類などのお土産も販売しています。ツアー以外で訪れる際にはチケットを購入してください。
クアンシーの滝の近くまで無料のカートで送迎してもらえます。
クアンシーの滝の入口は広場になっており、多くのお店やレストランがあります。
帰りに、広場のレストランでスムージーをいただきました。その味はこれまで飲んだ中で一番美味しかったです!料金も1杯15,000キープ(約105円)と格安です。
カートは広場にも待機していますので、帰りはドライバーに声を掛ければ駐車場まで乗せてもらえます。
広場の右奥にクアンシーの滝への入口があります。右側から入ります。
クアンシーの滝の楽しみ方
敷地内の見どころとしては、クアンシーの滝をはじめ、展望台「ザ・ビュー」、アジアンブラックベアの保護区、熱帯雨林の遊歩道などがあります。
ツアーや乗り合いミニバンで訪れると滞在時間が限られるため、まずはメインの滝へ直行し(上の地図の赤い矢印のルート)、その後遊歩道を散策しながら滝つぼへ向かい、スイミングスポットで水遊びを楽しんだ後に熊の保護区を訪れるルートがおすすめです。
逆のルートをとると、メインの滝での滞在時間が短くなる可能性があるので注意しましょう。
雨季のクアンシーの滝
クアンシーの滝といえば、下記の写真のようにエメラルドグリーンの非常にきれいな透明な滝を思い浮かべると思います。
しかし、雨季のクアンシーの滝は全く別の表情を持っていました。
水量が増し、滝の勢いは想像以上にダイナミック。水の色もやや濁った緑色に変化し、流れも速いため、遊泳エリアも閉鎖されていました。
メインの滝の迫力には圧倒されました。想像していたものとは全く違いましたが、これはこれで魅力的でした。
水しぶきがすごいので、タオルか大きめのハンカチを持参されることをおすすめします。
展望台
滝の奥には「ザ・ビュー(The View)」という展望台があります。
ザ・ビューに行くためには542段の階段を登る必要があり結構ハードです。それにしてもクアズイモの葉っぱが大きすぎます。
展望台は別料金(30,000キープ、約210円)になっています。
展望台にはカフェが併設されており、その奥には少しスリルのある絶景スポットがあります。ラオスの大自然を一望できるので、時間があればぜひ訪れてみてください。
豊かな熱帯の森
滝と並行している遊歩道は、熱帯雨林の中を通り抜けていきます。
うっそうと茂る木々の間から差し込む木漏れ日、色とりどりの蝶が舞う様子、そして野鳥のさえずりは、まるで自然の交響曲のよう。
遊歩道沿いには、ラオスの固有種を含む様々な植物が生育しており、熱帯特有の生態系を観察することができます。
アジアンブラックベアの保護区
クアンシーの滝エリアには、アジアンブラックベアの保護施設が併設されています。
密猟や違法取引から救出されたクマたちが、ここで保護されています。
施設では、クマたちの生態や保護活動について学ぶことができ、野生動物保護の重要性を考えるきっかけとなっています。
おわりに
クアンシーの滝は、ラオスの雄大な自然が織りなす、まさに絶景の宝庫です。エメラルドグリーンに輝く滝つぼ、生命力あふれる熱帯の森、そして野生動物が共存するこの空間は、訪れる人々の心に深く刻まれることでしょう。
ルアンパバーンの歴史ある文化遺産とあわせて、この美しき自然の楽園を訪れ、その魅力を堪能してみてください。
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